D-DAYS vol.183 陳内将 | 特集 | Deview-デビュー

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D-DAYS vol.183 陳内将

2023/05/01

「『将道』というイベントは、いずれ、地方にも行けるような、そんなイベントにしたいなと。今後、乞うご期待ってことで!」

陳内将

――その他、特に転機になったのは?

陳内将「舞台『東海道四谷怪談』も大きかったです。初の女形だったので、日舞(日本舞踊)に通いまくりました。そのおかげで、たぶん舞台『紅葉鬼』(2019年)の所作にも繋がったんだろうなと。2013年の『刑事110キロ』以降、ドラマや映画にもちょこちょこ出させてもらっていたんですが、『ちゃんと実力をつけたいから、もう一回、舞台を中心に勉強し直したい』とマネージャーさんにも伝えていて。『向こう3年、舞台をたくさん経験して、3年後に主役をやれたらいいな』って言っていたのですが、ちょうど3年後の2016年に、方南ぐみ企画の『片想い』という作品で主役を演じることができたんです」

陳内将

――ジャンルの幅も広ければ、スキルのその分つけてきていますね。殺陣やアクションも通っていて。

陳内将「もっと殺陣が上手くなりたいと思っていた時期があったんです。南誉士広さんっていう、劇団☆新感線の作品にも殺陣衆として入っていらっしゃる方がいて、その方に連絡して、一対一でアクション指導をしていただいたりもしました。舞台『紅き谷のサクラ〜幕末幻想伝 新選組零番隊〜』(2017年)が決まったときに、新選組の物語だし、殺陣が上手くなりたいなって思って習い始めたんですが、実際は、鉄砲を使う悪役でした(笑)。舞台『紅き谷のサクラ〜』の殺陣師が加藤学さんだったんですが、その後、MANKAI STAGE『A3!』シリーズで再会できて、何事もご縁だなと思いました。2018年以降、この5年間はきっとみなさんも記憶に新しいんじゃないかな」

陳内将

――15年続けてきて、陳内くんが思う、この仕事の魅力とは?

陳内将「これまでいろいろとやらせていただきましたが、まだまだやりたいジャンルだったり、挑戦したい役柄がたくさんあるところだと思います。年齢を重ねるほど、やれる役、やりたい役も変化していく。25歳から35歳って、どっちつかずみたいなところもあるじゃないですか。生徒もできるけど、先生にもなれるというか。40代になったとき、今度は色気のある大人として、説得力のある芝居がやれるようになるのかなっていうのは楽しみではあります。もし、過去にやり残したことがあるとしても、あのとき、この役がやれていたらよかったよなって思いを馳せることがあったとしても、それは未来でリカバリーできるんじゃないかって思わせてくれるから、取り返しはつくと思うんですよね。今後の夢というか理想は、祖母や両親が元気なうちに、より見やすいテレビ作品に出演する自分もいっぱい出て見せてあげること。あと、地元・熊本公演もやれたらいいなと思っています」

陳内将

――5月6日に開催する初のソロイベントのことも。どんなイベントになりそうですか。

陳内将「詳細は言えませんが、イベントでやることの台本を自分で書いていて、めちゃくちゃ楽しかったです。ファンクラブに入ってもらっている方に、これまではチケット先行でしかお返しできてなかったな、もっと応援してくださっている分お返ししたいなという想いがあって。でも、これまでソロイベントってやったことなかったから、その発想がなかったんですよね。昨年1年間、主演作を含めけっこう走り抜けた感じがあって、12月にMANKAI STAGE『A3!』ACT2! 〜AUTUMN 2022〜が終わったあと、働き過ぎたのか燃え尽き症候群みたいな感じになって、10日ほどお休みをもらったんですね。一度、お芝居のこととか何も考えないように空っぽにしようって。そんなとき、今後どういう形で進んでいくかをマネージャーさんと話し合う機会があって、ファンイベントという企画が持ち上がったんです。そのときに、“それだ!”ってなりました。今回は、まずゆかりのある表参道GRUNDでの開催だけど、この『将道』というイベントは、いずれ、地方にも行けるような、そんなイベントにしたいよねって。第二弾以降、そういう形も考えていますので、乞うご期待ってことで、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!(笑)」

Special Movie

デビュー15周年を迎える陳内将、初のソロイベントへの想いを語る

PROFILE

陳内将(じんない・しょう)●1988年1月16日生まれ、熊本県出身。 近年の主な出演作に、舞台『紅葉鬼』シリーズ、舞台『東京リベンジャーズ』シリーズ、ドラマ・舞台『あいつが上手で下手が僕で』、ドラマ『恋と友情のあいだで』、ワーキング・ステージ「ビジネスライクプレイ2」、舞台劇「AD-LIVE(アドリブ) 2022」、朗読劇「アルバート家の令嬢は没落をご所望です」、東映ムビ×ステ 映画『死神遣いの事件帖 -月花奇譚-』、ハイブリッド・イマーシブシアター「同窓会〜優しくて残酷な彼を偲んで〜」、舞台『文豪とアルケミスト 戯作者ノ奏鳴曲』、映画『ヒットマン・ロイヤー』、『朗読活劇 信長を殺した男 2023』など。 5月14日に「赤澤燈・陳内将の笑ってじんとも!!」スペシャルイベント 声出して笑ってイイノー? イイノー! In イイノホール、5月21日に『Jewels Story ラフマニノフの旋律』、8・9月にはMANKAI STAGE『A3!』ACT2! 〜SUMMER 2023〜への出演が控えている。

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