東啓介×青野紗穂×石丸さち子、令和を担うミュージカル界のニュースターと紡ぐ『Color of Life』 | ニュース | Deview-デビュー

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2019/04/30 15:31

デビュー

東啓介×青野紗穂×石丸さち子、令和を担うミュージカル界のニュースターと紡ぐ『Color of Life』

主演を務める東啓介(左)・青野紗穂(右)と演出・石丸さち子(中央)
主演を務める東啓介(左)・青野紗穂(右)と演出・石丸さち子(中央)

 東啓介&青野紗穂という、ミュージカル界のニュースター2人が出演するNew Musical『Color of Life』が、新元号「令和」の幕開けとなる5月1日よりDDD青山クロスシアターにて幕を開ける。

 本作は、ニューヨークで開催されるオフ・オフ・ブロードウェイの国際演劇祭で、演出家・石丸さち子と音楽家・伊藤靖浩のタッグで初演され、最優秀ミュージカル作品賞、最優秀ミュージカル演出賞、最優秀作詞・作曲賞、最優秀ミュージカル主演女優賞の4部門を受賞。2016年には日本語で日本初演を果たし、第24回読売演劇大賞上半期「作品賞」「演出家賞」ベスト5にノミネートされ、高い評価を得て、2017年に再演された感動作。

 大震災以来、画題を見失ってしまった画家の男・和也と、心から愛した同性の恋人を病で亡くしたばかりの女優・レイチェルが、飛行機で隣り合わせた偶然から、N.Y.での共同生活をスタートさせ、互いに惹かれあいながら自分を見つけ、人生の喜びを取り戻していく姿が描かれる。

 演出の石丸とはこれまでに、ミュージカル「スカーレット・ピンパーネル」、「マタ・ハリ」、「5DAYS 辺境のロミオとジュリエット」と3度、演出作に出演している東啓介と、2015年に音楽劇「人魚姫」で初舞台ながら初主演を務めあげ、2017年にはミュージカル「RENT」でヒロイン役に抜擢されるなど、確かな歌唱力と身体表現で大きな評判を得ている青野紗穂、そして演出を手がける石丸さち子に、本作にかける熱い思いを語ってもらった。

【東啓介×青野紗穂×石丸さち子 インタビュー】

■「『Color of Life』は“出会い”の芝居。この作品がまた新しい出会いを呼んできてくれた」

――間もなく幕を開ける『Color of Life』。まずは改めて本作への出演が決まった際の想いをお聞かせください。

【東啓介】「僕は以前、この作品を拝見させていただいたことがあって。当時はまさか自分がこの作品に出演できるなんて思ってもなかったですが、出演させていただくことが決まってすごく嬉しかったです。だからこそ、新しい『Color of Life』というものを創れたらいいなという想いで、ニューヨークにも実際に行って勉強したり、絵をいろいろと見たりした上で、稽古に臨んでいるのですが、思った以上に難しいなと感じています。今回の舞台は対面客席なのですが、これまでそういった劇場でやる機会もなかなか無かったですし、この作品には楽曲をはじめ、いろんな要素がギュっと詰め込まれているので、嬉しさとともにプレッシャーとか、いろいろなものを感じながら稽古に向き合っている状態です」

【青野紗穂】「私は最初、不安がすごく大きかったです。というのも、私は最近ミュージカルのお仕事をさせていただくことになって、それまでは歌がメインだったり、ロックミュージカルというような作品が多く、セリフが多い役というのはあまり経験がなかったので、“自分に務まるのだろうか”、“まだ早いのかもしれない”とか、いろんな不安が押し寄せてきました。でも、声をかけていただいたことはすごくありがたいことですし、今の自分に足りないものや、また新しい自分が見つけられるんじゃないかと思って受けさせていただきました。まだまだ苦戦している状態ではありますが、今までにない観点でご指導いただいているので、楽しく稽古をさせていただいています」

――日本では3度目の上演となる本作。再び本作を上演するにあたって、石丸さんはどんな思いがありますか?

【石丸さち子】「『Color of Life』は“出会い”の芝居なんですけど、再び上演することが決まった際は、またこの作品が新しい出会いを呼んできてくれたなと思って、本当に嬉しかったです。ニューヨークの初演では、フェスティバルでの上演だったので、小さな劇場でしたし、作品の入れ替えに30分しかもらえないような状況で、だからこそミニマムな演出になった。そこから日本の初演に持っていくときに、空間が一気に大きくなったので、新しく真っ白なセットを作って、白いキャンバスの上で2人が色を生み出していくという演出で2回やらせていただきました。今回は、対面客席ということに加え、今までで一番若いキャストとやるということで、新作を作るような気持ちで立ち向かおうと思ったんです。なので、真っ白な舞台が好評だったのを捨てて、真っ黒な舞台にして、宇宙の中に色だけが生まれていくという舞台にしようと、セットからガラっと変えました。そうすると、本当に新作のように、これまでの演出が通用しなくなっていって、“これじゃダメだ、新しいことをしよう!”ということで、今までやっていたことではなく、若い二人の俳優の魅力でまた新たに作り直したいと思ってやっています。それにより、私自身がまたこの作品の新しい魅力と出会うことになって、本当に喜んでいます」

■「これを乗り越えられたら役者として大きく成長できると思う」

――これからのミュージカル界を担うであろう、二人の若いキャストとの稽古はいかがですか?

【石丸さち子】「東くんに関しては今回が4回目なんですが、これまで毎回違う課題を一緒に乗り越えてきたんです。前回のRock Musical『5DAYS 辺境のロミオとジュリエット』では、自分がどんどん行動して切り開いていくという役だったので、たくさんの熱量や行動する力とか、わかりやすいエネルギーが必要だったんです。でも、今回の和也という役は、自己表現が苦手なタイプで、エネルギーを分かりやすく出すという表現では役が成立しない。体から滲み出てくる内側の精神みたいなものを表現することが必要で、それでいて、内側に眠っているマグマを、とあるシーンでは“この人の中にこれだけの熱いものが眠っていたのか”というように爆発させないといけないという、すごく難しい役なんです。今、東くんはそのことにとても苦労しているんですが、私から見ているととてもいいステップを踏んで上ってきているし、東くんにとってこの役を演じることがとても素敵な経験になると信じてやっています。もう、ぶつかり稽古のような感じでね(笑)」

【東啓介】「本当にそうですね(笑)。でも、これを乗り越えられたら、舞台に存在するということの意味とかもきちんと理解できるだろうし、イチ役者としてとても大きく成長できるんじゃないかなと感じています」

―― 一方の青野さんは、石丸さんの作品に参加されるのは今回が初となりますね。

【石丸さち子】「青野さんに関しては、この作品にとってすごくありがたいのが、ニューヨークで暮らしていた経験があること。ニューヨークに滞在して英語で生活していた時期があるというのは、この役にとってとても重要で、それがこの舞台の中でとても活きているんです。ただ、作品自体が20代後半の女性を想定して描いたものなので、今の紗穂にとっては難しい部分がたくさんある。でも、最初にお会いしたときに、枠にハマったいわゆる営業用の挨拶の中にも“気が強そうだな”とか、“何か隠し持っていそうだな”という非常に強いものを感じてオファーしました」

――挨拶を交わしたときに、何かを感じ取られたと。

【石丸さち子】「そうですね。さっき紗穂が『不安が大きかった』と言っていましたが、“自分でいいのかな”という悩みがあったりして、まだ一歩飛び出てこない状態だったりするんですが、私は初日のときには一歩飛び出た紗穂がいると思っています。20代前半のほうが絶対的に強いことは、まだまだ冒険できるし、まだまだ向こう見ずになれるということ。自分の限界なんてまだ絶対に知らないはずだし、その限界を私がどんどんハードル高くしていけば、負けん気はすごく強いので超えられると思っています。その柔軟性っていうのは、20代前半のほうがあるので、これからどんどん変わっていくと思うし、そうなったときに、二人が板の上で出会うと、また新しいものが生まれてくるんだろうなと期待しています。まだ、今は二人ともいろんな段取りだったり、役を見つける作業だったり、歌がとても難しいので歌を歌うことに没頭していたりしていて、出会いの芝居なのになかなか出会えないんです。でも、ようやくこれから舞台の上に出会いが生まれてくるんだと私は信じていて、それを楽しみにしています」

――東さんと青野さんは、それぞれお互いに対して、そして石丸さんに対して、どんな印象をお持ちですか?

【東啓介】「紗穂は、なんか無愛想そうだなって思ったのが第一印象でした(笑)。アーティスト独特の感じというか、そっけない感じがしたんですよね」

【青野紗穂】「そんなことないですよ!(笑)」

【東啓介】「でも、21歳という等身大の女性で、強がってもないし、わからないものはわからないって言うし、素直な人だなって思いました。さち子さんに対しては、最初に出会ったのがワークショップみたいな場所だったんですけど、なんてパワーがある人なんだ!と。そのときに『ロミオ&ジュリエット』を題材にやっていて、さち子さんは大公役をやられていたんですが、インパクトというか破壊力に圧倒されましたし、ついていきたいって思いました。なので、一緒にお仕事をさせていただけるのは毎回、とても嬉しいです」

【青野紗穂】「とん(東)は、毎日すごく眠たい人なのかなっていうのが第一印象で(笑)。初めてお会いしたのが、このパンフレットの撮影の時だったんですが、挨拶をしたときに、身長が大きいからなのか、朝が早かったからなのか、すごく眠たそうな顔をしていたんです」

【東啓介】「確かに、撮影しているときも何回か『眠いの?』って聞かれたよね(笑)。眠かったわけでもなく、ボーとしていたわけでもなく、伏目がちなんですよ、僕」

【青野紗穂】「でも稽古に入って、私がぜんぜん出来なくて台本とにらめっこしているときに、肩をポンポンってたたいて目配せをしてくれて。無言の“大丈夫だよ”みたいなものをくれたので、今はお兄ちゃんみたいな感じかのかなって思っております。さち子さんに関しては、初めてご挨拶をさせていただいときに、“私はたぶんこの人の前では泣いてしまうだろうな、そして嘘が100%バレてしまうんだろうな”っていう感じがしたんです。稽古に入ってみると、まさにその通りで。私はまだ心がガキンチョなので、やりたくないものはやりたくないって思っちゃったり、理解できなければ無理ってなっちゃたりする瞬間がけっこうあるんです。でも、さち子さんの稽古場って、昨日悔しいことを言われたなとか、足取りが重くなるっていうのではなくて、“もう1回何かを試してみよう”って前向きでいられるというか。さち子さんに会うとパワーをもらえるので、パワースポットみたいな感じです(笑)」

■「藤田俊太郎さんが私をミュージカルの世界に呼んでくださった」

――会う度にパワーをもらえるって良いですね。本作は“出会い”がテーマのお芝居ということで、みなさんにとって人生の中で忘れられない出会いを教えてください。

【青野紗穂】「一番自分の中で大きかったのは、演出家の藤田俊太郎さんに出会ったことだと思います。それまでは、私は小さい頃からヒップホップやR&B、ゴスペルなどはやっていたけど、舞台というものとは無縁だったんです。でも、ニューヨークで出させていただいたコンテストの動画を藤田さんが何かで見つけてくださって、『主演をお願いします』とオファーを頂いて」

――青野さんが初舞台にして初主演に挑んだ、2015年の音楽劇『人魚姫』ですね。

【青野紗穂】「当時は、“演技もやったことないし、クラシックも歌ったことのない人に、主演を頼むって大丈夫ですか!?”ってビックリしたんですが、何か確信的なものを見つけてくださったみたいで。藤田さんが私をミュージカルの世界に呼んでくださったからこそ、今もこうやってミュージカルのお仕事をやらせていただけている。本当に何もできず、立ってセリフを言うことすらできなかった私に対して、稽古時間の2時間前くらいから、稽古場の近くの公園で、朝から藤田さんがマンツーマンでずっと教えてくださって、なんとか舞台に立つことができたんです。その出会いや藤田さんが私を見つけてくださらなかったら、ミュージカルという世界には一生触れなかったかもしれないなと思っています」

【東啓介】「僕は事務所の先輩でもある(柳下)大くんですかね。大くんとは去年『5DAYS 辺境のロミオとジュリエット』で初めて共演させていただいたんですが、最初は突き放してくるような感じなのかなと思っていたんです。でも、実際はまったくそんなことはなくて。“こうしたら面白いんじゃない?”“こうやったら感情が出てくると思うよ”とか、手取り足取り丁寧に教えてくれて。そういう仕事の面ももちろんですが、プライベートでも気兼ね無くご飯食べにいける先輩ですし、悩んでいることがあれば親身になって聞いてくれる。そういう風にプライベートまで仲良くしてくれる先輩ってなかなかいなかったので、僕の中ではとても大きな存在だなって思います」

【石丸さち子】「柳下くんは、才能のある素敵な俳優で、まっすぐで嘘がないんですよ。最初、稽古場で“東はどれくらいやるの?”みたいな感じだったのが、彼は本当に演劇を愛しているので、稽古の中で東を認めた瞬間というか、東と分け合い始めたみたいなものがすごくクリアに見えて、とても感動的だった」

【東啓介】「ありましたね(笑)。僕と大くん含めた3人のキャラクターが親友同士という間柄だったんですが、それまではどこかぎこちなかったものが、一気にカチッとはまった瞬間があって。いろんなことをシェアできるようになったり、逆にシェアしなくても分かりあえたりということができるようになったんです。それは大きな出会いでした」

――石丸さんの忘れられない“出会い”とは?

【石丸さち子】「私の人生を変えた人はやっぱり蜷川幸雄さんですね。23歳で俳優として蜷川スタジオに入って、そのまま蜷川カンパニーで仕事をするようになって。俳優時代もとても良い役をいただいたり、たくさんの素晴らしい経験をさせていただいたんです。それで30歳のときに、人生の転換期として演出する側に回りたいと思って、蜷川さんに打ち明けたら、その翌日から演出助手として蜷川さんの隣に座ることになって。そこから17年間、演出助手をやりました。これは長すぎたなって後から思ったんですけどね。だからこそ蜷川さんに『演出助手を辞めます』って言ったとき、『俺だったらこんなに長いこと我慢できなかったよ。よくお前やったよな』って言われて、『俺はお前が居なくなったら困るけど、でも自分の演出やれよ。金に困ったときだけ言って来い』って」

――すごく素敵な師弟関係ですね。

【石丸さち子】「本当にカッコ良かったし、素晴らしい方で。そこからは私も意地っ張りなので、蜷川さんのときにお世話になったスタッフさんは、きっとよくしてくれるだろうからと思って、その方達とは一切やらず、若い俳優や若いスタッフとイチから出会って新しく小劇場から始めたんです。イチから自分でプロデュースするって、すごく大変でしたけど、常に蜷川さんがどこかで見ているような気がして、いつも背筋を正すんです。それに、演出するときに蜷川さんと同じ手法を使いそうになる自分がいたら止める。意地でも、私は新しい演出をと思ってやっています(笑)。今、仕事が増えてくるにつれて大変なこともツライことも起こってくるんですけど、私程度でこれくらいのことに出会うんだから、蜷川さんはどれだけ出会っていたんだろうって思うんです。蜷川さんがすごく暗い顔をして稽古場にやってきて、でも稽古が始まったらすごく生き生きしているのを見ていて、“全部、蜷川さんも歩んできた道だ!”と思って、私は何もかもぶつかって乗り越えるし、とにかく演劇が楽しければいい、それに演劇をやる限り一緒にやる人が幸せになってくれればいい。すべて蜷川さんとの出会いが私を支えているんだなって思っています」

――『デビュー』読者の中には俳優を志している人がたくさんいます。これまでも様々な作品で数多くの役者と接してきた石丸さんが思う、“一緒に仕事をしたい”と思う役者の共通点というのは?

【石丸さち子】「俳優の資質というもの様々なんですが、人それぞれが持っている人間力というものがあって。私が魅力を感じるのは、“俳優になりたい”とか、それだけではなくて、どれくらい人生を楽しんでいるか、悲しむことも喜ぶことも大きな振幅を知っている人かなと思います。最近はお行儀が良い人たちが多いんですが、ちょっと話をすると、いろんな感情が出てきたり、何か隠れていそうだなってワクワクさせてくれる。ワクワクさせてくれるっていうのは、向こうからも私たち制作者に出会いたいっていう欲求は出ていると思うんです。ただ、どんなに素敵な人でも、こっちから何度も扉をたたいて、“出てきてくださーい”ってやらないと、そういう部分を出せない人だと本質がわからない。とくにオーディションの場だと、最初から自分で扉を開いて、“ここにいるから見つけてください!”というような力があることって大事だと思います」

――お二人はこの仕事の魅力や面白さをどんなところで感じていますか?

【東啓介】「舞台でいうと、お客様と出会えること。ニューヨークに行って、いろんな作品を観たときにすごく感じたことなんですけど、お客さんがいてこその舞台なんだなと。カーテンコールで客席が明るくなって、お客様の顔が見える瞬間っていうのは、役者にとってすごく魅力的な瞬間なんですよね。そこでの拍手やみなさんの表情によって達成感を得られるというか、そこに魅力を感じています。あとは、この仕事って、普段では関わらないような年の差だったり、そういう人たちと密に関われたり、作品作りができることも一つの魅力なのかなと思いますし、人として大きくなれる職業だなって思います」

――青野さんは幼い頃からステージを経験されていますが。

【青野紗穂】「役者だけではなくて、ステージに立つということって、とても悲現実的で。立ったときに、お客様と目が合った瞬間だったり、ステージから見る景色とか、劇場の匂いだったりというのが、私はすごく好きなんです。うまく説明ができないんですけど、ドキドキしたりワクワクしたり……もちろん緊張したり不安になったりすることもありますけど、ステージに立った瞬間、それが一気に無くなるというか、光に包まれた温かいところに、スッって立てる気がするんです。それって、ステージに立ってみないとわからないことだと思うんですが、自分の姿を観て何かを感じてもらえる、少しでも心が揺らいでもらえる何かを、自分が発することができるっていうのは、とても素敵なことだなって感じています」

――では最後に、芸能界を夢見るデビュー読者にむけて……。みなさんが思う、夢を叶えるために大切だと思うことは?

【東啓介】「求め続けることが大切だと思います。僕も20歳くらいのときに、いつか帝国劇場の舞台に立ちたいという1つの目標を立てたんですが、そういう風に何か具体的に目標を決めると、それを達成するためのいろいろな準備や技術を磨くということも、目標があるからこそ頑張れるし、そのために時間を費やせるということがすごくあって。ただ漠然と“役者になりたい”ということではなく、具体的な目標を掲げて努力していったほうが実現しやすいのではないかなと思います」

【青野紗穂】「私も以前『デビュー』を読んでいたことがあるんですが、やっぱり諦めないことが大切なんじゃないかなと思います。私は5歳からずっとダンスをやってきて、学校が終わってみんなが部活や遊びに行っている間にレッスンやお仕事に行かせていただいていて。子どもの頃は、やっぱり放課後はみんなと同じように遊びたいっていうような欲求はあったし、同世代の人たちよりも早くに壁にぶつかったりもしました。これは乗り越えられないかもしれない、ここに行きたくないとかそういう経験って誰しもあると思うんですが、そのときに立ち止まるんじゃなくて、無理やりにでも一歩踏み出して前に進む、絶対に諦めないという強い想いが大事だと思います。たとえば、オーディションに落ちまくっても出たい作品だったら絶対に諦めないですし、自分が今できないことでもそれをクリアした先に何かがあるって考えれば諦めずに前に進めると思います」

【石丸さち子】「若い世代の方達に向けて…。夢というのは憧れをエネルギーにして努力し続ければ必ず叶います。なんですが、人生というのはそんなに簡単じゃなくて、自分一人で生きているわけではないので、状況が変わったり、いろんな事情でその夢が叶わなくなることもある。でも、そういうときには新しい生活の中に必ず新しい夢があります。だから、夢が叶わないからといって自分の人生を否定することにしないでほしい。いつも夢を見るっていうことが人生をハッピーに生きること、自分の生きるエネルギーになると思っていてほしいなと思います」

≪公演概要≫
New Musical『Color of Life』

脚本・作詞・演出:石丸さち子
作曲・編曲:伊藤靖浩
出演:東啓介 青野紗穂

◆プレビュー公演
日程:2019年4月26日(金)
会場:相模女子大学グリーンホール 多目的ホール

◆東京公演
日程:5月1日(水・祝)〜27日(月)
会場:DDD青山クロスシアター
料金:8,000円(全席指定・税込)

≪アフタートーク≫
・5月3日(金・祝)17:00公演/ゲスト:相葉裕樹
・5月4日(土・祝)17:00公演/ゲスト:納谷健
・5月9日(木)19:00公演/ゲスト:上口耕平
・5月10日(金)19:00公演/ゲスト:渡辺大輔
・5月15日(水)19:00公演/ゲスト:松岡充
・5月16日(木)19:00公演/ゲスト:前島亜美
・5月17日(金)19:00公演/ゲスト:三津谷亮
・5月22日(水)19:00公演/ゲスト:三浦涼介
・5月10日(金)14:00公演/ゲスト:前山剛久
※司会進行は10日・16日は青野紗穂、その他の回は全日程、東啓介が担当。

◆公式サイト https://coloroflife.westage.jp/
◆New Musical 『Color of Life』プロモーション映像
https://youtu.be/fCcLQKqCIqQ

関連写真

  • 主演を務める東啓介(左)・青野紗穂(右)と演出・石丸さち子(中央)

  • 東啓介

  • 青野紗穂

  • 脚本・作詞・演出を手掛ける石丸さち子

  • 本作への想いを語る東啓介

  • 本作への想いを語る青野紗穂

  • 本作への想いを語る石丸さち子

  • New Musical「Color of Life」プレビュー公演 撮影:岡千里

  • New Musical「Color of Life」プレビュー公演 撮影:岡千里

  • New Musical「Color of Life」プレビュー公演 撮影:岡千里

  • New Musical「Color of Life」プレビュー公演 撮影:岡千里

  • New Musical「Color of Life」プレビュー公演 撮影:岡千里

  • New Musical「Color of Life」プレビュー公演 撮影:岡千里

  

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