小池亮介 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「小池亮介」

2023/07/07

「とにかく芝居に飢えていたので、TSALで週一回がっつりと芝居に取り組める今はすごく充実しています」

小池亮介

――これまでのレッスンで印象的なことを教えていただけますか?

「講師の方が教えてくださる芝居理論が、目から鱗が落ちることばかりです。芝居には正解がないというし、それは事実かもしれないけど、だからこそ役者って現場で迷うこともあるんです。僕自身、これまでわりとカンとか嗅覚だけで芝居してきたところがあって、それがうまくいったこともあったけど、ダメ出しされて袋小路に入ってしまうこともたくさんありました。と言って、現場ではどこがダメだったかを明確に指摘してもらえることってなかなかないんです」

――それは自分で考えなさい、ということ?

「そうですね。プロとして現場に呼んでいただいている以上は、監督のふわっとした要求でも意図を汲み取って表現に落とし込むまでが仕事。だけど感覚だけで芝居してると、この芝居のどこがダメだったか、監督はどんな芝居を要求してるのかがわからない。その点、TSALでは何が足りないかをピンポイントで指摘してくださるのですごくわかりやすいし、芝居の精度も上がっているような気がします」

小池亮介

――芝居の精度とは?

「やっぱり現場では一発で芝居を決められたほうがいいですよね。何度もNGを出したら現場も止まってしまいますし、プロとしては一流の仕事とは言えないと思うんですよ。これまでの僕はわりと現場で揉んでもらいながら少しずつ芝居の精度を上げていく感じでしたが、できれば一発で『いい芝居だった、OK』と言ってもらえる役者になりたい。その理想に少しずつ近づけているんじゃないかなと感じています」

――クラスメイトとの関係はいかがですか?

「僕を入れて13人いるんですが、みんな少し年下で最初はちょっとビビってしまいました(笑)。ただ、たぶん向こうのほうが緊張するんじゃないかなと思うし、自分から話しかけるようにしてます。みんなと芝居できるのは純粋にすごく楽しいですね。とにかく芝居に飢えていたので、TSALで週一回がっつりと芝居に取り組める今はすごく充実しています」

小池亮介

――現在はフリーの役者として活動されているとのことですが、お仕事はどのように決まっているんですか?

「先日主演した自主映画がクランクアップしたんですが、その監督とは7年ほど前から『いつか一緒に映画を撮ろう』と話していた仲なんです。そういうふうに昔からのネットワークで声をかけていただくことが多いですね。その一方でTSAL経由のオーディションや仕事もいただいています。新たな仕事のご縁が生まれているのも、TSALに入ってよかったなと思うことの1つです」

――では小池さんのように、すでにキャリアのある役者が改めて養成所で学び直す、その意義は何だと思いますか?

「役者ってどんなにキャリアがあっても、常にゼロからのスタートだと思うんです。今いい芝居ができていても、次の現場でいい芝居ができているとは限らないし、若さだけで需要があることもある。だけど僕はさっきも言ったように死ぬまで役者でいたいんです。また40歳・50歳になったときには、若手役者を支えられるようにもなりたい。そのためにはずっと芝居を磨き続ける必要があると感じています。もちろん物理的に養成所に通えないくらい忙しい役者になりたいという欲もあります。そうなったとしても、何かしら芝居向上の材料になるような取り組みは続けたいですね」

小池亮介

――最後にTSALのこれからの学びで楽しみにしていることを教えていただけますか?

「現場ではなかなかできないトライ&エラーを積み重ねたいですね。現場での失敗は迷惑だけど、ここでの失敗は学びとしてみんなと共有できる。チャレンジできることはTSALに通う特権だと思うし、ここで褒められたいとは考えていません。むしろたくさん指摘をもらうことで、芝居の精度をもっと上げていきたいと思っています」

PROFILE

小池亮介(こいけ・りょうすけ)●1995年11月17日生まれ、静岡県出身。趣味:ギター 、野球談議、映画鑑賞 特技:空手(二段)、殺陣、要返し(日舞)、インラインスケート。12歳で地元劇団に所属し、役者としての稽古を始める。14歳のときに舞台で本格デビュー。2018年『ウルトラマン R/B』湊イサミ役で主演。『あなたの番です』出演で注目される。
TV:『甘美王〜麗しのエンジェル・キッス』(TX)『あなたの番です』(NTV)『ウルトラマンR/B』(TX)
映画:『あなたの番です劇場版』、『劇場版ウルトマンダイガ』、『ウルトラマンR/B』主演
舞台:『ミュージカル薄桜鬼真改』永倉新八役(2021年〜2023年)、劇団新感線『髑髏城の七人』season月 下弦の月 黄平次役(2017年)、『ミュージカルエア・ギアvsBACCHUSTopGearRemix』アキト・アキト役(2010年)
Web:ABEMA『恋愛ドラマな恋がしたい Kiss me like a princess』(2022年)、『あなたの番です』Huluオリジナルストーリー『扉の向こう』主演(2019年)
TSALでの舞台公演を手掛ける作/演出家・福島三郎が贈るネオ・リーディングシアターvol.2「星降る夜の遊園地」に小池亮介が出演
2023年9月2日(土)15:30 〜/19:00〜 会場:LOFT HEAVEN(渋谷) チケット発売:7月中旬予定

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Information

トライストーン・アクティングラボ
2023秋(10月スタート)レッスン生募集

小栗旬や田中圭、綾野剛、木村文乃、坂口健太郎、間宮祥太朗、赤楚衛二、葉山奨之、原菜乃香、といった、人気・実力を兼ね備えた俳優が所属する芸能プロダクション、トライストーン・エンタテイメント直営の俳優養成/演技研究所。演技の未経験者から、演技術の向上を目指すプロの俳優まで、幅広く門戸を開いている。講師陣は多数の俳優を指導してきたエキスパートぞろい。
また、映画や舞台の製作者、監督、演出家、俳優などによる特別講義も実施している。映画『クローズZERO』シリーズや『ルパン三世』そして『新宿スワン』といった大型映画を自社製作しているのもトライストーン・エンタテイメントの特色。TSAL生にもこれらの作品への出演の機会を提供している。もちろん、外部の映画、ドラマ、舞台のオーディションへも積極的に送り込んでおり、TSAL在籍中から俳優として現場に入る人は多い。レッスンで有望と認められたり、人一倍の努力が評価された場合には、トライストーン・エンタテイメント所属に向けて推薦が受けられる。
その他若手バイプレーヤーとして知られ、現在連続テレビ小説『らんまん』出演中の前原滉は演技未経験でTSAL入所〜レッスンを経てトライストーン・エンタテイメントに所属。2023年、映画『正欲』、ドラマ『にんげんこわい2』(WOWOW)、舞台「せたがやこどもプロジェクト 2023『メルセデス・アイス MERCEDES ICE』」など続々と出演作が決定している東野綾香もTSAL入所〜レッスンを経てトライストーン・エンタテイメントに所属になった俳優である。

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TEL:03-5433-2195
WEB: http://www.tristone.co.jp/tsal/

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