D-DAYS vol.126 池岡亮介×宮崎秋人
2018/08/02
「秋人くんは甘えられ上手。“懐に飛び込んでもいいかな!?”っていう心の広さを感じさせてくれる」
ドラマや映画、舞台などマルチに活躍する、ワタナベエンタ―テインメントの『俳優集団D-BOYS』。そんな彼らのDramaticなDream Lifeに直撃する連載企画! 今回は、それぞれ7月期のドラマに出演中の池岡亮介くん×宮崎秋人くんが登場♪
――お2人はDステなどで共演する機会が多かったですが、初めてお互いを認識したのは?
池岡亮介「僕が覚えているのは、ミュージカル『薄桜鬼』。初めて秋人くんの芝居を観て、楽屋挨拶に行ったときに、『いい声していますね』って言ったんですよね(笑)」
宮崎秋人「なんか言われたのは覚えてる(笑)。僕が亮介を初めて観たのは、ミュージカル『テニスの王子様』(テニミュ)だったな。不動峰から観ているから」
池岡「じゃあ、16歳の僕を知っているわけだ(笑)」
宮崎「そう。テニミュが好きで、結構観に行っていたから。まだ自分がワタナベエンターテイメントカレッジにいたころだったので、そのときは楽屋挨拶に行ったりっていうのはなかったんだけどね。でも、がっつり絡むようになったのは初共演の『夕陽伝』だよね?」
池岡「そうだね。それまであまり接点がなかったから」
――その『夕陽伝』(2015年)のとき、お互いどんなことを思っていましたか?
宮崎「亮介に関しては、二刀流は大変そうだなぁと思っていました。それまで刀を握ったこともないって言っていたのに、いきなり2本持たされて(笑)。“あ〜良かった、自分は1本で”って正直思っていたました」
池岡「そうなんですよ。それまで殺陣をやったことがなかったのに、いきなりの二刀流だったし、僕が演じた毘流古は、抜刀や納刀の動きもなく、ずっと裸のまま刀を2本持っている役だったからね。秋人くんは、殺陣の経験もあってちゃんとベースができている人で、殺陣がすごいカッコ良かった。毘流古はすごい強い役だし、一緒にやっていて少し恥ずかしい気持ちがあったんだよね。“そんなにカッコ良くやらないでよ”って思ってた(笑)」
宮崎「アハハハ! 稽古終わりに、よくご飯食べに行っていたよね。瀬戸(康史)くんが、荒井敦史、池岡、僕をよくご飯に連れて行ってくれて」
池岡「瀬戸さんもさみしがり屋さんだからね(笑)」
――事務所に先に入っていたのは池岡くんで、でも年齢的には宮崎くんのほうが上ですが、その関係性については?
宮崎「気づいたら、“亮介”呼びになっていました。共演していると、そこは自然に縮まるんですよ。だから、共演したことのない年下の先輩方だと、なかなか呼び捨てにはできない(笑)。“(堀井)新太くん”“志尊(淳)くん”っていう感じです。亮介と一緒にご飯に行った時に僕がおごると、亮介はしっかりご馳走されてくれるんですよ。そうすると、役者とか事務所の先輩後輩とか関係なく、人としての上下関係的なものが出来上がるという(笑)」
池岡「ホントに素直にご馳走になってましたからね(笑)。秋人くんに関しては、D-BOYSに入る前の活躍から知っていたから、D-BOYSとしては自分のほうが先輩かもしれないけど、あんまりそういうのが感じられなかったんです。あと、僕のこと、亮介って呼んでくれるの、秋人くんだけなんだよね。だいたい“イケ”とか、名字のほうで呼ばれるから、亮介呼びがなんとなく嬉しかったんですよね。それで、なんか懐いちゃった。ご飯もご馳走してくれるし(笑)」
宮崎「こっちも、そこがありがたかったんだよね。変に気を遣われたりしていたら、ここまで仲良くなれなかったと思う」
――『男水!』の配役は学校が違っていたから、そこまで絡みはなかったのでしょうか。
池岡「そうですね。あのときは、秋人くんが遠い存在に感じたな」
宮崎「なんで!?(笑)」
池岡「共演者のほとんどの人が秋人くんとは知り合いで。僕はほぼ初対面のキャストの方が多かったし、秋人くんは東ヶ丘高校で、僕は龍峰で学校も違っていたしね。『男水!』のドラマと舞台の間にDステの『柔道少年』をやっていて、そこではすごく絡んでいただけに、『男水!』の現場になると、“ああ、秋人くん、あっちに行っちゃったな…”って、ちょっとさみしく思っていたんです」
宮崎「アハハハ! 『男水!』って、それぞれのチームで、みんな仲良しだったじゃない? なのに、控室では、龍峰チームみんなでテーブルを囲んでいる中、亮介だけ外れて読書していて。それを、東ヶ丘チームのみんなでニヤニヤしながら見ていた(笑)」
池岡「結構、イジってきてくれたよね。“友だち、いないのか!?”って。あれは、たまたま密集していて、僕はあとから現場に入ったから、隙間にグイグイ入っていくのもなぁっていう状況だったんですよ。場所がなかったから、とりあえず、少し離れて様子を見ようと思っているうちに、結局入れなくなっていただけなの!(笑)。仲は良かったからね!」
宮崎「見た目の構図が面白かったんだよ(笑)」
――水泳の練習で、お互い話し合ったりというのは? 池岡くんは水泳経験があって、得意だったじゃないですか。
池岡「秋人くんは負けず嫌いだったし、そもそも、何でもできる器用な人じゃないですか。だから、秋人くんはどんどん上手くなっていて。撮影の合間に、いきなり『亮介、勝負しよう』って言ってきたよね」
宮崎「バタフライ50mで勝負に挑んだんですが、ボッコボコにやられました(笑)」
池岡「ボコボコにしてやりましたよ!(笑)。なかなか秋人くんに勝てることなんてないので、気持ち良かったです」
宮崎「撮影も重ねて速くなっていたから、“どれくらい亮介に近づけたかな?”と思って勝負しようって言ったけど、全然、亮介のほうが速かったです」
池岡「それでも、秋人くんはズバ抜けてました。だって、いきなりバタフライ始めて、短期間であそこまでの完成度にはいかないよ」
――役者として、ここは自分にはない部分だとか、尊敬できる点というのは?
宮崎「僕は、亮介の抜け感が好きですね。足し算では絶対に出せないし、なかなか、真似できないから。客席から観ていて、そこは最大の武器だなと思うし、羨ましいなと思うところです」
池岡「力の入れ方がわからないだけですよ(笑)。僕は、稽古場であまり周りのことが見られないほうなので、秋人くんの稽古場での居方というか、カンパニーの空気作りまでちゃんとやるところは、尊敬しています。場が緩んでいたら、芝居でキッチリ締めたりとか。そういうのを目の当たりにすると、真似はできないなって思う。だから、秋人くんがいることで、つい甘えちゃうんです」
――甘え上手なんですね!?
池岡「いや、秋人くんが甘えられ上手なんです。“懐に飛び込んでもいいかな!?”っていう心の広さを感じさせてくれるから」
宮崎「同世代の男性に対しては、確かに壁は一切ないかも」
――そんな2人の最新のお仕事情報を。先に放送が始まった、池岡くん出演の『グッド・ドクター』のお話から。
池岡「僕は研修医の役で、藤木直人さん演じる高山先生が率いるチームのみなさんと一緒にいることが多いのですが、みんな、医療用語などを呪文のように唱えて練習したりしています。特にオペのシーンは毎回すごく緊張します。以前、別の作品で看護師をやらせていただいたことはあったけど、オペ室に入ることはなかったので、今回からそういうシーンもある嬉しさもありつつ、難しさも感じていますね」
――オペのシーンはどのように撮影しているんですか?
池岡「最初は代役の方に入ってもらって実演してもらって、そのあとにレクチャーを受けて、僕らが入って本番という流れですね。前日とかに時間を取ってリハーサルをやるということはないので、対応能力、順応力が問われます。手先の動きで見せるカットもあるので、難しいんです。作り物とはいえ、血を吸引したりするときは、手が震えました」
――ズバリ、見どころは?
池岡「僕の役柄は、あとから研修医として入ってきた山ア賢人くん演じる新堂先生に対して少しキツく当たる立場なんですが、徐々に彼の能力に触れて変わっていくんです。新堂先生の“すべての子どもを大人にしたい”というピュアな想いに、だんだんと大人たちも感化されていくし、患者と医者たちのヒューマンドラマとして、楽しんでいただけたらと」
――宮崎くん出演の『マジで航海してます。〜Second Season』はいかがですか? 偶然、2人とも職業ドラマですね。
宮崎「確かに。ただ、こちらはコメディ色が強めの作品になるんですけど、実際の航海士の方に、いろいろと“こういう時はどうするのか”とか、確認をとりながら撮影をしていきました」
池岡「本当に船に乗って撮影しているの?」
宮崎「うん、停泊している船だけどね。僕は機関士の役なので、実際に普通は入れないエンジンルームを見せていただき、エンジンの大きさに興奮しました。もともと車の整備学校に1年通っていたこともあって、車とかバイクのエンジンとかよく触っていたし、メカ好きなので(笑)。工具室でもカメラが回っていないところで、一人でテンション上がっていました」
――(笑)。演じる役柄の人物像についてはどんな風に捉えていますか?
宮崎「新人機関士の役で、真面目で素直なんですが、人見知りで面と向かって人と話すのは得意じゃないっていう子です。けっこうアドリブも多い現場で、監督から段取りの時に『ここ、台詞ないけどしゃべって』と言われることが多くて、初日からみんなでアドリブ合戦な感じでした。これまで、映像作品で瞬時にアドリブをする機会がなかったので、そこは面白かったし、勉強になりました。段取りからテストまでの短い時間の中でいろいろと考えないといけなかったから、大変だったけど楽しかった。僕は物事をハッキリ言わない役も、ヒロインに恋をする役も、あまりやったことがないので、そんなレアなキャラクターを楽しんでいただけたら嬉しいです!」
D-BOYS池岡亮介&宮崎秋人、この夏に“デビューしたいこと”を大発表!
池岡亮介(いけおか・りょうすけ)●1993年9月3日生まれ、愛知県出身。近年の主な出演作は、ドラマ『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』(関西テレビ)、舞台『柔道少年』、舞台&ドラマ連動企画『男水!』、舞台『関数ドミノ』、ドラマ『沈黙法廷』(WOWOW)、ドラマ『我が家の問題』(NHK BSプレミアム)、竹生企画第3弾『火星の二人』など。
宮崎秋人(みやざき・しゅうと)●1990年9月3日生まれ、東京都出身。近年の主な出演作は、舞台「おたまじゃくし」、「PHOTOGRAPH51」、朗読劇「私の頭の中の消しゴム10th letter」など。日本テレビ41人生を変えてくれた人ドラマスペシャル「ヒーローを作った男石ノ森章太郎物語(仮題)」が8月25日(土)21:00頃〜放送、11月には舞台『光より前に〜夜明けの走者たち〜』への出演が控える。
『グッド・ドクター』
毎週木曜 よる10:00〜 フジテレビ系
日本にたった0.3%しかいない小児外科医の世界を舞台にしたメディカル・ヒューマンドラマ。コミュニケーション能力に障害がある一方、驚異的な暗記力を持つサヴァン症候群の青年・新堂湊が、研修医として小児外科の世界に飛び込み、周りからの偏見や反発にさらされながらも、子どもたちの命のために闘い、子どもたちの心に寄り添い、そして子どもたちとともに成長していく姿を、あふれるほど情感豊かに描く。
『マジで航海してます。〜Second Season〜』
MBS 毎週日曜 深夜0:50〜/TBS 毎週火曜 深夜1:28〜
2017年に放送された『マジで航海してます。』の続編。無事に海洋大学を卒業した坂本真鈴(飯豊)と石川燕(武田)が、船乗りとしての第一歩を踏み出したあとの物語を描いた「海のお仕事」コメディ。三等航海士として乗船勤務をスタートさせ、世界各国を回る多忙な真鈴。しかし、周りの空気を読めない超天然な性格はそのままで、仕事に慣れて緊張感を無くし失敗続き。一方、三等機関士として丁寧な仕事ぶりで周りからの信頼も厚い燕は、二等機関士への昇格を目前に会社の都合で陸上勤務を命じられてしまう。海で、陸で、仕事とプライベートに奔走する二人のキュートなドタバタ奮闘劇が再び幕を上げる。
池岡亮介×宮崎秋人 サイン入りポラを1名様にプレゼント!
【応募のきまり】
件名:池岡亮介×宮崎秋人 サイン入りポラプレゼントと明記し、本文:[名前]、[年齢]、[都道府県]、[インタビューの感想]、[今後インタビューしてほしい人・要望]を記入して、下記メールアドレスに送信して応募。
【応募メールアドレス】
deview-oubo@oricon.jp
【応募締切】
22018年8月31日(金)23時59分まで。
※抽選の上、当選者のみにメールでご連絡いたします。当落のお問い合わせにはお答えできませんので、ご了承ください。
※当選者の発表は発送をもって代えさせていただきます。
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