インタビュー「山田裕貴」

2019/08/17

「自分を良く見せようとする過信はダメだけど、根拠のない自信を持つことは大切だと思う」

山田裕貴 撮影/mika

瀬戸康史、志尊淳らが所属するワタナベエンターテインメントが、10〜22歳までの男性を対象とした『BOYSオーディション2019』を開催中。『デビュー』では、現在放送中の連続テレビ小説『なつぞら』で小畑雪次郎をはじめ、数多くの作品で活躍中の俳優・山田裕貴にインタビュー。シンクロ率が異常なほど高いという雪次郎に対しての想いや、自身が役者になりたいという夢を明かしたときの家族の反応や上京する際のエピソードなどを語ってもらった。

山田裕貴

――終盤にさしかかってきた『なつぞら』。先日の雪次郎がプロポーズした回、とても感動的でしたね。

「本当ですか!? 良かった〜。やっぱり直接声を聞かないとわからないものですね。もちろん、これまでも応援してくださっている方々からの声はSNSとかを通して届いていますし、『なつぞら』ファンの方も盛り上がってくださっているのかなというのは感じているんですが、反響みたいなものに関しては、あまり実感がなくて」

――よく朝ドラに出ると、声をかけられる年齢層が幅広くなるって言いますが。

「1回だけ、電車の中で1列ズラっと並んで座っているおばさまたちに気づいていただいたときがあって。それがちょうど“雪次郎の乱”(第13週)という、雪次郎がロールケーキを作って父親に認めてもらう週の頃で、電車の中でちょっとしたファンミーティングみたいな感じになったことはありましたけど(笑)。でも、周りの空気に飲まれてしまってはダメだと思ったし、集中切らさないように日々臨んでいました。もちろん、僕が一番頑張らなきゃいけないのはお芝居で、誠心誠意、全身全霊でやったつもりだし、実際はどこまで影響を与えられているかわからないけど、僕の中では手応えはありました」

山田裕貴

――ここ最近では、単独でバラエティ番組に出演する機会も増えましたよね?

「そうですね。朝ドラ効果もあると思うんですが、きっと僕の今のマネージャーさんがもともとバラエティに強い方だからっていうのもあるのかなと。もちろん、いろいろなバラエティ番組に出演させていただけることはありがたいです。僕自身は、これまでやってきたことと変わらないし、同じ足並みでやってきているので、周りの声でのぼせ上っていることもないし、周囲が『大丈夫だよ』って安心しきっているからこそ、すごく冷静になっている自分がいますね。もしかしたら、自分で喜ぶストッパーみたいなものをかけているのか、はたまた本当に感じられていないのか……。前に主演を務めた映画『あの頃、君を追いかけた』じゃないけど、“少しでも世界を変えられるような人間に”っていう部分でいうと、僕は何かを変えられたのかな?っていう感覚が強いです」

――朝ドラの現場って特殊だっていうじゃないですか。今回、取り組み方や役づくりにおいて、自分の中で変化みたいなものってあったりしたんですか?

「まったく僕の中では変わってないです。というか、変えないで勝負しようみたいな意地があって……。でも、今回は途中で迷ったんです。インパクトを残すようなわかりやすいお芝居に変えたほうがいいのか、それとも僕が追い求めているナチュラルで自然体な感じで、いつもやってきた自分のスタイルをそのまま貫いたほうがいいのか、撮り始めてちょっとくらいしたときに悩んで。でも、今までやってきた積み重ねで勝負しないと僕らしさがなくなると思って、自分のスタイルを貫くほうに決めてやりました」

山田裕貴

――雪次郎のキャラクターを作っていく上で、何か意識したことは?

「『なつぞら』に出てくる俳優さん、女優さんってみなさん美男美女じゃないですか。でもこの作品は、普通に一生懸命生きてきた人たちの物語だから、一人くらい腑抜けっぽいようなキャラクターがいてもいいんじゃないかなと思って。北海道の大地がのびのびと育てた、愛されキャラみたいな、一番モテなさそうなイジられキャラにしようって思いました。人生いろいろとあるから、きっとカッコ良くなる瞬間もあるだろうし、そのふり幅を大きくするために、ハードルを下げておくみたいな感じで」

――雪次郎って、どこか抜けていて憎めない存在ですよね。

「そういうのは最初から仕込んでいたというか、誰に言われたわけでもなく、自分でいろいろと考えて雪次郎のキャラクターを作っていきました。共演者の中には、同世代でいうと、吉沢亮くんや岡田将生さん、清原翔くんとかカッコイイ俳優さんが周りにいっぱいいる中で、その分野では自分は勝てないし、あと戦えるのはお芝居で頑張ることと、役のキャラクター性だなと思って、みんなとは違う方向のキャラにしようと思って演じました」

山田裕貴

――いろいろと模索した上で作っていかれたんですね。

「雪次郎って、高校卒業して川村屋で菓子職人になるために修行していたのに、役者をやりたいと言い出して、役者でうまく行き始めたと思ったら蘭子さんに恋をして、さらには芝居がしたいのか、蘭子さんと一緒にいたいのかわからなくなって、最終的には北海道に戻ってきて、菓子屋を継ぐっていう。もし、カッコイイ感じのキャラクターでやっていたとしたら、“こいつ何なの?”みたいな感じになってしまうんじゃないかなと。でも、“まあ、雪次郎だからね”っていうような愛されキャラクターじゃないと、ドラマを見ている人は雪次郎のことを許せなくなってしまうだろうなって思ったんです。最初の頃に、『雪次郎はなっちゃん(主人公・奥原なつ)との対比でもある』と言われて。戦争孤児として家族がバラバラの中、開拓者精神で開拓していって幸せになっていくなっちゃんと、家族と一緒に育って、一人っ子でぬくぬくと育てられた雪次郎という、開拓していく女の子と、開拓できない男の子という部分に関しては、対比のキャラクターであるっていうのを聞いたときに、なるほどなと思いましたし、それは頭に入れておいたほうがいいなと。あとはもらった台本をもとに、本当に自分とのシンクロ率が高い役でもあったので自然と演じていました」

――確かに、雪次郎を見ているハズなのに、“あれ?山田くんの半生を見ているのか?”と思うくらいリンクしている部分が多いなって感じたこともありました(笑)。

「周りからもよく、『あれ、裕貴じゃん』って言われます(笑)」

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ワタナベエンターテインメントBOYSオーディション2019

ワタナベ

瀬戸康史、志尊淳、山田裕貴ら若手俳優が多数所属する「ワタナベエンターテインメント」が、俳優・モデル・歌手・声優などを目指すスターを発掘する男性限定オーディションを開催中。そして、この度、好評につきオーディション最終日の応募締切の延長が決定!

好評につき応募締切延長!!

2019年8月25日(日)@東京会場
※応募締切:8月24日(土)18:00

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