ドラマや映画、舞台などマルチに活躍する、ワタナベエンタ―テインメントの『俳優集団D-BOYS』。そんな彼らのDramaticなDream Lifeに直撃する連載企画！ 今月は7月28日から幕を開ける、パルテノン多摩リニューアルオープン企画『お月さまへようこそ』に出演する大久保祥太郎くんに加え、同作で共演する劇団Patchの納谷健くんが特別ゲストとして連載に初登場★ 8月生まれの同い年という2人にお互いの印象や初共演への想い、最新作への意気込みなどを語ってもらいました。

――連載にこの2人での登場は初になります。最初のお互いの印象ってどんな感じでしたか？

大久保祥太郎「はじめて会ったのは、僕が出演した悪い芝居vol.18『メロメロたち』（2016年）の大阪公演を観に来てくれたときじゃない？ 拓ちゃん（井上拓哉）とかPatchのメンバーがけっこう観に来てくれたんだよね」

納谷健「そうですね。僕が（劇団）Patchに入ったばかりの頃です」

大久保祥太郎「そこではじめて挨拶してもらったんだけど、お互い、そこまで印象には…」

納谷健「はい（笑）」

大久保祥太郎「ずっと接点がなかったんだよね」

納谷健「1回、雑誌の取材で一緒になったことはあるんですよ。4年くらい前に。ちゃんとしゃべったのはその時がはじめてで、めっちゃめちゃ気を遣ってましたね。距離感わからなくて（笑）」

大久保祥太郎「そうだった。僕ら、同じ年なんですよっていう話をした気がする。あと、とんちゃん（東啓介）も同い年だよね。中尾（暢樹）は？」

納谷健「１コ下です」

大久保祥太郎「そうか。同じ年なのに、いまだに敬語が抜けないっていうね（笑）。とんちゃんもそうなんだよ。僕のこと、『祥太郎くん』って呼ぶの。話す内容とかは、別に普通の友だちみたいな感じなんだけど、こう口調が、呼び方と語尾の感じで、なんか後輩感出してくるんだよなぁ。こちらとしては、ちょっと距離を感じちゃうわけですよ。と言いつつ、僕もなんて呼んだらいいかわからないから、『納谷くん』って言っちゃうんだけど」

納谷健「アハハハ！ お互い様や！」

大久保祥太郎「『タケル！』とは、まだ呼べないなぁ（笑）」

納谷健「いや、ぜんぜん呼んでもらっていいけどね」

――お互い役者としてはどんな印象？

大久保祥太郎「印象としては、運動神経が良くて体がすごく利くイメージ。Patch × TRUMP series 10th Anniversary『SPECTER』や梅棒9th"RE"ATTACK『超ピカイチ！』とかを観ているからかな」

納谷健「まずは同じ年だと思っていなかったのと、役者として大尊敬しているので、不用意にはいけないなって感じだったんです。軽々しく話しかけているのを誰かに見られて、“お前、相手は大久保くんだぞ!?”って思われても困るというか。僕が入った当初から、もうバリバリ活躍されていた人ですからね。僕、最初の頃に聞きましたもん。『あの人は、昔からやっていたんですか？』って」

大久保祥太郎「アハハハ！」

納谷健「『才能だけで、あれをやっているわけではないですよね？ キャリアがあるからなんですよね!?』って。それならまだ安心できるけど、スタートが同じでこの差だったら、落ち込みますよ（笑）」