大島優子 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「大島優子」

2009/03/20

“キモカワイイ”のが好きです(笑)

岡本杏理
3月21日公開の映画『テケテケ』で主演を務める大島優子ちゃん。AKB48のチームKとして歌にバラエティーに大活躍中の優子ちゃんが、とてもフランクにインタビューに答えてくれました。演技への熱い思いからAKB48のエピソード、得意なモノマネに関しては何と実演付きでサービス精神もたっぷり!



大島優子

Q デビューのきっかけは?

「7歳の時に、お母さんが雑誌とか新聞でオーディションの記事を見つけて“やってみる?”って言われて“うん”って写真を送ったら、合格しました。何のことやらって感じでしたね(笑)。でも、いろいろなお芝居をやっていろんな経験ができました。三味線を習ったりとか撮影でしかやらないようなことをやらせていただきました」

Q 芸能界に興味はあったの?

「お遊戯会で二役をやったり、ちっちゃい頃から目立つのが好きでした。でも、その頃はキレイなお姉さんになった自分がお花屋さんをやる“キレイなお花屋さん”になりたかったんです(笑)」

Q AKB48に入ろうと思ったのは?

「7歳の頃からずーっとお芝居をやってきたけど、高校に入ったときに福祉系のお仕事をやってみたいなって思い始めて。芸能界をあきらめてこっちの道に行こうかなって思っていたら、AKBのオーディションがあったんです。ダンスがすごく好きだったので、ラストチャンスということでオーディションを受けてみました。そうしたら受かったので、やっぱりこっちの世界がいいと思って、軌道修正しました(笑)」

大島優子

映画『テケテケ』の現場より。
(C)2009アートポート

Q AKBに入って変わったことはある?

「カテゴリーとしてはアイドルとなったわけなので、やることが全然違いましたね。これまでは、役を与えられてきたんですけど、バラエティーに出たときは自分っていうキャラをどう出していけばいいんだろうってすごく悩みました。だんだん自分の方向性が見えてきて“こういう子だよね”ってスタッフさんたちに認められてきましたけど、最初の頃は優等生ぶってました(笑)」

Q 今は自分を出せるようになった?

「“オジサンみたい”って言われます(笑)。デコメールとかでもハートとかリボンとかお花を選ぶっていうよりも、気持ち悪いオジサンのやつとか“キモカワイイ”のが好きです(笑)。あと、みんなへのボディータッチが多いとかも言われますね(笑)」

Q AKBのメンバーとは仲が良さそうだね。二十歳になったけど、メンバーとお酒を飲みに行ったりするの?

「何人かとは行きました。その時はガールズトークになることもあれば、“AKBはこうあるべきだよ”って熱く語り合ったり(笑)。今度、こじぱ(小嶋陽菜)と行きたいんですけど、なかなかタイミングが合わなくて……」

Q 二人だったら、どんな会話になりそう?

「会話が続かないと思います(笑)。私は大体こじぱが言ってることに突っ込んでるんですよ。“違うから!”みたいな(笑)。(小嶋は)女のコらしいものが本当に大好きなので。食べ物にも“カワイイ!!”とか言ったりするから私は“どこが?”って(笑)。“ここら辺がカワイイじゃん”って言うのを聞き流して食べたら“何でカワイイもの食べちゃうの?”→“いや、食べ物だから食べてみなよ”って。会話を聞いていたヘアメークさんには面白いって言われるんですけど……」

Q 確かに面白そうだね(笑)。ところで、主演映画『テケテケ』はホラー映画なんだけど、ホラーは苦手なんだよね?

「演じるのは大丈夫なんですけど、見るのは怖いからダメです。お化け屋敷とかも苦手なんですよ。台本を読んだときには“テケテケ”がどういう姿をしているのか分からなかったんですけど、テケテケを見てしまったときの人間の心の変化が怖かったです。撮影してみて“この映画、絶対怖くなる”って思いましたね」

Q 役作りのためにしたことは?

「気持ちの作り方を細かくしなくちゃいけないなと思いました。ショックを受けて落ち込む部分と、立ち直って頑張ろうっていう姿との切り替えを見えるようにしました」

Q 都市伝説がテーマになっている映画だけど、都市伝説とかは信じるの?

「霊とかは信じないですけど、UFOとか妖怪とかはいたらいいなって気持ちも含めて信じてます。会ってみたいですね(笑)。ちっちゃい頃は昔放送していた『ゲゲゲの鬼太郎』とか『妖怪人間ベム』とかが好きで、特に『鬼太郎』は同じ話を何回も見てました。『アンパンマン』が好きだった覚えはあんまりないですね。“キモカワイイ”のが好きなので(笑)」

Q 部屋にキャラクターグッズとか置かないの?

「置いてないですね。一人暮らしなんですけど、お母さんが来たときに“もっとかわいらしい、女のコらしい部屋にしなさいよ”っていっつも言われるんですよ。それで、何か持ってこられるんですけど、かわいいから飾らない(笑)」

PART2につづく…

TEXT/藤岡真司(日刊編集センター)
おおしまゆうこ●1988年10月17日生まれ、栃木県出身。子役としてデビューし、さまざまなドラマに出演。2006年、AKB48に第2期メンバーとして加入、現在はチームKで活躍中。映画『テケテケ』(主演:大橋可奈役)、『テケテケ2』が3月21日に公開するほか、5月30日には連続ドラマ『風に舞い上がるビニールシート』(NHK総合毎週土曜午後9時)がスタート、映画『渋谷』『銀色の雨』の公開も控える。現在出演中の1分半劇場『参議院議員候補マミ』(TBS系毎週月〜水曜)のDVDが3月18日に発売(ポニーキャニオン)。(太田プロダクション所属)

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