ドラマや映画、舞台などマルチに活躍する、ワタナベエンタ―テインメントの『俳優集団D-BOYS』。そんな彼らのDramaticなDream Lifeに直撃する連載企画！ 今月は、今年8月に大阪・東京・神奈川で上演される舞台「東京リベンジャーズ」に出演する陳内将くん＆中尾暢樹くんが登場！ アニメ化や実写映画化に続き、舞台化される人気作への想いや演じるキャラクターへの意気込みなどを語ってもらいました☆

――この組み合わせ、約１年ぶりの登場（Vol.149）になります。ドラマ『クレイジーレイン』後、お互いの作品を観るなど後日談をお聞きしたいなと。

陳内将「中尾がミュージカル『刀剣乱舞』のオーディション受けようと思っていて……みたいな話をしたよね？ あれは『クレイジーレイン』の撮影の合間だったかな」

中尾暢樹「はい！ あまり舞台を経験していなかったので、どんな感じかわからず、相談したんですよね。そう考えると、『クレイジーレイン』では本当に頼りになる人たちと共演できていて、ありがたかったです」

――今回は舞台「東京リベンジャーズ」での共演になりますが、『クレイジーレイン』のときもそうでしたが、陳内さんは自分が熱望する作品や作家さんとのお仕事が、次々実現していますね。

陳内将「本当にありがたいです。『東京卍リベンジャーズ』はずっと前から舞台化するならやりたいって思っていて。去年やった『ひとりしばい vol.7』で、舞台「東京リベンジャーズ」の演出をやられる伊勢直弘さんと初めてご一緒させていただいたんですけど、その企画・制作が講談社（原作のマンガが「週刊少年マガジン」／講談社にて連載中）とOffice ENDLESS（舞台「東京リベンジャーズ」の制作）で、稽古も講談社の社内でやっていたのですが、そのときは特に何も言っていなかったんです。だから余計に嬉しかったし、驚きました」

中尾暢樹「僕も原作はもともと読んでいて、今回改めて読み返してみたら、僕が演じるアッくんこと千堂敦は信念のある、とても素敵なキャラクターで。アッくんで良かったよかった！と思いました」

――陳内さんは、ドラケン（龍宮寺堅）役にキャスティングされたことについて、どう思いましたか？

陳内将「僕はこの作品に関われるなら、どの役でもいい、与えられる役を全うしたいと思っていたんです。これまで悪役を演じる機会が多かったこともあり、マネージャーさんからは、黒幕的な“稀咲鉄太”とかが合うんじゃない？ なんて話もされていて」

中尾暢樹「あ〜！確かに合いそう!!（笑）」

陳内将「そんな話をしながら、いっそのことドラケンを狙うのは!? など、いろんな可能性を探っていました。ドラケンは長身のキャラクターだから難しいかなと思いつつ、でも映画でドラケンを演じている山田裕貴の身長、自分とそんなに変わらないぞと（笑）。よし、チャレンジしてみよう！と、オーディションで髪を刈ってドラケンに寄せて、とにかく“リベンジャーズ大好き！”アピールをしました。ドラケンのエピソードにあるカルビ丼も、『ゲン担ぎで食べてきました！』って（笑）」

――オーディションで作品への自分の愛、思いを語るのって大事ですか？

中尾暢樹「大事ですよね!?」

陳内将「うん、“好き”を伝えることは大事ですよ！」

――現段階で、どんなふうに表現したいのか、イメージしていることはありますか？

陳内将「正直、自分がこうしたい、こうしよう、っていうのはないんです。東京卍會の総長マイキー（佐野万次郎）を松田凌がやるので、彼が自然にマイキーでいられるように演じたい。（木津）つばさ演じるタケミチにしても、より泥臭く、輝くようにコントラストをつけた芝居をするとかね。あの２人が、どういう芝居をして来るのかが楽しみですね」

中尾暢樹「アッくんは現代パートではいろいろと謎も抱えているので、過去と現代の差をどう表現するのかは、楽しみのひとつではあります。現場に入って見えてくるものもあると思うので、そこからまた、いろいろと広がっていくんじゃないかな」