鈴木勝吾 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「鈴木勝吾」

2021/03/26

「風間千景という自分にとって本当に大切な役を、みなさんにまたお届けできるというのは楽しみ」

鈴木勝吾

――以前の取材で、ミュージカル『薄桜鬼』は“舞台人としての道を開いてくれた大切な作品”とおっしゃっていましたが、そういう自分の転機となった作品に戻ってくるというのは、やはり感慨深いですか?

「めちゃくちゃ大切な場所に帰ってこられたなと思っていて、それは素直に嬉しい。ただ、ちょっとした悔しさみたいなものもあって」

鈴木勝吾

――悔しさとは?

「前回出演したミュージカル『薄桜鬼』から5年くらい経っているけど、帰ってくるからには役者としてももっと大きくなって戻ってきたかったなという想いもあるんです。確実に当時から自分も変わっているし、見せられるものも違うとは思うんですけど、もっと大きくなって帰ってきたかった。これはミュージカル『薄桜鬼』だけじゃなくて、たとえば『侍戦隊シンケンジャー』や東映さん、毛利さんや西田さんなど、ぞれぞれの場所があって、仲間がいるんだけど、役者というのはいろんな道を一人で戦っていかないといけない。そんな中で、もう一度ご一緒して再会する際にはもっと大きくなっていたいというのが常に自分の中にあるんです。そういう意味では、鈴木勝吾としてミュージカル『薄桜鬼』をやれるのも、風間千景をやれるのも嬉しいんだけど、どこかで、“もっと大きな役者になって帰ってきたい”というちょっとした悔しさみたいなものがある。戻ってこられたのは心から嬉しいけど、もし今回僕が断る理由があったとしたら、”まだ戻れないです“みたいな感覚はちょっとありました。それは僕自身が思っていることなので、周りがどういう風に思っているかわからないけど、そこが唯一複雑なところくらいかな。あとは全部が楽しみです」

鈴木勝吾

鈴木勝吾

――Twitterで風間千景役として戻ってくるとツイートされた際、かなりの反響がありましたよね。

「原作があって、風間千景というキャラクターの人気もあるので、不思議な感覚ですけど、待ってくれていた方がいて、喜んでくれる方がいらっしゃったのは素直に嬉しかったです。5年も経っているので、僕を応援してくださっている方の中には、DVDでしか観たことがないという方もいるし。その中でみなさんの反応はすごく嬉しかったです。まあ、その反面、実際に見せるのが怖くなったりもしました(笑)。期待が大きい分、大丈夫かなと。みなさんが待ち望んでいるものを超えられるのかっていう不安は少しありますけど、期待を超えられるよう、頑張ります」

鈴木勝吾

――では最後に、ファンのみなさんにメッセージをお願いします。

「ミュージカル『薄桜鬼 真改』という世界の中で、風間千景という自分にとって本当に大切な役を再び、そして新たにみなさんの前にお届けできるというのは僕もすごく楽しみです。ミュージカル『薄桜鬼』といえば、桜ですが、また桜の季節に、最高の景色と最高の桜をまたお見せできればと思っております。以前一緒に作っていた仲間たちもずっと見守ってくれているし、当時からミュージカル『薄桜鬼』や風間千景を知っている人も、今回初めて観られるという人もいると思います。なので、そこに恥じない、最高のものを作り上げたいなと思います。改めて作り上げるミュージカル『薄桜鬼 真改』相馬主計 篇という1つの作品を、ぜひ劇場で体感していただけたら嬉しいです」

Special Movie

約5年ぶりに鈴木勝吾が風間千景役としてカムバック、ミュージカル『薄桜鬼 真改』相馬主計 篇への想いを明かす

PROFILE

鈴木勝吾(すずき・しょうご)●1989年2月4日生まれ、神奈川県出身。ヒラタオフィス所属。2009年『侍戦隊シンケンジャー』のシンケングリーン/谷千明役で俳優デビューを果たして以降、ドラマ・映画・舞台等で活躍。近年の主な出演作は、少年社中第36回公演『トゥーランドット〜廃墟に眠る少年の夢〜』、DisGOONie『PHANTOM WORDS』、ミュージカル『憂国のモリアーティ』、『ちょっと今から仕事やめてくる』、DisGOONie Presents Vol.6『PANDORA』、少年社中『天守物語』、エン*ゲキ#04『絶唱サロメ』、DisGOONie Presents Vol.7『PSY・S』、少年社中・東映プロデュース『モマの火星探検記』、ミュージカル『憂国のモリアーティ』Op.2、演劇の毛利さん–The Entertainment Theater Vol.0 音楽劇『星の飛行士』など。

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Information

ミュージカル『薄桜鬼 真改』相馬主計 篇

【東京公演】2021年4月1日(木)〜4日(日)日本青年館ホール
【関西公演】2021年4月8日(木)〜11日(日)AiiA 2.5 Theater Kobe

原作:オトメイト(アイディアファクトリー・デザインファクトリー)
演出・脚本・作詞:西田大輔
音楽:坂部剛
殺陣: 六本木康弘
振付: MAMORU

出演:
相馬主計:梅津瑞樹 雪村千鶴:松崎莉沙/
土方歳三:久保田秀敏 沖田総司:菊池修司 斎藤一:大海将一郎 藤堂平助:樋口裕太 原田左之助:川上将大 永倉新八:小池亮介 山南敬助:輝馬 山崎烝:椎名鯛造 三木三郎:砂川脩弥 野村利三郎:園村将司 近藤勇:井俣太良/
天霧九寿:横山真史 不知火匡:末野卓磨 雪村綱道:川本裕之/
風間千景:鈴木勝吾
ほか

薄桜鬼 真改©アイディアファクトリー・デザインファクトリー/ミュージカル『薄桜鬼』製作委員会

<物語>
幕末、文久三年。 連絡の途絶えた父を捜すため京を訪れた少女・雪村千鶴が遭遇したのは血に飢えた異形の者――【羅刹】 と、それを切り伏せる新選組の隊士だった。
奇なる縁により、父を捜すために新選組と行動を共にすることになる千鶴。
父を捜すうちに千鶴と新選組の前に現れる、自らを”鬼”と名乗る謎の剣士たち。
千鶴が屯所での生活に慣れ始めたころ、
新選組の巡察に同行していた千鶴は、京の市中で正義感の強い青年・相馬主計と出会う。

所持していた【羅刹】 の錦絵をきっかけに、新選組と関わることとなった相馬は、
隊士らの志に触れるうち、自らの「武士とは何か」という答えを見つけるため、
新選組への入隊を決意する。 局長付小姓として新選組に加わった相馬は、千鶴にとって初めての後輩隊士として、
共に激動の時代を歩んでいくこととなるのであった。

◆公式サイト:https://www.marv.jp/special/m-hakuoki/

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