D-DAYS vol.177 池岡亮介×阿岐之将一(特別ゲスト)
2022/11/01
「きっと不安があるから、武装しちゃうんですよね。本当に自信があったら、そんなこと、出す必要なんてない」
――そんなお二人が共演するのが、舞台『夜明けの寄り鯨』。どんな役を演じますか?
池岡亮介「僕の役の印象は、どこか、つかみどころのない青年なんですよね。ふら〜っと人についていって、ズカズカとプライベートに踏み込んでいく。失礼なやつかと思いきや、気がついたら仲良くなっているんです。不思議な感じですよ。僕は自分から人のテリトリーに入っていくタイプではないので」
阿岐之将一「(笑いながら)いやいやいや、当て書きか!? ってくらい、そのまんまだよ。心を開いているようで開いていない、開いていないようで開いている。亮ちゃんってそういうところ、あるじゃないですか。フラッと来て、フラッと去っていく、みたいな。初対面の人にもすごいフラットに接するなと思っていたら、ここは一線引くんだ!? っていう、つかみどころのなさがある。そっくりだよ」
池岡亮介「そう!? 自分ではわからないな」
阿岐之将一「これ、亮ちゃんじゃん!ってなったからね。そして亮ちゃんの存在が、物語を引き出していく役割になっている」
池岡亮介「お客さんは、僕の後ろについて、一緒にストーリーを回っていく感じになるのかな。でも、つかみどころがないから、本当にこいつについていって大丈夫なのかな?ともなりそう(笑)。そして時間軸が、過去と現在を行ったり来たりするんです」
阿岐之将一「そう。そして僕は、回想の中に出てくる大学生のひとりです。グループの中ではムードメーカー的なポジションで、明るくて、お調子者ではあるんだけど、何気に人間関係のバランスを取ろうとしている。軽口は叩きつつも、ちょっと雲行きが怪しくなったときに、一番責任を感じてしまうんです。いい人物像だなぁと思いましたし、人間として厚みのある描かれ方をしています」
――楽しみですね。では、もうすぐ2022年も終わるということで、今年1年を振り返っての総括コメントをお願いします。
池岡亮介「僕は今年ほど、縁に恵まれた年はなかったです。過去にお世話になった演出家の方など、以前ご一緒させていただいた方々とまた別の作品ができたり、『マーキュリー・ファー』でつながった縁もありました。自分自身の環境の変化もあって、自ら、どういう仕事がしたいっていうのを自ら言うようになった年でもあって。今まで、そういったアクションを起こそうとしなかったのですが、今年は自ら動いたから、引き寄せたものもあるのかなと思っています」
阿岐之将一「僕は初めてのことが多かったですね。朝ドラ『ちむどんどん』にしても、あんなに長期間に渡って映像の作品に関わったのは初めてでしたし、スウィングも新しい挑戦でした。あんなに毎日毎日、台本読んで、全員分のセリフを覚えるなんてこと、そうそうないだろうなと。それに夏にやった音楽劇『スリムドッグ$ミリオネア』では歌とダンス、パルクールも初挑戦しました」
池岡亮介「一気に!?」
阿岐之将一「そう。改めて、毎回新しい気持ちでやらないとダメだなと思ったよ。俺は慣れている、やったことがあるって、天狗になってはいけない。新しいことに対しても、これは初めてだけど、他のことはやってきてるから…みたいにならないようにしようって」
池岡亮介「わかる、わかる! そういう、小さなプライドを捨てた瞬間は気持ちいいしね」
阿岐之将一「きっと不安があるから、武装しちゃうんだよね。俺はこれやってきたから!って。本当に自信があったら、そんなこと、出す必要なんてないんです」
池岡亮介×阿岐之将一、舞台『夜明けの寄り鯨』への意気込みを語る
池岡亮介(いけおか・りょうすけ)●1993年9月3日生まれ、愛知県出身。
近年の主な出演作は、舞台『熱海殺人事件 ラストレジェンド〜旋律のダブルスタンバイ〜』、A New Musical『ゆびさきと恋々』、ミュージカル『魍魎の匣』、テレビ東京木ドラ24『真夜中にハロー!』、悪い芝居『愛しのボカン』、音楽劇『ガリレオ★CV2』、辻村深月シアター『かがみの孤城』『ぼくのメジャースプーン』、PLAY/GROUND Creation #3『The Pride』、ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』〜忍界大戦、開戦〜など。
阿岐之将一(あきの・まさかず)●1989年11月20日生まれ、広島県出身。新国立劇場演劇研修所10期生(2017年3月修了)。
近年の主な出演作は、ウォーキング・スタッフ『岸辺の亀とクラゲ-jellyfish-』、オフィスコットーネ『墓場なき死者』、舞台『東京ゴッドファーザーズ』、舞台『検察側の証人』、舞台『彼女を笑う人がいても』、音楽劇『スラムドッグ$ミリオネア』、NHK 連続テレビ小説『ちむどんどん』、しあわせ学級崩壊 リーディング短編集#2『文学を、聴く。』、Spotify『イミコワ|意味がわかると怖い話』など。
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舞台『夜明けの寄り鯨』
2022年12月1日(木)〜 18日(日)新国立劇場 小劇場
作:横山拓也
演出:大澤 遊
出演:
小島 聖、池岡亮介、小久保寿人
森川由樹、岡崎さつき、阿岐之将一
楠見 薫、荒谷清水
≪story≫
和歌山県の港町。手書きの地図を持った女性が25年ぶりに訪れる。彼女は大学時代、この港町にやってきて、たまたま鯨が漂着した現場に居合わせた。まだ命のあった鯨を、誰もどうすることもできなかった。
ここは江戸時代から何度か寄り鯨があって、そのたびに町は賑わったという。漂着した鯨は"寄り神様"といわれ、肉から、内臓、油、髭まで有効に使われたと、地元の年寄りたちから聞いていた。
女性が持っている地図は、大学の同級生がつくった旅のしおりの1ページ。女性はその同級生を探しているという。彼女はかつて、自分が傷つけたかもしれないその同級生の面影を追って、旅に出たのだ。地元のサーファーの青年が、彼女と一緒に探すことを提案する。
◆公式サイト:https://www.nntt.jac.go.jp/play/beaching-at-dawn/
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