竹内夢 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「竹内夢」

2026/05/29

「“私はミュージカルがやりたいんだー!”ってずーっと言い続けました。今は言霊って本当にある気がします」

竹内夢

 2026年8月に上演される東宝ミュージカル『ゴースト』のヒロイン・モリー役に、26歳の新進女優・竹内夢が抜擢された。15歳で北海道から上京し、数多くの2.5次元ミュージカル、NHK Eテレ『おとうさんといっしょ』うたのおねえさんとして活躍し、ついに念願のグランドミュージカル出演を掴んだ。そんな彼女に、本作のオーディション、演じる役柄、見どころに加え、自身がミュージカル・演技の世界に足を踏み入れたきっかけ、夢を掴むために大事にしていることについて聞いた。

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竹内夢

――念願の東宝ミュージカル『GHOST』ヒロイン・モリー役での出演決定、おめでとうございます。

「オーディションのチャンスが欲しいと10年間ずっと思い続けてきたので、やっとここまで行き着くことができたというのが、まずは嬉しかったです。でも、オーディションを受ける時点では、合格したら番組のレギュラーを辞めなければいけないかもしれなかったので、相当な覚悟が必要でした。それでもチャンスを掴みたいという気持ちでチャレンジした夢だったんです」

――実際に受けたオーディションはいかがでしたか?

「多くの制作スタッフさんがいるスタジオに行って、課題曲を歌唱しました。クラシカルやポピュラーの要素など、様々なテイストが必要な難しい曲で、猛練習して臨んだのですが、個人的には全然歌えたものではなくて、“落ちたな”と思っていました」

――手応えは感じなかった?

「歌唱指導の方が、結構ディスカッションしながら、軽くボイストレーニングのようなことをしてくださったんです。その時に、これまでとフェーズの違う手法をいろいろと教えていただいて、歌いやすくなりましたし、ディスカッションの中で少しコツを掴んだのですが、30分程度の時間だったので、思うようにはできなかったという印象でした」

――審査の過程で引き出される部分もあったんですね。

「今までやってたポップスとは違うポジションの歌い方や、“人生”を歌うときには口を閉じずに縦に開くとか…クラシカルの基礎的な技術を少し教えていただいて、それを踏まえて歌いました」

――一方でオーディションが進むにつれて、愛情のある番組を辞めることになるかもしれないという葛藤もあったという。

「『GHOST』のオーディションが決まってから、受かっても落ちても、今の私の心は忘れないようにしようと思って、毎日日記をつけていました。現在、『GHOST』の英語の歌詞を翻訳する作業をしているんですが、ノートを新しくするときに、以前のノートを見返したんです。その時の私の、受かりたい気持ちと番組が大切な気持ちのせめぎ合いが毎日毎日書かれていて…。結果的に、今は多くの方が協力してくださって、舞台も番組もどちらも並行して続けられることになったのですが、その頃は強い覚悟を持ちながらも、自分で決めた覚悟に対して揺れ動くという、すごくセンシティブな時期でした。しかも別の舞台公演もすぐに始まる、という色々なことがてんやわんやで起きて、感情が整理しにくい時期だったので、すごく日記に拍車がかかっていました」

竹内夢

――その時のリアルな気持ちが綴られているんですね。

「人間ってしんどいことや悩んだことがあっても忘れていくじゃないですか。だからその時の、リアルな感情が荒ぶった文字で綴られているのを見ると、“よく頑張ったな”って思い起こせます。日記のページに『受かったよー』って大きく書いてあったりして(笑)。こんな経験自体、その葛藤を含めて今後味わうことはないと思うから、自分にとっての一つの財産であり、糧になります」

――オーディションを経て、出演が決まったときには何を思いました?

「『おかあさんといっしょ』のさいたまスーパーアリーナのライブのゲネプロの前に教えていただいて、とんでもなく嬉しかったんですけど、いろんなことを考えました。いろんな人の顔が浮かびましたし、いろんな経験を思い出しました。グランドミュージカルをやりたいとずっと思い続けてきた人生を思い返したり、番組はどうなるんだろうとか、ダブルキャストは星風まどかさんだ! とか」

――現在、稽古開始に向けて毎週ボイストレーニングを受けているとか。

「これまでやったことがないことを突き詰めて、自分に馴染ませようとしているので、すごく大変な作業です。大変過ぎて“行きたくないなぁ”なんて思う時には日記を見直して、今の自分は何十歩も先に進んでる、と思ったら“よし、頑張ろう”って思えます」

Information

ミュージカル『ゴースト』

【脚本・歌詞】ブルース・ジョエル・ルービン
【音楽・歌詞】デイヴ・スチュアート&グレン・バラード
【装置・衣裳】ジェームス・ブラウン
【演出】ダレン・ヤップ 【共同演出】鈴木ひがし
【出演】涌井健治 星風まどか/竹内夢 鈴木拡樹/太田基裕 森公美子 他

【公演】
東京:シアタークリエ/2026年8月8日〜8月30日
愛知:愛知県芸術劇場/2026年9月
大阪:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティー/2026年9月
福岡:博多座/2026年9月
東京:北千住シアター1010/2026年9月

ミュージカル「ゴースト」

1990年公開、世界中を感動の渦に巻き込んだ大ヒット映画「ゴースト/ニューヨークの幻」。当時デミー・ムーアの代表作として世界中の観客に涙を流させた名作映画の舞台版として、ミュージカル「Ghost the Musical」はイギリスのウエスト・エンドやアメリカのブロードウェイで上演され、世界中を席巻し、至高の評価を得た。日本オリジナル演出版「GHOST」は2018年に初演、2021年に再演され、日本全国に感動の涙を届け、多くの再演希望が届く中、満を持して2026年夏にシアタークリエにて再演されることとなった。

◆公式サイト
https://www.tohostage.com/ghost/

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