D-DAYS vol.177 池岡亮介×阿岐之将一(特別ゲスト)
2022/11/01
「今年ほど縁に恵まれた年はなかった。"どういう仕事がしたい”と自ら動いたから、引き寄せたものもあるのかなと」
撮影/ワタナベミカ 取材・文/根岸聖子
ドラマや映画、舞台などマルチに活躍する、ワタナベエンタ―テインメントの『俳優集団D-BOYS』。そんな彼らのDramaticなDream Lifeに直撃する連載企画! 今月は12月上演の舞台『夜明けの寄り鯨』に出演する池岡亮介に加え、本作で共演する同じ事務所所属の俳優・阿岐之将一が特別ゲストとして登場。3年前の舞台『チャイメリカ』で共演して以降、“友達”として交流がある二人に、出会った当時の印象やエピソード、さらには再び共演する『夜明けの寄り鯨』への意気込みを語ってもらった。
池岡亮介
――まずは、お二人の出会いから教えてください。
阿岐之将一「舞台『チャイメリカ』での共演が初めましてだったのですが、あれって何年前だっけ?」
池岡亮介「2019年だったから、3年前だね。もっと前な気がするけど。その前は面識なかったんだっけ?」
阿岐之将一「なかったよ。僕がまだ事務所に入って2年とかだったし、年齢は僕のほうが上だけど、事務所の先輩ということで、丁寧にかしこまって挨拶に行ったんです。『はじめまして、阿岐之将一と言います』って。稽古場での顔合わせのときにね」
池岡亮介「全然思い出せない…」
阿岐之将一「ちゃんと、『池岡亮介です。よろしくお願いします』って、敬語で返してくれたよ」
池岡亮介「もちろんですよ!」
阿岐之将一
阿岐之将一「年齢は僕のほうが上だけど、事務所所属歴でいうと亮ちゃんのほうが先輩っていう、ややこしい関係性をなんとかしたくて、カンパニーでの最初の飲み会で “よし、友だちになろう!”と決心して、そう伝えたんだよね」
池岡亮介「そうそう!『友だちになろうよ』って言ってたね。それは覚えてる」
阿岐之将一「そしたら、『“友だちになろうよ”ってストレートに言う人、はじめてだわ』って。頼むよ、ちゃんと覚えといてよ(笑)」
池岡亮介「アハハハ! 将一くんはすごくフラットな人だから、最初から、年齢とか事務所での上下関係とか、全然気にする必要のない人だったよ。しかも『チャイメリカ』の現場でも僕らは年下のほうだったから、『2人で頑張ろうな!』って結託していた。そのあとも、将一くんは結構マメだから、ちょいちょい連絡してくれてね」
阿岐之将一「なんか恥ずかしいな(笑)」
――共演後も交流は続いていたんですね。
池岡亮介「人懐こさもあるから、僕としてはすごくありがたかった。自分がそういうタイプじゃないから。壁を感じさせずにフラットに絡んでくれて、すぐに敬語じゃなくなったんだよね」
阿岐之将一「最初の飲み会のとき、 『敬語とか、一切やめよう』って言ったからね」
池岡亮介「あれから共演こそしてなかったけど、縁はいろいろあったんだよね。今回、僕らが出演する『夜明けの寄り鯨』の演出をされる大澤 遊さんとの縁も。僕が以前、『まじめが肝心』の稽古に行けなかったときに、代わりに将一くんが行ってくれたとか」
阿岐之将一「そこで僕は大澤さんに認識してもらって、今回につながっているっていう」
池岡亮介「あと、お互いの共通点でいうと、僕ら二人とも最近スウィング(作中の役柄すべてを演じる代役)を経験しているっていうこともそうだよね」
阿岐之将一「そうだった。亮ちゃんが『マーキュリー・ファー』をやるときに、『まさくん、スウィングってやったことある?』『どの役もやるアンダースタディ(代役)のことなんだけど』って聞いてきてくれて。『ないけど、やるんだ? 頑張ってね』なんて言っていたら、その後、僕もスウィングをやることになったんだよね。しかも『マーキュリー・ファー』の次の世田谷パブリックシアターでの演目で、僕がスウィングを担当したんです。亮ちゃんに『どういう気持ちで稽古に臨んでる?』『大変だった?』とか、いろいろ聞いたよね(笑)」
池岡亮介「うん。どこかで、もちろん、代役の出番はないほうがいいことだと思っていたけど、僕が出演する機会がやってきて。そうしたら、次の演目で将一くんも本番出ることになって、きっと大変だろうなと思いつつ、最終的にはすごく楽しかったから、ちょっといいなって思ったりして」
阿岐之将一「出る前はもう、一睡もできないくらい緊張していたけど、出てしまえば、あんなに楽しいことってないなって思いました」
池岡亮介「眠れなかったんだ!? こっちは当日の朝に言われたから。考える時間もなく、もうやるしかないっていう状況だったよ」
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舞台『夜明けの寄り鯨』
2022年12月1日(木)〜 18日(日)新国立劇場 小劇場
作:横山拓也
演出:大澤 遊
出演:
小島 聖、池岡亮介、小久保寿人
森川由樹、岡崎さつき、阿岐之将一
楠見 薫、荒谷清水
≪story≫
和歌山県の港町。手書きの地図を持った女性が25年ぶりに訪れる。彼女は大学時代、この港町にやってきて、たまたま鯨が漂着した現場に居合わせた。まだ命のあった鯨を、誰もどうすることもできなかった。
ここは江戸時代から何度か寄り鯨があって、そのたびに町は賑わったという。漂着した鯨は"寄り神様"といわれ、肉から、内臓、油、髭まで有効に使われたと、地元の年寄りたちから聞いていた。
女性が持っている地図は、大学の同級生がつくった旅のしおりの1ページ。女性はその同級生を探しているという。彼女はかつて、自分が傷つけたかもしれないその同級生の面影を追って、旅に出たのだ。地元のサーファーの青年が、彼女と一緒に探すことを提案する。
◆公式サイト:https://www.nntt.jac.go.jp/play/beaching-at-dawn/
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