武田梨奈×濱正悟 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「武田梨奈×濱正悟」

2021/06/30

「武田さんの“オーディション挑戦300回”には負けますが、僕も100回近くは応募したと思います」

武田梨奈×濱正悟

武田梨奈×濱正悟

――武田さん演じる春子、濱さん演じるナポレオン。それぞれご自身のキャラクターを演じる際にこだわったことを教えてください。

濱正悟「今回は人気ゲームのオリジナルストーリーの実写化ということで、原作ゲーム(『イケメンヴァンパイア◆偉人たちと恋の誘惑』)をやらせてもらって、設定も伺った上で役と向き合いました。原作ではナポレオンが動いている絵はないですから、実写でやるからこその良さが出るように、と意識をしていました。舞台版の『イケメンヴァンパイア◆偉人たちと恋の誘惑 THE STAGE』に関しては、ゲームの物語の世界に入っていくのですが、今回の映画はナポレオンが現実世界にやってくる話でもあったので、新しさが出せたらいいなと思いました。せっかく80分もありますから、序盤ではもちろん自分が知らない世界に来ているナポレオンだからこその硬さを出しながら、その中でのナポレオンっぽさを意識して、中盤では心を出して、暖かみを出して、いろいろな表情をつけていこうと思ってお芝居をしました」

武田梨奈「私が演じる春子は、この物語の登場人物の中でも一番普通と言いますか。等身大の女性だなと感じたので、観てくださる方に“こういう女性、身近にいるよね”とか“自分と重なるな”と思ってもらえたり、共感してもらえるように演じたいと思っていました。クセが強くてもダメですし、とは言えクヨクヨしすぎていたり、最初から“この女の人のことが好きになれない”と思われてもいけない。頑張っているけれど空回りしちゃう、等身大の春子を演じようと意識をしていました。あと、撮影期間中はずっと携帯の待ち受けをナポレオンにしていました(笑)。イメトレも兼ねて。毎晩寝る前にはナポレオンに『おやすみ』ってしていました。常にその気持ちを作っておけば、動いているナポレオンを撮影現場で見たときの感動が違うんじゃないかなって思いましたし、もちろんアプリもやっていましたが自分の生活をナポレオンに染めていました」

武田梨奈×濱正悟武田梨奈

――そんな撮影現場での思い出を教えてください。

濱正悟「撮影二日目の昼くらいの出来事なんですが、撮影セットの春子の部屋の隣が支度部屋だったんですね。そこにメイク部さん、衣装部さん、武田さんがいらっしゃって、いろいろと話し込んでいたんですが、まだ二日目ですし、僕はまだ現場に打ち解けることが出来ないでいたんです。そのときに急に武田さんのいらっしゃる方からこちら側へ、黒い物体が通り過ぎていったんです。僕とスタッフのみなさんは『わぁーーーっ!!』って慌ててしまって、現場が修羅場と化したんです。実はそれ、武田さんが走らせたミニカーみたいになっている虫のおもちゃだったんです」

武田梨奈「ふふふ(笑)」

濱正悟「それで心の緊張が解けました」

武田梨奈「これをきっかけに話ができるようになりましたね」

濱正悟「それが一番の思い出です」

武田梨奈「ありがとうございます。濱さんはすごくク−ルな印象でしたし、年下だけれど落ち着いていて、しっかりされていたので、仲良くなるのは難しいかもと思っていたんです。それで一度、ふざけてみよう!と思って、それを仕掛けました(笑)。それまでは本読みでも現場でも、お互いに挨拶をするくらいだったんですが、そこから話が出来るようになったので良かったです。どんな反応されるか分からなかったんですが、私のいたずらに嫌な顔せず反応してくださって。そこから仲良くなったんです」

濱正悟「さすがだ!と思いましたね(笑)。でもナポレオンとして、最初から距離が近すぎてもいけないとも思っていましたし……って、半分くらい人見知りの言い訳なんですが。あえて最初の頃は自分から絡みにいかなかったんです。でも逆に良かったと思います。虫のおもちゃのおかげでコミュニケーションが取りやすくなったし、現場の空気感は大事だなと思ったので。僕も今後、虫のおもちゃを持参しようかなと思いました(笑)」

武田梨奈「一個あげるよ」

濱正悟「本当ですか!?」

武田梨奈「我が家には二匹いるから(笑)」

濱正悟「ありがとうございます(笑)」

武田梨奈×濱正悟濱正悟

――本作は、恋愛も仕事もイマイチで人生の迷子になってしまっている春子が、ナポレオンとの出会いで少しずつ変わっていく物語です。春子のように壁にぶつかったり、心が折れそうになったりしたときのお二人はどのようなことをして打破していっていますか?

武田梨奈「春子が“映画の世界に憧れていた”というところから物語は始まるのですが、私も保育園の頃に映画にハマって“映画の世界に入りたい”と思って、父に『月刊デ☆ビュー』を買ってもらったことがオーディションを受けるきっかけだったのですが、自分の中で耐えられないことや逃げ道を探したいときには映画館に行きます。人前で弱音や弱い部分を出すことが苦手なのですが、映画館の中では泣いたり笑ったり、映画のせいにして感情を出すことができるんですよね。だから壁にぶつかったときには映画館で感情を出しています。なんだったらモーニングショウからレイトショウまで、一日中いるときもありますし、そこでスッキリして次の日を迎えています」

濱正悟「僕もスッキリすることが大事だなと思っているんです。最近は行けてはいないですが、僕の場合はカラオケに行って歌いまくることが一番スッキリします。思いっきり声を出すことで発散できるんですよね。あとは身体を動かすことも有効です。シャドーボクシングをしたり、ランニングをしたりとか、コロナ禍であまり行けてはいないですが登山にもハマっていました。身体を動かして全エネルギーを放出してスッキリする、ということをしています」

武田梨奈×濱正悟

――では最後に、『デビュー』読者の先輩であるおふたりから読者へメッセージをいただきたいです。

濱正悟「この世界に興味を持っているのであれば、オーディションに応募しないと何も始まらないと思います。それによって何かが決まったら物事は動き出します。まずはオーディションに応募する、という行動力さえあればやりたいことも見つかっていくと思うので、若いときにはそういったオーディションとの出会いから自分の方向性や向き・不向き、得意・不得意を見つけていくといいと思うので、どんどん挑戦することだと思います。ちなみに僕自身は高校時代に何度もオーディションに挑戦したけれど落ちてしまって。一度は諦めかけていたんですが、大学生のときにこの先どうしようかと考えて、また思い切って応募しました。武田さんの“オーディション挑戦300回”には負けますが、100回近くは応募したと思います。当時の僕にとっては『デビュー』はありがたかったですね。いろいろな情報が載っていて。進路として役者というものはないですし、親に聞いてオーディションの存在を知って、受けるようになったからこその今です。とにかく応募しなければ始まらないです。ね? 武田さん!」

武田梨奈「はい! 私もずっと受からなかったときと、オーディションに受かり始めたときの自分の中での変化はあったんです。オーディション用紙の志望ジャンルのところに、『女優』『モデル』『歌手』『タレント』などを選択する項目がありますが、受からなかった頃の私はとにかく全部に丸をつけていたんです。“なんでもやりたいです。マルチに挑戦したいです”という感じで。自己PRに関しても豆粒のように細かくたくさん書いていました。でも、それだと一度も書類選考の先にいけなかったんです。“自分の中で何がしたいのか”、“なぜこの世界に入りたいのか”、簡潔にまとめて書くようになったら、書類選考から先、私自身のことも見てもらえるようになったんです。一つでも自分のポイントとして、やりたいことや憧れるイメージを持つことで転機になったと思うんです。中でも私には『空手』『アクション』という特技があって、その特技がきっかけで映画のオーディションに合格してデビューさせてもらったので、とにかく自分が一つ、なりたい姿をイメージ出来ることって大事なんじゃないかと思っています。最近では海外の作品のオーディションにも呼んでいただけたりもしていますが、まだまだ課題はたくさんあるので頑張っている真っ最中です。みなさんと一緒に、私も頑張っていきます!」

衣装協力/【武田梨奈】ドレス¥86,900(RIEKA INOUE GNU)、サンダル\36,300(HENRI EN VARGO)、ピアス ¥1,880(ROOM)、【濱正悟】ブルゾン¥44,000、パンツ¥31,900(ともにクルニ)、Tシャツ\5,500(カラフル スタンダード)、シューズ/スタイリスト私物
Special Movie

デビューっ子の武田梨奈&濱正悟からの応援メッセージ!|映画『ナポレオンと私』7月2日公開

PROFILE

武田梨奈(たけだ・りな)●1991年6月15日生まれ、神奈川県出身。ソニー・ミュージックアーティスツ所属。2009年に映画『ハイキック・ガール!』 (西冬彦監督)で主演に抜擢される。映画『デッド寿司』(井口昇監督)でテキサス「Fantastic Film Festival 2012」にて主演女優賞、第1回ジャパンアクションアワードのベストアクション最優秀賞女優)を受賞。『組谷物語 おくのひと』(蔦哲一朗) では第26 回東京国際映画祭「アジアの風」にてスペシャルメンションを受賞するなど、多くの映画祭で受賞を果たす。代表作はBS テレ東ドラマ「ワカコ酒」の主演を務めるほか、映画『進撃の巨人』 (樋口真嗣監督)、『世界でいちばん長い写真』(草野翔吾監督)、 『いざなぎ暮れた。』(笠木望監督)など多数の映画に出演。今後は映画『吾輩は猫である!』『ジャパニーズ スタイル Japanese Style 』、日米印合作映画『Shambhala シャンバラ』などが待機中。

濱正悟(はま・しょうご)●1994年8月22日生まれ、東京都出身。エイベックス・マネジメント所属。2015年にGirlsAward×avex 「BoysAward Audition」で特別賞を受賞。16年から1 年間、情報エンタテインメント番組『ZIP!』のレポーターを務めたのち、スーパー戦隊シリーズ「快盗戦隊ルパンレンジャー VS 警察戦隊パトレンジャー」 (18〜19年/EX) で演じたルパンブルー/宵町透真役で注目を集めた。主な出演作にドラマ「コーヒー&バニラ」(19年/MBS )、「お茶にごす。」(21年/Amazon Prime Video・TX)、映画『酔うと化け物になる父がつらい』(片桐健滋監督)、『真・鮫島事件』(永江二朗監督)などがある。

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Information【1】

映画『私とナポレオン』
2021年7月2日より池袋HUMAXシネマズ、渋谷HUMAXシネマ、横須賀HUMAXシネマズほか全国公開

私とナポレオン©CYBIRD

全世界でのシリーズ累計会員数は3,500万人突破し、配信中のタイトルは12タイトルに渡り国内外で多くの女性が熱中している大人気恋愛ゲームアプリ「イケメンシリーズ」のスタッフが贈る、初のオリジナルストーリーによる実写映画。
結婚や仕事など悩みがつきないアラサーの主人公の大原春子(武田梨奈)が、ある日、恋愛ゲームをインストールしてみると、画面の中からナポレオン(濱正悟)が現れ 、春子の幸せ探しを応援するナポレオンとの奇妙な同居生活がスタートする。おとぎ話のような設定は、夢と現実のはざまにある不思議な世界。ナポレオンと過ごす時間は、毎日の生活に疲れ、見えない未来に不安を抱いている春子にとっての安らぎとなっていくという、異世界から現れた英雄が、愛を運んできてくれる"妄想系ラブストーリー"。

◆公式サイト:https://napowata.com/

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