――舞台は全身で表現する場ですが、コンディションはどう調整していますか？

大久保祥太郎「そこまで特別なケアしてないかも。この２年ぐらいミュージカルをやってきて思うのは、僕の場合、人とおしゃべりしながらお酒を飲んだりしなければ、喉はつぶれない。お酒が入るとテンション上がって声張ったりしちゃうから。でも、コロナ禍でそういう機会もなくなったので、コンディション的には調子がいいです（笑）。あとは、毎朝お風呂に入っているぐらいかな。湯船に浸かって歌うから、そこで体を起こしているっていうのはあるかも」

納谷健「僕はちゃんとケアするときはしてますね。喉はそんなに弱いほうではないんですけど、ここ最近、舞台が続いたのと、少し前にやった『毒薬と老嬢』という作品で、ずっとツッコミを入れる役をやっていて…」

大久保祥太郎「ツッコミって大変だよね」

納谷健「即座に対応しないといけないから、息吸って喉開いて…とかやっている暇がない。相手のトーンを超える声でツッコミしなきゃいけないので、かなり（のどを）酷使したので、ケアをしっかりやらないとなと」

大久保祥太郎「ツッコミもそうだし、『バンクパック』でやっていた役もそうだけど、人を鎮めるっていうのはエネルギーも使うし喉も酷使するし大変だよね」

納谷健「それ以外にも、体にいい食事とか自炊とかは普通に好きなので苦ではないんです。調べることも。今だったら、体作りのことで筋トレには何がいいのか、朝起きてちょっと血糖値上げて体起こして、有酸素運動してっていう流れで体を絞るとか。朝ご飯の糖質とタンパク質のバランスとか、仕事中に水とかの水分は飲まずにプロテインで賄ってとか、そういうのを調べて実践するのが好きなんです」

大久保祥太郎「ちゃんとやってるねぇ。でも確かに、3、4kg増えると、動くのがしんどくなるよね。特に、よく動く舞台をやっているときは。動かなきゃいけないから重く感じるのかな？ 普通に生活している分にはそうでもない？」

納谷健「どうでしょう。整体とかも、本当は通い詰めないといけないらしいし、ちゃんとやろうかなって思ってるんですけど」

大久保祥太郎「行ったら行ったで、気持ちいい〜って体が軽くなるのはわかるんだけど、腰が上がらないんだよねぇ」

納谷健「みんなそんな感じです、きっと（笑）」