ドラマや映画、舞台などマルチに活躍する、ワタナベエンタ―テインメントの『俳優集団D-BOYS』。そんな彼らのDramaticなDream Lifeに直撃する連載企画！ 今月は、11月10日開幕のミュージカル『魍魎の匣』に出演する池岡亮介くんが登場！ ソロでの連載登場は初ということで、デビューからのこれまでの役者人生を振り返ってもらいました★

――ソロでの連載登場は初になりますが、撮影した感想は!?

池岡亮介「動画コメントは一人での撮影だったので、かなり緊張しました。いつも誰かが隣にいたし、（大久保）祥太郎と一緒のときなど、年齢的には後輩なのに、甘えて任せてしまうことが多かったなぁと（笑）」

――’09年の第6回D-BOYSオーディションから12年。改めて、この年月をどう感じていますか？

池岡亮介「先日誕生日（9月3日）も迎え、また時期的に考える時間も多かったので、いろいろ振り返っていたところでした。少し前に、小・中学校時代のバスケ部で一緒だった仲間と、初めてリモート飲みをしたんです。そこでみんなに言われたんですよ。『池は全然変わらないよね』って。自分では、上京して年月とともに変わったなと思っていたんです。事務所に入った当初はおとなしくて、そこからちょっとヘンな方向に行って、キャラ付けというか方向性を見失った時期もあったりしたなぁと（笑）。でも変わってないように見えるということは、デビュー当時に戻ったってことなのかな。12年という時を経て、気負わず自然体になれてきたのかなと思いました」

――プラスに捉えていると。

池岡亮介「紙一重ですけどね。当時は10代で、まだ自分のことなんてわからないじゃないですか。自分が人からどう見られているか考えずに過ごしていましたし。よくよく深く考えると、ちょっと怖かったりもするんです。もしかしたら、あまりよく思われていない頃と変わっていないという意味かもしれない。あの頃の自分、どう思われていたんだろう!?って。（リモート飲み会で）画面で並んだ顔を見ても、確かに自分が一番変わっていない気もするし、大人になりきれていないのかもしれないけど」

――演じる役柄のせいかもしれませんが、ビジュアルを激しく変えることがない印象です。

池岡亮介「そうですね。ときには奇抜な役をやるときもありますが、そんなに見た目を変えてきた感じはしない。最近思うのは、今やりたいことをやらないと、やりたくてもできなくなるなと。これまでを振り返ると、2.5次元作品からストレートへと、シフトする感じでいろんな作品に出させてもらいましたが、もともとアニメも大好きなので、今後はさらに2.5次元も積極的にやっていきたいと考えています」

――もともと、すごいこだわりを持つというよりは、飄々と作品や役に入っていくタイプ？

池岡亮介「“これは嫌だ、やりたくない”っていうのはなかったですね。でもミュージカルや歌に関しては苦手意識が強かったな（笑）。あと、SNSで自撮りをあまり載せない、くらいかな」

――それはなぜ？

池岡亮介「一応、撮ってはみるんです。家でまったりしているときに、かなりの枚数撮っているんですよ。良いのが撮れたら、SNSに載せようかなって。でも、いつも、“なんでこんな顔しているんだ!?”って残念な気持ちになる（笑）。世に出せるような写真が皆無で、全然、（撮るのが）上手くならない。あ、写真加工に関しても頑固かもしれないですね。加工に関して寛容になれたら、もうちょっと写真が出せるのかもしれない」