――あははは。実際の蒼木さんはどんなキャラクターなんですか？

谷水「SUNPLUS内では最年長なんですけど、ちょっとおバカなところもあって……」

蒼木「こんな風にイジってもらえるような関係性です（笑）」

山形「仲の良いお兄ちゃんみたいな感じだよね」

蒼木「最近、別のメンバーとも話していたときも、ふと『なんか家族みたいだね』っていう話が出るから、そういう感じなのかな。SUNPLUSは居心地が良いし、飾らずに居られる数少ない場所の一つだなって思う」

谷水「気を遣わずにいられるもんね、ホント」

――谷水さんに関しては？

蒼木「調子がいいタイプ。人あたりも良いし、嫌われるタイプではない」

山形「確かに。それこそ、加入したての時、“初期からいたんじゃないか？”っていうくらい、すぐに打ち解けていたよね。突如家族の中にやってきた猫みたいな感じ。即みんなに可愛がられていた」

蒼木「本当にすぐに馴染んでいたよね」

山形「SUNPLUSにはやんちゃポジションの子が3、4人いるんですけど、力はその中の一人です」

谷水「そうですね！（ドヤ顔）」

蒼木「そのキメ顔、文章じゃ伝わらないから！（笑）」

谷水「たっくん（山形）は、なんだろうな。しっかりしているんだけど……」

山形「“しっかりしている”でいいじゃん！（笑）。僕は中間管理職ポジションです」

谷水「イベントとかでもトークをまとめてくれたりするんですけど、その一方でふざけるときはすごくふざけるっていうか…」

蒼木「まあ、ゴリラだもんね」

山形「なんでやねん!!」

谷水「まあ、ここ二人ともゴリラなんで……」

蒼木「おい!!!（笑）。でも、匠がいないと、“あれ？匠いまどこにいるんだろ？”ってなる。やっぱりいると安心するし、場が明るくなるんだよね」

山形「僕は若いメンバーと年上のメンバーの間にいて、そこの橋渡しというか繋げたいタイプの人間なんです。それに、最近自分で気付いたんだけど、僕ってちょっと変な人間なんだよね。会話の中心にもなりたくないし、でも疎外はされたくない。SUNPLUSのちょうどいい感じのところにいたんです」

谷水「若干、めんどくさいタイプです（笑）」

――全寮制の男子高が舞台となる作品ですが、みなさん、実際はどんな男子高校生でしたか？

蒼木「二人ともぜんぜん想像つかないけど、匠は今とあんまり変わらなさそう。さっき、自分は中間管理職だって言っていたけど、学生のころはどちらかというと、みんなの中心になって盛り上げていたんじゃないかな。先頭に立って、みんなとワイワイしているイメージがある」

谷水「わかる〜！」

山形「僕は、すでに芸能の仕事を始めていて、レギュラーも2本あったりして、高校ではわりとスターみたいな感じだったので、すごくイキってました（笑）」

蒼木谷水「えーーー!?」

山形「運動会とか体育祭になると、写真の列ができたりとかしていて…」

蒼木「マジで？」

山形「それで勘違いしてイキってましたね。別に僕自身はそれを楽しんでいたわけじゃなくて、それよりも“超人クラブ”っていう筋肉自慢のメンバーと一緒に、いつも鉄棒で遊んでいました」

蒼木「僕はずっとダンスをしている高校生活でした。あまり学校の友達と一緒にどこかに遊びに行ったりすることがなくて、ちょっと特殊なのかもしれないんですが。どちらかというと、20代や30代のダンスの先輩方と一緒に外でダンスの練習をしたり、いろんなところに連れていってもらったりすることが多くて。だからこそ、今回の男子高校生の物語に関しては、自分の経験では想像しきれないところもあって、不思議な感覚があります」

谷水「僕は部活の思い出が一番印象に残っていますね。高校の時は弓道をやっていたんです」

蒼木「へ〜〜〜!! イメージない。ギャップだね」

山形「嘘ついてるでしょ！」

谷水「いやいや、嘘ついてないから！（笑）。中高一貫の学校だったんですが、中学の頃から仲の良い友達と一緒に、みんなで弓道部に入って、ワイワイ楽しく部活をやっていて。けっこう部活にも力を入れている学校だったので、毎日部活に行って頑張っていた思い出があります」

――それぞれ芸能界に憧れたきっかけって、何だったんですか？

山形「中3の夏、野球部を引退した頃に、同じくラグビー部を引退した友達が僕の家に来て。雑誌を読んでいたら、サンミュージックアカデミーのオーディション情報が載っていて、それを見た友達が『やりたい』って言い出したんです。それで『匠もついてきて』って言われて、僕もオーディションについていったら、その友達は落ちて僕が受かったっていう、よくあるパターンのやつです（笑）」

――オーディションあるあるですね。

山形「なので、僕がやりたくて入ったわけではなかったので、最初はあまり乗り気じゃなかったんです。でも、サンミュージックアカデミーという養成所に入って、入所金とか月謝とかもかかるわけですよ。だから、そのかかったお金を取り返すために頑張ろうと思ってやっていて」

蒼木「頑張り方を間違えている気がするけど（笑）」

山形「でも、やっているうちに、だんだんとお芝居とか仕事が楽しくなっていって、今に至るっていう感じです」