中村ゆりか | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「中村ゆりか」

2016/06/07

「一緒に楽しんで、切磋琢磨して頑張っていきましょう」

中村ゆりか

映画・ドラマ・舞台で活躍する女優が多数所属するスターダストプロモーション芸能1部が、初めて“女優”オーディションを開催。芸能1部に所属し、ドラマ『奇跡の人』など女優として活躍する中村ゆりかちゃんにインタビュー。女優の仕事のやりがいや、所属事務所についてたっぷりと聞いちゃいました。


中村ゆりか
スターダストプロモーション芸能1部に所属したきっかけは、スカウト?
「中学校の合宿の帰りに、渋谷でスカウトしていただきました。その頃はこの世界のことをよく理解していなかったし、中学生になりたてだったこともあって、学業を優先しながらオーディションに行かせていただきました。中学3年生の後半ぐらいに、お芝居にちゃんと取り組みたいと思うようになりました」
そう思う転機になったお仕事があったんですか?
「『5windows』という瀬田なつき監督の短編映画です。台本には台詞も、明確な動きもほとんど書かれていなくて、監督がその場で役者の動きや空気を観て、何をどのように撮るかを決めて行く現場でした。監督から“感情はこうだ”っていうのを教えてもらいながら演じていって。そのときに演技の面白さに気付いて、興味を持ち始めました」
事務所に入ったばかりの頃は、女優をやりたいという気持ちはあまりなかった?
「正直ありませんでした。私は自信がなくて後ろ向きに考えるほうだったんですが、この仕事を始めてからいろんな人と関わって、お話を聞くことができて、自分だけでは分からないことが分かったり、感じることも増えて、より一層楽しくなっていきました」
お仕事をしながら想いが強くなっていったんですね。
「自信は後からついてくるものなんだなって思いました。これから先もずっと『女優のお仕事一本』って胸を張って言うには、もっと努力する覚悟が必要だと思うんですけど、『お芝居がただ好きだから』という楽しみも持ちつつ続けていきたいです。女優のお仕事のなかで、いろんな職業を役で経験できるのも贅沢だと思いますし。楽しんでいければいいなと思っています」
中村ゆりか
ドラマ『奇跡の人』で美大生・佳代役を演じていますが、世代的には近くてもキャラクターや性格が全然違って見えます。
「演じた役が、観ている方に当てはまればいいなと思っていて。“私と同じ気持ちだ”とか、共感してもらえる役になろうという努力や勉強はしています。『奇跡の人』は、成長物語だと思うんです。峯田(和伸)さん演じる主人公・一択の、海ちゃん(住田萌乃)に対するめげない想いが、アパートの住人の佳代の心にも響いてきて。話が進む毎に殻が破れて気持ちが変化していく。そんな佳代の成長と、観る方の気持ちが重なるんじゃないかなって思います」
以前、トーク番組で「食事はゾウカメみたいに遅いのに、役に入ると全然違う」って暴露されていましたね。それってまさしく女優っていうことですよね。
「そんなに遅くないですけど(笑)。でも実際に会うと“全然違う”って言われることは多いです。ドラマ『家族狩り』のイメージが強いらしくて、怖がられたり」

中村ゆりか
朝ドラ『まれ』を観ていたので、美南ちゃん役の快活なイメージがありましたけど。
「良かったです(笑)。それぞれの役に入って違う性格を作れることも、私自身お芝居に対してすごく楽しいと思うところです。いろんな自分を皆さんに観てもらいたいという想いが一番です」
素のときはどんな人って言われます?
「あんまり…活発じゃない…。なんて言うんですかね? (マネージャー「人に気を遣うほうですね、あとはマイペース」)。親からは自己中って言われます(笑)。でも家族の前だから気が緩むわけで。それも大事だと思うんです。家族の前が一番リラックスできるポジションだと思います」
これまでで一番大きな手ごたえや成長を感じた仕事は?
「やはり『まれ』は一番大きかったですね。役者さん、スタッフさん、皆さんとずっと一緒にいる期間が長くて、チームワークの大切さを感じることができたんです。そしてドラマが終わった後も、幅広い年齢層の方に知っていただけて、朝ドラの力はすごいなって思いました。また出演させていただけたら…大変だっていうのは承知なんですけど!」

中村ゆりか
現在、所属するスターダスト芸能1部が女優オーディションを開催しています。どんな事務所なのか教えてもらえますか?
「私はすごく清潔感のある会社だなと思っています。不安を与えないで、逆に安心させてくれるような会社だと思います。自分自身がやりたいお芝居に没頭できるのも、会社が優しく背中を押してくれるからだと思います」
スターダストには国際部ができて、海外も視野に入るそうですよ。
「アクションには興味があるので、『まれ』で演じた太極拳のキレを良くしたいですね。母が台湾の人なので、小さいときからずっとなじみのある言葉を活かして、アジア圏で活動できたらいいなと思います」
中学から所属していて、高校、大学と進学を経験していますが、学業との両立もサポートしてもらえました?
「大学受験のときには集中できる期間を作っていただいたので、安心して受験勉強できましたし、無事に合格もできました(笑)。だからといってお仕事が減るわけでもなくて。自分の努力ももちろん必要ですが、やはり事務所のサポートも大切だと思いました。高校3年生の時は、大学に行ったら仕事がダメになるんじゃないかとか、大学を諦めたら後悔するんじゃないかって、一番悩んで、事務所の方に相談していました。結果的に、大学進学に賛成してくれましたし、大学に行った経験がお芝居にもつながっているので、今大学に通うことが出来ていて良かったなと思っています」
中村ゆりか
このインタビューを読んで応募して、後輩になるかもしれない読者にメッセージを。
「上手く言えないですけど、何か自分が披露できるものや、何を伝えたいのかをしっかり持って、それを自信にしたら、絶対目に止めてくれると思います。女優のお仕事を続けるなかで、葛藤することもあると思うんですけども、それを乗り越えたら“やって良かったな”っていう想いが必ず出てきます。だから、みんなで一緒に楽しんで、切磋琢磨して頑張っていきましょう」


インタビュー・終

撮影/mika(f-me)

Profile

中村ゆりか
なかむら・ゆりか●1997年3月7日生まれ、神奈川県出身。ドラマ『家族狩り』(TBS)、NHK連続テレビ小説『まれ』で注目され、現在も『奇跡の人』(NHK BSプレミアム 毎週日曜22時)に出演し、今後『グーグーだって猫である2』(WOWOW 6/11〜 毎週土曜22時)、『死幣』(TBS 7/13〜 毎週水曜24時10分)などに出演する若手注目株。東日本旅客鉄道(株)『JR東日本アプリ』のCM・広告にも出演中。

INFORMATION

写真上段左から松雪泰子 、竹内結子 、ミムラ 、本田翼 (下段左から)森川葵 、葵わかな 、中村ゆりか 、永野芽郁

スターダストプロモーション芸能1部
第1回女優オーディション

松雪泰子、竹内結子、本田翼、森川葵ら、映画・ドラマ・舞台で活躍する女優が多数所属するスターダストプロモーション芸能1部が、初めて“女優”オーディションを開催する。  書類選考後、9〜10月に全国のスターダストプロモーションの各営業所(東京・大阪・名古屋・福岡・仙台・沖縄)で審査を実施。合格者はスターダストプロモーション芸能1部に所属し、女優デビューに向けて無料レッスンで育成される。
 最優秀者は映画デビューのチャンス。なおスターダストプロモーションの国際部設立につき、海外作品への出演の可能性も。映画デビューしたい人、女優として世界を目指す人も見逃せないオーディションだ。

■主な所属女優
常盤貴子、松雪泰子、竹内結子、ミムラ、本田翼、坂井真紀、片桐はいり、森川葵、藤本泉、岡本あずさ、中村ゆりか、葵わかな、永野芽郁、早織

スターダストプロモーション芸能1部第1回女優オーディション
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