みんなは元からアイドルを目指していたんですか？

永坂真心「小学生の頃に『天才てれびくん』が好きで、歌やダンスをマネしていたら、お母さんに『やってみれば？』と言われて習い始めたのがきっかけでした」
吉川ひより「私は最初モーニング娘。さんのオーディションを受けて、4次審査まで行ったんです。そこでちょっと自信が付いて、芸能界に興味を持って。ちょうどスターダストのオーディションがあったのを、お母さんに勧められて受けました」
小泉遥香「小学3年の頃にダンスが流行っていて、私も友だちと2人で踊ったりしていたんですけど、習い始めたら歌や演技も楽しくなってきました」
坂井仁香「小さい頃から目立つことが好きだったんですけど、小学5年のときに初めて原宿に行ったら、たくさんの大人の方が私の前に並んでくれて。『何だろう？』と思ったら、みんなスカウトでした。最初は入る気がなかったのですが、よく考えたら前から『北川景子さんみたいになりたい』と思っていたし、『やってみよう！』とスターダストに電話しました」
辻野かなみ「私も原宿でスカウトしていただきました。そのときはスカウトという言葉も知らなかったんですけど、いただいた名刺のなかで一番有名なスターダストを、おじいちゃんがたまたま発見したんですね。おじいちゃんも知っている人がたくさん所属していて、私の知らない間に電話して(笑)、話が進んで入れました」

ときめき♡宣伝部は“ときめく何かを宣伝する”がコンセプトですが、メンバーを宣伝するとしたらどうなりますか？　まず仁香さんだったら。

辻野「周りを見られる子です」
永坂「しっかりしていて、話し合うときとかまとめてくれます」
吉川「まさにセンターにふさわしい」
坂井「まとめるのが得意だったわけではないですけど、センターに立たせていただいて『しっかりしなくちゃ』と思って、本をめっちゃ読みました。“どうすれば日本語力が上がるか”みたいな本とか(笑)。もっと喋れるようにならないといけないので」
小泉「けっこう頭も良いです。成績がそこまで良いかはわかりませんけど(笑)」
永坂「頭の回転が速い」
吉川「アドリブとか上手じゃない？」

ひよりさんを宣伝すると？

小泉「ぴよはとにかく明るくて元気！」
辻野「一緒にいて楽しい」
小泉「笑顔になれます」
坂井「本当に楽しんでいるのが伝わります。素直な子なので。レッスンのときも撮影のときもライブのときも、ずっとこのまま」
吉川「とき宣の活動を心から楽しんでいます。常に楽しいから変わりません。たぶん、それが私なんです。家でも替え歌を大声で歌いながら踊ったり(笑)。あまりひどいと、お母さんに『うるさい!!』と怒られて、おとなしくしますけど、また元に戻って歌う……という繰り返しです(笑)」

真心さんだと？

小泉「奇想天外(笑)。他の人がしないような発言をします」
坂井「たとえばジュースの話をしていて、みんなで『これを飲もう』と決めたのに、急に『まこは○○が飲みたい』とか(笑)。『ここでソレ言う？』みたいなことを言います。そこが面白いんですけど」
永坂「自分ではわからないです。言いたいことを言っているだけ」
小泉「よくスタッフさんとかにも『まこはそのままでいい。好きなことを言って』と言われています」

真心さんはプロフィールで“好きな言葉”が“I’ll give my whole mind and deliver it”と英語になっていますが、得意なんですか？

永坂「英語は一番苦手です(笑)。それは“真心こめて届けよう”という意味で、私の名前が入っていたので初めて聞いた時に心に刺さった言葉です！」

では、遥香さんは？

坂井「しっかりしているんですけど……」
吉川「すぐ泣きます(笑)」
永坂「感情が表にめっちゃ出て」
小泉「私、ライブに来てくださった方とお別れするのがイヤで、ハケるときはほぼ毎回、泣きながらバイバイしています(笑)」
坂井「ファンの人のお手紙を読みながら、泣いているときもあります」
吉川「感情を言葉にするのも上手で、尊敬します」

かなみさんは最年長ですが。

坂井「何か綿あめみたい。フワフワして浮いている感じ？　すごいマイペース」
小泉「みんなが焦っているときも、フワーン、ホワーン……みたいな(笑)」
吉川「『えっ、どうしたの？』とか言って」
辻野「たぶん、一番落ち着きがあるんだと思います」
４人「違うよーっ!!」
辻野「そういうことじゃない？　落ち着いているから、みんなが騒いでいても冷静で」
小泉「ごくたまに、お姉さんらしいときもあります」
辻野「『たまに』は要らないから(笑)」
坂井「楽屋を自分から片づけていたり、ステージ以外では『年上だな』と思います」

では、とき宣自体を宣伝するなら？

坂井「初めてライブを観た方には、握手会でよく『面白かった』と言われます。『可愛かった』とかではなくて(笑)」
小泉「私たち、何かアホっぽいんですよ(笑)。ワチャワチャ感が他のグループさんと違っていて」
坂井「でも、それがとき宣の取り柄。楽しいことを一番優先しています。お客さんはせっかく忙しいなかで足を運んでくれるんだから、絶対に楽しんでもらわないと」
永坂「歌やダンスはみんな全力でやっています」
小泉「とき宣の歌は盛り上がる系と気持ちがこもったものがあって、バリエーションが豊富です。『むてきのうた』やメジャーデビュー曲の『ガンバ!!』は自分たちの素のままの気持ちを歌っています」

『ガンバ!!』のMVではセーラー服で走るシーンがありますが、とき宣はわりと身体能力が高い感じ？

坂井「いや……」
吉川「いや……」
辻野「いや……」
永坂「おはる（小泉）が……」
小泉「やめて〜〜(笑)!!」
坂井「すごい運動音痴です(笑)。でも、全力でやっているので可愛いっすね」
小泉「あざーす！」
坂井「かなみん（辻野）も走り方がすっごいヘンだったよね？」
永坂「ヘンだった！」
辻野「器械体操をやっていたから、走り方が違うんですよ」

体操と関係あるんですか(笑)？

辻野「私、つま先で走るんです。踵を付けないで。それで前傾姿勢をするから、おかしく見えるんですよ」
坂井「走っているシーンは、かなみんだけ何回も撮り直していました(笑)」

レコーディングとかで「メジャーは違う」と感じたことはありました？

小泉「ジャケット撮影のとき、お弁当がものすごく豪華でした！」
吉川「『今半』の」
小泉「すき焼き重と詰め合わせの大きいお弁当と2種類出て」
坂井「おいしかった〜」
辻野「リリイベでもお菓子の差し入れをいただいたり。今まであまり、そういうのがなかったんですけど」
吉川「お菓子があると意気が上がります(笑)」

メジャー1曲目の『ガンバ!!』を歌うのも、相当気合いが入ったのでは？

坂井「私たちの夢への強い気持ちを歌った曲で、レコーディング中に泣きそうになりました。落ちサビの“諦めなければ終わらないよ”とか。辛いこともあるけど、歌っていると自分が励まされます」
吉川「一番好きなのが、最後の“ユメ　ハ　ツヅク”と4回繰り返すところ。『これからがスタートなんだ！』と気持ちがすごく入って、胸がキューッとなります」

まだ若いみんなにも、この曲が染みるぐらいの挫折や悔しい経験があったんですか？

坂井「『俺の藤井2016』（の勝ち抜き戦）は悔しかった……」
辻野「とき宣、初の挫折」
小泉「もう1曲は歌いたかった」
坂井「とき宣のファンの人たちが最前列であんなに応援してくれていたのに、負けちゃって」
小泉「負けた悔しさより『ごめんね……』と思って」
辻野「1曲だけで終わっちゃって、せっかく楽しみに来てくれたファンの方に申し訳なくて……。1時間ぐらい泣いていました」
吉川「もっと泣いてたよ」
小泉「泣きやんでも誰かが泣き出すと、また一緒に泣いて。まこも泣いていたからビックリした。普段は全然泣かないのに」
永坂「最初は泣いてなかったんですけど、みんなの涙につられました」

そういう経験もバネにしつつ、今それぞれが特にガンバっていることは何ですか？

小泉「私はボイトレです。結成当初は必死に歌って、必死に踊る感じでしたけど、1年ちょっとやってきて、気持ちを込めて表情豊かに歌えるようになりたくて。最近はビブラートを練習したりしています」
辻野「年末の大宮ソニックシティでのワンマンで、私、ソロ曲を披露するんですよ！　もともと歌は得意じゃなくて、1曲まるまる1人で歌ったことはないんです。でも、すごく良い曲で自分にピッタリなので、頑張って練習しています」
坂井「とき宣はまだ歌やダンスのパフォーマンスがまだまだなので、私も家で歌ったり踊ったりして、家族に『ここはこうしたほうがいい』とか言ってもらっています。あと、表情も頑張っています。お芝居するのも好きなので」
吉川「やっぱりメジャーデビューも決まったし、パフォーマンスのレベルは上げないといけなくて。ライブ映像をお母さんと一緒に観て、ダメ出しをしてもらっています。『みんなより声が出てないから聴いていて不安になる』と言われたので、お腹から声を出す練習を今やっています」
永坂「私はよく『歌にもっと感情を込めて！』と言われるんです。だから歌詞のひとつひとつに伝えたいことを考えて、それをちゃんと歌に乗せられるように頑張っています」

とき宣はメジャーデビュー前の『むてきのうた』がすでにオリコン4位に入っていて。『ガンバ!!』ではそれ以上を目指しますか？

坂井「プレッシャーはありますね。今までも良い順位をいただいていたので、ちょっとドキドキです」
小泉「けど順位より、たくさんの人に『ガンバ!!』を聴いてもらって、元気になってもらいたいです」
辻野「それが私たちの一番の喜びですから」

ときめき♡宣伝部
スターダストプロモーションSECTION 3に所属する、かなみん、おはる、ひとちゃん、ひよりん、まこの5人からなる平均年齢15歳のグループ。J-COMチャンネルの番組『私立輝女学園SEASON2』を広めるため、番組レギュラー出演者の選抜メンバーによる期間限定ユニットとして2015年に結成。2015年のイベント『どきどきクリスマスパーティー』において、本人たちの熱意と宣伝部員（ファン）の希望で活動の継続が決定。2016年6月1日発売の3rdシングル『むてきのうた』ではオリコン週間ランキングで4位を記録。2016年11月9日、ユニバーサルミュージックからメジャーデビューを果たす。
≪メンバー≫
辻野かなみ●1999年6月2日生まれ、埼玉県出身。あだ名：かなみん。趣味：器械体操。特技：バック転。好きな食べ物：クッキー・ハンバーグ。好きな言葉：感謝
小泉遥香●2001年1月5日生まれ、埼玉県出身。あだ名：おはる。趣味：1人芝居、作詞、ギター。特技：歌うこと。好きな食べ物：コーンポタージュ、担々麺、フルーツ。好きな言葉：粉骨砕身
坂井仁香●2001年7月25日生まれ、神奈川県出身。あだ名：ひとちゃん。趣味：テレビ・映画鑑賞。特技：柔軟、どこでも寝られる。好きな食べ物：トマト・梅干し。好きな言葉：夢があるから人生は輝く。雑誌『Seventeen』専属モデルとしても活躍。
吉川ひより●2001年8月12日生まれ、千葉県出身。あだ名：ひよりん。趣味：歌うこと。特技：HIPHOPダンス。好きな食べ物：抹茶・ママの手料理。好きな言葉：今日も明るく元気よく。
永坂真心●2002年2月11日生まれ、北海道出身。あだ名：まこ。趣味：ライブをすること 。特技：側転、寄り目。好きな食べ物：アイス。好きな言葉：「I´ll give my whole mind and deliver it.(真心こめて届けよう)」