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2018/03/30 23:14
佐藤流司、崎山つばさら若手俳優が生演奏ライブで魅せる!「御茶ノ水ロック-THE LIVE STAGE-」が開幕
テレビドラマ&舞台連動企画 第2弾「御茶ノ水ロック-THE LIVE STAGE-」が、30日より東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて開幕。初日公演に先駆けて、前日29日に公開ゲネプロが行われ、佐藤流司、染谷俊之、崎山つばさ、荒木宏文が囲み取材に出席した。
本作は、高校水泳部の青春ドラマを描いた『男水!』に続く、テレビドラマ&舞台連動企画の第2弾。すれ違ってしまった兄弟の絆を中心に、バンドにかける男たちの青春を描く。今年1月よりテレビ東京にてドラマ版が放送されたほか、KADOKAWA「月刊コミックジーン」にてコミカライズ、「ビーン文庫」にてノベライズされるなど、様々なメディアミックスを展開。
「いつか武道館のステージに立ちたい」という、子供の頃から同じ夢を掲げていた兄弟・始と亮は母親の死をきっかけに確執が生じ、別々の道を歩むこととなる。数年の時を経て、始は自身の結成したバンド「DYDARABOTCH」で活動していたが、ライブの集客に苦戦するなどバンド活動は鳴かず飛ばず。一方の兄・亮は、インディーズレーベルの社長として、注目バンド「The DIE Is Cast」(通称:DIC)をプロデュースしていた。
インディーズバンドの最高峰を決めるライブイベント『BUZZ ROCK FUTURE』で、和解した始と亮。勝負の結果は、DICが優勝に輝き、「DYDARABOTCH」は惜しくも準優勝に終わる。「DYDARABOTCH」は、どんどん人気があがっていくDICに対抗意識を燃やし、デモテープを持って売り込みをかける日々を送る。そんな中、亮がかつて所属していた伝説のバンド・The CROWのボーカル桐山純哉が彼らの前に表れ、物語は大きく動き出す……。
テレビドラマ版で演じたキャストたちがそのまま舞台版でも出演し、物語もドラマの続編として新たなストーリーが描かれる本作。主人公・始を演じる佐藤は「DYDARABOTCHは、ドラマでもそうとう元気で活発な感じでしたが、舞台では、しっかりとそれらを表現して、みなさまに受け取ってもらうために、さらに元気なDYDARABOTCHになっています」と明かす。
始の兄・亮を演じる染谷は「生演奏が一番の見どころ」と述べ、「ライブを観に来たような感覚も味わえるし、役者が演奏しているので、お芝居の部分も楽しんでいただけると思います。音楽好きな方もそうでない方も、お芝居好きな方もそうでない方も、両方好きな方もひっくるめて楽しんでいただけるエンターテインメントだと思っています」と吐露。
ライバルバンド・DICのボーカル逢坂翔平<SHO>役の崎山は、「役づくりはドラマの時点でそれぞれできていましたが、この舞台に向けて、より役に対して細かく作っていきました。舞台ならではの僕たちを見てください」とアピール。
伝説のバンド・The CROWのボーカルを務めていた桐山を演じる荒木は「今回、悪役を担当します」と自己紹介し、「ドラマでは始と亮の兄弟の確執がテーマになっていましたが、そこをクリアしてピースフルなエンドを迎えてしまったので、舞台版ではまたひと波起こさないといけない。そこに僕が参加するという、まさに、本当に悪者です」とコメント。さらに「きちんと波を立てることによって、さらなる絆や音楽の大切さだったり、各バンドのメンバーや亮が覚悟を決める、新しい道を見つける…そのための火薬というか、みんなの背中を押せるような悪役をしっかりと演じたい」と決意を新たにした。
兄弟やバンドマンの絆を描く本作にちなみ「絆を感じたエピソード」を聞かれたキャスト陣。佐藤が「ドラマの時もそうでしたが、今回の楽屋でもじゃんけんで負けた人が弁当の残りを片付けたり、自販機に行って、全員のジュースを買ってくるというイベントがあって」と打ち明けると、「毎日?」(染谷)、「そんなことしてたの?」(荒木)、「それ、絆!?」(崎山)とツッコミが飛び交う。
続けて、佐藤は「今日はDYDARABOTCHとDICの合同でそれをやって。ARASHI役の砂くん(砂原健佑)が負けたんです。けっこう年上なんですが、『早く買ってこい!』『走れ!』という罵声、罵詈雑言がね……。やっぱりロックの絆かなって思いました」とニッコリ。これに対し、崎山が「和気あいあいとね」と付け足しし、荒木も「フラットな関係だね(笑)」とフォローするなど、チームワークの良さを見せる。
崎山はDICメンバーで「稽古の合間にスタジオに入ってバンド練習をした」というエピソードを明かし、「音を合わせるだけなんですけど、すごく楽しいし、会話しているような感覚で。味わったことのない、仲間意識みたいなものが芽生えました。それを舞台にも反映できたら」とコメント。さらに「亮(を演じる染谷)さんも、バンド練習のときに、『頑張ってね』という応援を毎回してくれた」と明かしつつも、「直接は来てくれなかったんですけど……」と本音をポロリ。
「行きたかったけど、行ったら邪魔かなと思って」と慌てて弁解する染谷に対して、崎山は「でも、毎回『サポートできることがあったら、言ってね』という言葉をかけていただいたり、本当にいい関係性ができました」と笑顔で返していた。
そして、舞台を楽しみにしているファンに向けて、崎山は「今回は、バンドの物語ということで、舞台のストーリーを楽しんでもらいつつ、全身で楽しんでもらいたい。(グッズとして)Tシャツやタオル、アルバムもあるので、体で『御茶ノ水ロック』を感じていただければ」と呼びかける。
佐藤は「ライブも当然ですが、お芝居もみなさんの脳内に畳み掛けるような、かなり目まぐるしく早いテンポで進んで行く舞台です」と作品について述べ、「演じている側としても、毎回同じことができないくらい、素早く進んでいく舞台なので、毎回新鮮な気持ちで演じることができる。なので、みなさんもその1回の舞台とライブの生のパフォーマンスを感じていただけたら嬉しいです」と語った。
「御茶ノ水ロック-THE LIVE STAGE-」は、3月30日(金)〜4月15日(日)まで、東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて上演。なお、本公演のBlu-ray&DVDが8月29日に発売されることが決定。