加藤大悟 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「加藤大悟」

2023/05/24

「最初は22歳までって期間限定で。その年までに芽が出なかったら芸能活動を辞めるという約束でした」

加藤大悟

――そんなに差し迫った時期だったんですね。すごいタイミングで、人生の大きな転機が訪れていた。

「本当に佳境で、必死で試験勉強をやっていたところだったんです。僕は勉強が苦手で、人一倍時間がかかるので。そのタイミングで違う道を選んだ僕を、父が後押ししてくれて、落ち着いて次の日にもう一回母とも話し合った結果、この世界に入ることになりました。スカウトしてくれたマネージャーさんに、“今、こういう状況です”って全部伝えてたら、家まで来てくれて、母に対していろいろと説明をしてくださって。それできちんと話をして、許してもらえたんです。でも、最初は22歳までって期間限定で。ちゃんと区切りをつけて、その年までに芽が出なかったら辞めるという約束でした」

――デビューしてから、挫折しかけたことはありますか?

「僕、もう挫折しかないです。自分の憧れを押し通して入ったのに、ずっと辞めたいって思っていたくらいで」

加藤大悟

――それはなぜ!?

「Hi☆FiveのメンバーにはTikTokとか、SNSで何十万、何百万のフォロワーがいる子がいて、何の技術も武器もない僕はまったく太刀打ちできなくて。“何をしたら、この人たちと並べるの?”って、いつも悩んでいました。“芸能界って、やっぱり何か一つ、つき抜けるものがないと注目してもらえない。どうしよう!?”って。今から自分にできるものがないかって、自分自身を追い込んでいましたね。“自分はどこを頑張ればいいんだろう?”って考えて悩んで、他のメンバーにはないもので自分が得意なもの……と考え抜いて、歌を頑張ることにしたんです。今となっては良い方向に進んだんですけど、やり方って1つじゃないと思うんですよね。メンバーに無いものではなく、メンバーの良いところは何かを探して、それを自分に吸収していくっていう方法もある。そういう考えも今となったらできるんですけど、やっぱり当時はどうしたらいいかわからなくて、終始もがいていました。小学校の時からカラオケで歌うことが好きだったから、歌っていうのは自分に自信を与えてくれるものだったんです。だから一人でカラオケに行って、ずっと練習していました。それは今もやっていて、最近やっと、99.5点以上出すことができたんです!」

加藤大悟

――高得点出せたと(笑)。

「僕としては、カラオケの点数を上げることが、1つのモチベーションになっているので。小学校の時からずっと母に連れられてカラオケに行っていて、しかも、母はめちゃくちゃ歌が上手かったんですよ。デビュー当時、事務所の偉い人から、『お前の歌は2番目だよ』みたいなことを言われて、それがめちゃくちゃ悔しかったんです。自分が誰よりも上手いと思っていたわけじゃないけど、ただ負けているっていうことが、すごく悔しかった。子どもの頃からずっと歌うことが大好きで、それがまさか仕事になるとは思ってもいなくて。自分としては、ものすごく頑張っていたのに、“2番目”って軽く言われて、ますます燃えました。だから自分でボイトレに通って自力で上達しようと頑張っていたら、周りからの評価が少しずつ上がってきて、嬉しかったですね」

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映画『タクミくんシリーズ 長い長い物語の始まりの朝。』

5月27日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

タクミくんシリーズ©2023 ごとうしのぶ/KADOKAWA・「タクミくんシリーズ」製作委員会

出演:森下紫温 加藤大悟
中山咲月 高橋璃央 野口友輔 植村颯太 永島龍之介 坪倉康晴 木津つばさ

原作:ごとうしのぶ(「暁を待つまで」「そして春風にささやいて」「長い長い物語の始まりの朝。」/角川ルビー文庫刊)
原作イラスト:おおや和美
主題歌:「0%」加藤大悟
監督:横井健司
脚本:金杉弘子
製作:「タクミくんシリーズ」製作委員会
配給:カルチュア・パブリッシャーズ

◆公式サイト
https://takumi-kun.jp/

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