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2023/01/11 21:54
玉城裕規・和田琢磨・三浦涼介・陳内将らとともに観客も「同窓会」に参加する”アトラクション型演劇”が開幕、ハイブリット・イマーシブシアター「同窓会〜優しくて残酷な彼を偲んで〜」
同窓会を舞台にした密室サイコサスペンスを描く、ハイブリッド・イマーシブシアター「同窓会〜優しくて残酷な彼を偲んで〜」が、11日にマリーグラン赤坂にて開幕。初日公演に先立ち、最終リハーサルが行われ、キャスト陣がメディア取材会に出席し、意気込みを語った。
同公演は、「同窓会のパーティー会場」という設定の中で、観客も同窓会に参加する「同級生」になって、出演者と同じ「同窓会会場」で会食を楽しみながら、同じ目線で謎を追っていく仕掛けとなっている。また、リアル会場での観劇のほか、オンライン配信もあり、オンラインの観客は複数のカメラを行き来したり、双方向のチャット機能を使って、事件の目撃者として参加することが可能。リアル会場で観劇する人もオンラインで観劇する人も、この物語の住人になりきって参加する、アトラクション型演劇となっている。
大学を卒業してから数年後、同窓会で久々の再会を果たした、かつての登山サークルのメンバーたち。卒業前の最後のキャンプで、転落事故によって亡くなった『彼』を懐かしみながら昔話に花を咲かせていた。そこへ突如、『彼』を名乗る人物から、『僕は殺された。どうか真実を』というメッセージが届く。突如はじまる、旧友の死をめぐる追及劇。犯人はこの会場の中の誰か…という、心震える本格派最古サスペンスストーリー。
この日の取材会には、脚本・演出のほさかよう、玉城裕規、和田琢磨、三浦涼介、陳内将、定本楓馬、松島勇之介、石川凌雅が出席。
日替わりキャスト(1/11・15)の石川は「ここ数年ではできなかったようなスタイルの演劇なんですが、劇場で見るよりも臨場感や没入感がすごくて、自身が本当にその世界に入り込むような感覚に陥る。僕も演じながら楽しんでいけたらいいなと思います」と意気込みを明かす。
役名が「????」で、どんな人物を演じるのか明かされていない松島は、「会場で観劇されるお客様は僕らと距離が近いので、お客様もすごい緊張感だと思いますが、同窓会の一員として参加していただくので、その緊張感をより一層楽しんでいただけたら」と述べ、「配信でもまた違った見どころがあるので、それも楽しんでください」と見どころを語る。白石双葉役を演じる定本も「舞台というのは、お客様と僕らで作り上げていくものですが、今回はお客様も登場人物の一人として集まっていただくので、それがより一層深まっていると思います。お客様無しではできない作品となっておりますので、ドキドキしながら見てもらえたら」と本作ならではの世界観について吐露。
また、佐倉匠役の和田も「お客様が入って初めて完成する作品なので、幕を開けないとどういう形になるのか、どういう感想をいただくのかわからない。ワクワク半分、不安半分という感じです」と明かし、「素晴らしい役者の方々と力を存分に出し合って楽しんでいきたいです」と決意を新たにする。
葉山正太郎を演じる陳内は、「イマーシブシアターってどういうこと?って思っていると思いますが、我々もまだお客様に入っていただいてないのでわかってない"どういうこと?"というのがたくさんある。なので、その"どういうこと?"をたくさん見つけてもらって、お友達と共有してもらえたら、まんまとほさかさんの手中に収められているってことなので、ぜひ楽しんでください」とコメント。
三村玲一役の三浦は「稽古期間が限られた時間の中でしたが、ほさかさんを筆頭に、素晴らしいキャストのみなさんととても濃厚で濃密な時間を過ごさせていただきました」と稽古を振り返り、「こういったご時世で、いろんなことが制限される中で、今回の新たな演劇という部分で、我々が新たなことに挑戦し、進んでいくといったところも楽しんでいただけるんじゃないかなと思います」と期待を寄せる。
高城優斗役の玉城は「演出のほさかさんの世界がとても素敵で、そこに変な役者のみなさまが生きております」とジョークを交えてコメントすると、共演者からは「お前を筆頭にな!」と突っ込まれ、「やかましい!(笑)」(玉城)と息ぴったりな掛け合いを披露。そして、「そんな僕らと同じ世界観に、ともにお客様と入れるということを大切にして、公演期間が短いですが精一杯務めていきたいと思います。一緒に同窓会を楽しみましょう!」とアピール。
さらに「このカンパニーでできるということがとても幸せで、いざ稽古をやってみるとより幸せを感じました」と明かし、「このメンツだからこそ作り出せる空気感っていうのが必ずあると思うし、それがにじみ出ると思うので、そちらもお客様に感じていただければ」と本作への熱い想いを語った。
また、取材会にはスペシャルゲストとして「モグライダー」の2人も登場し、玉城・和田・三浦・陳内とともに"同窓会"についてのエピソードトークを展開。
以前、小・中の同級生とコンビを組んでいたというともしげは、「その人がすぐに就職しちゃって、今は公務員になっていて、家を立てて車も持っていて、僕とは雲泥の差がついていて悔しかった」と明かすと、相方の芝大輔も20代のころに参加したという中学の同窓会を振り返り、「田舎に残っている奴らはみんな結婚もしているし子供もいて、家建ててるやつもいて。当時の僕らはお笑いの仕事がまったくない状態だったから気まずかったのを覚えてるわ」と、ともに苦い経験を告白。
また、「大勢でいると、僕ら芸人って多いんですけど、『チャンスだよ、ここでアピールしなよ』とか『面白いことやって』って言われる。ひょうきんだった同級生が大人になってもひょうきんで、飲み会で騒いでいると『芸人さん、負けちゃうよ!』とかも言われる。負けねーよ、別に!!って思うけど、あれが怖くてちょっと遠ざかっている感じはあるかな。向こうは何の悪気もなくウェルカムでいてくれるんだけどね」と苦笑い。
ともしげも「最近はテレビとか出させてもらっていますけど、『何かやってよ!』って言われそうだから逆にちょっと行きづらい」と明かし、「売れてなくても行けないし、売れても行けないし、どうしたらいいんだ!」と訴え、笑いを誘っていた。
【公演概要】
ハイブリット・イマーシブシアター「同窓会〜優しくて残酷な彼を偲んで〜」
2023年1月11日(水)〜15日(日)マリーグラン赤坂
※全公演でリアルタイムでオンライン配信を実施
脚本・演出:ほさかよう
出演者:玉城裕規、和田琢磨、三浦涼介、陳内将、定本楓馬、松島勇之介
日替わりキャスト:石川凌雅(1/11・15)、星元裕月(1/12)、武子直輝(1/13)、高橋健介(1/14)
▼全8公演の再配信オンライン観劇も予定。
1月21日(土)、1月22日(日)午後
※詳細スケジュールは公式HP、Twitterにて随時更新。