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インタビュー「牧野羽咲」

2026/01/01

「牧野羽咲という人間を確立して、人として魅力的な、素敵な女性になりたいです」

牧野羽咲撮影/厚地健太郎

 2025年に芸能活動10年目、20歳の年を迎えたトライストーン・エンタテイメント所属の牧野羽咲。そんな彼女にとって2025年は“悩みの年”だったという。所属事務所の代表取締役社長である俳優の小栗旬をはじめとする諸先輩、俳優養成/演技研究所のトライストーン・アクティングラボの同期、現場で出会う同世代の俳優に刺激を受けながら、“今、目の前で起きていることを表現する”という演技の本質に光明を見出している。2026年を飛躍の年と期する若き俳優に話を聞いた。

牧野羽咲

――2025年を振り返ってみて、どんな年でしたか?

「前回インタビューしていただいた時“今はお芝居についてたくさん悩みたい”と言っていたのですが、まさに悩みの年だったかもしれないです。俳優としてはもちろん、人生についてや、人間関係や自分のあり方など、今まで疑問を持たなかったことまでいろいろ考える年でした」

――2025年の9月26日に20歳になったことも大きいのでしょうか。

「18歳で成人になっていても、心は子供みたいな気分でした。でも20歳は自分の中でも一つの節目で。嬉しい気持ちもありつつ、“20歳になってしまった”という気持のほうが大きくて、大人の仲間入りをしたんだと、すごく実感しています」

牧野羽咲

――前回の取材で“子役時代のクセが残っているので20歳になるまでに変わりたい”ともおっしゃっていました。演技についてのアプローチにも変化がありましたか?

「やっぱりそこが一番悩んだところでした。小栗旬さんとお話する機会があったときに、小栗さんから演技教師のサンフォード・マイズナーの本を貸していただいたんです。内容は今までの私の“子役芝居”とは全く別の考え方で、初めは理解できなかったんですが、読み込んでいくうちに、いろいろな発見がありました」

――具体的にはどんなことですか?

「一時期、お芝居が全然楽しくないと思う時期もあったのですが、今はお芝居の中でも、それ以外でも、人とのコミュニケーションも楽しむようになっています。マイズナーの著書には“今起きていること、今感じたことを表現することが本当の演技”ということが書いてあったんです。自分が考えてきた型にはめていくような芝居とは違うアプローチだったので、すごく刺激的でした。お芝居に対する気持ちが大きく変わりました」

牧野羽咲

――それを実践して手応えを感じましたか?

「最近、事務所(トライストーン)のレッスンに後輩の子たちも入ってきて、私が演技を引っ張っていかなくちゃいけない立場になったときに、事前に準備してきたものを出しても、上手くキャッチボールになっていないことがあったんです。私はちょっと承認欲求高めなので(笑)、自分が考えてきた芝居を見せたいというところもあったんですが、そんなことをやっているから楽しくないのかも!と思って。今その場で、後輩の子や同期の子たちが投げてきたボールを受けて、臨機応変に返せたとき、初めて楽しい気持ちになったんです」

――悩んでトライしながら光明が見えてきた。

「台本だけを覚えて、演技プランは考えずに、その場で作っていくというつもりで臨んで、どんな球を投げられても返せるようにするのは、とても勉強になりました。今はお芝居について、上手くやりたいというより、楽しみたいという気持ちでいます」

牧野羽咲

――昨年公開された映画『見える子ちゃん』や、オンエアされたドラマ『愛の、がっこう。』など、同世代の俳優が多い現場を経験して、刺激になったのではないですか?

「同世代の子たちと、演技に対する考え方や、俳優としてのモチベーションについて話ができたのは有意義だったなと思います。でも『愛の、がっこう。』の頃は、一番悩んで自信を無くしていた時期だったので、学びになるというより、未来について話すのが怖いという状態だったんです。自分が考えるのを避けていたことを言葉にできる同世代の子たちがすごいなと、少し嫉妬も感じつつ、そういう姿勢は真似したいと思いました。言葉にすることで自分を前進させるということを」

――さまざまな葛藤を経験した1年だったんですね。

「私は負けず嫌いな性格なので、ライバル意識はめちゃくちゃあって。同世代の所属俳優たちに対してもそうですし、俳優以外でも、地元の友達に対しても負けたくないという気持ちはいつも持ってしまうんです。でも最近は、人と比べることより、自分の個性が大切だなと思っていて。オーディションに行ったとき、演技はある程度できるという中にいて、そこで目立って、役を掴み取る何かが、今の私には足りていない。今磨くべきものは個性なのではないかなと思っています」

牧野羽咲

――大学で映像を学ばれていましたが、その中でつかんだことはありますか?

「シナリオを作成する課題があったのですが、30分の作品のシナリオを書くのに、こんなにも時間と手間がかかるんだと思いましたし、自分が書ける題材が限られていて、自分の人生経験の少なさも痛感しました。様々なことを深く調べるきっかけにもなりましたし、だからこそ今台本を読んだ時、作者の本当の意図は何だろうと読み取る姿勢は、以前より身についたと思っています」

――俳優としての方向を決めていく上で必要なことを、一つ一つ経験した1年だったようですね。では、年が明けて2026年、どんな気持ちで俳優の仕事に臨みたいと考えていますか?

「牧野羽咲という人間を確立したいです。20歳になりましたが、気持ちはまだ16歳くらいで止まってるので(苦笑)。だから、人間としても魅力的な、素敵な女性になりたいです。例えば洋服を見た時、“この服あの人が着てそう”って思うことありますよね。自分も様々なジャンルに挑戦して、自分に一番向いているもの、自分の個性を見つけたいと思っています。あと私、雑なところがあるので…大雑把な性格を直して、それが演技にも生きたらいいなと思ってます。ライフスタイルが芝居を良くしていくなら、それは一石二鳥なので。最近は日々を大切に生きようと心がけているんです。毎日、何でもいいから目標を立てて生活できたらと思います」

牧野羽咲

――目指している素敵な女性像はありますか?

「最近、森七菜さんのお芝居が好きなんです。自然体で、どこかかわいらしい演技が魅力的です。映画『国宝』のような伝統と格式のなかにある人物から、ドラマ『ひらやすみ』のような、原作漫画のポップさまで演じられる振り幅がすごいですし、一貫してどれも自然で、森七菜さんという人格は保っている、そういう部分にとても刺激を受けています」

――2026年にチャレンジしたいことは?

「子役からのイメージをまるっと変えられるような、大きく振り切った役をやりたいです。小悪魔的なキャラクターや、過去に闇を抱えている人物とか。私自身、小さい頃から変わらないまま生きてしまっている気がして…。今年大きく変わる起点となるような役との出会いがあればいいなと思っています」

牧野羽咲

PROFILE

牧野羽咲(まきの・うさ)●2005年9月26日生まれ、神奈川県出身。特技:書道、ダンス。趣味:映画鑑賞。
Eテレをはじめ子役として各局のドラマに出演。2025年にはドラマ『愛の、がっこう。』、映画『見える子ちゃん』、CM『小さなお葬式』『“やさしい”人(ACジャパン・NHK共同キャンペーン)』などに出演。トライストーン・アクティングラボのレッスンを経て、トライストーン・エンタテイメントに所属。

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Information

トライストーン・アクティングラボ
2026春(5月スタート)レッスン生募集

人気・実力を兼ね備えた俳優が所属する芸能プロダクション、トライストーン・エンタテイメント直営の俳優養成/演技研究所。演技の未経験者から、演技術の向上を目指すプロの俳優まで、幅広く門戸を開いている。講師陣は多数の俳優を指導してきたエキスパートぞろい。また、映画や舞台の製作者、監督、演出家、俳優などによる特別講義も実施している。映画『クローズZERO』シリーズや『ルパン三世』そして『新宿スワン』といった大型映画を自社製作しているのもトライストーン・エンタテイメントの特色。TSAL生にもこれらの作品への出演の機会を提供している。もちろん、外部の映画、ドラマ、舞台のオーディションへも積極的に送り込んでおり、TSAL在籍中から俳優として現場に入る人は多い。レッスンで有望と認められたり、人一倍の努力が評価された場合には、トライストーン・エンタテイメント所属に向けて推薦が受けられる。今回の牧野羽咲に加え、当欄にてインタビュー掲載のあった前原滉も、演技未経験でTSAL入所〜レッスンを経てトライストーン・エンタテイメントに所属をした一人であり、2025年は『ブルーボーイ事件』『君の顔では泣けない』ほかが公開。また東野絢香もTSALで芝居を磨き、トライストーン・エンタテイメントに所属。NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』にて花魁・志津山役で出演、2025年公開の出映画『ゴーストキラー』『でっちあげ 〜殺人教師と呼ばれた男』など多数の映画に出演している。


▼トライストーン・アクティング・ラボの詳細は下記まで
TEL:03-5433-2195
WEB: http://www.tristone.co.jp/tsal/

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