撮影/厚地健太郎 取材・文/斉藤貴志
10月5日に日本武道館で最後のライブを行い、10月いっぱいでメンバー全員が卒業するアイドリング!!! それに先立ち、9年間の歴史を楽曲的に締めくくるラストシングル『Cheering You!!!』が発売される。湿っぽさはないポップな応援ソング。1期〜3期、5期とNEO期から5人ずつのメンバーに聞く。
「アイドリング!!!を全うしたことで、アイドルをやり切った。そう言えるグループだと思う」
河村唯、外岡えりか、酒井瞳
――最後のシングルのレコーディングでは、こみ上げてくるものはありました?
外岡 「カップリングの(1st IDOLOING!!!による)『Over Drive』を録っていて、しんみりした曲でもなくて普通に歌っていたんですけど、休憩になって、ふと“これで最後か……”と思った瞬間、突然ブワーッとこみ上げてきました。ウワーッと大泣きしてしまって」
朝日 「『Cheering You!!!』のときは、言われるまでラストの曲と気づかなかったんです」
河村 「本当に何とも思わなくて。録り終ってから取材で“最後のシングルですけど”と聞かれて、“ああ、最後なのか”と考えさせられました。レコーディング中はただ必死。お客さんと一緒になって歌えるようにするために、どうイメージしたらいいか。考えながら歌っていたから」
大川 「録る前にプロデューサーさんから“武道館でみんなで手振りをしながら歌える曲にしたい”と聞いていたので」
外岡 「でも、私は9年やってきて、『Cheering You!!!』が一番楽しくレコーディングできました。何も考えず、ただ楽しいレコーディングは初めてでした」
酒井 「レコーディングが終わった後で、“こういうふうに、今までやってきたことが一つずつ終わっていくんだな”と考えたときに、ちょっと感慨深い気がしました」
――歌っていて、何かの記憶が蘇ることもありませんでした? 実際に“ありえないほどヘコんだとき”とか。
朝日 「そういうときもあったな……と思いながら歌いました。でも、すぐ切り替えられるタイプなので、“どんなこと?”と聞かれても思い出せません」
酒井 「じゃあなんで話した?(笑)」
――大川さんだったら、相撲で尾島知佳さんに負けて号泣したときとか?
大川 「それはあまり思い出したくありません(笑)。この曲は応援歌ですけど、歌っていると自分が応援されている気持ちにもなりました」
酒井 「うめ子(河村)と“Cheering“You”だからファンの人を応援する意味なんだろうね”と話しました。“ファンの人の何を応援する? 婚活とか?”って(笑)。皆さんにいい出会いがあるといいよね」
朝日 「幸せになってほしい、みたいな」
河村 「でも、自分もいい年だから“私たちも応援されたいよね”とか言って」
外岡 「それは思いました。ファンの方が歌ってくれたら、私たちが応援される側になれる」
河村 「これは婚活の応援ソングなの?」
河村唯、外岡えりか、酒井瞳
――武道館で結婚を電撃発表するメンバーがいたり?
酒井 「それ、カッコイイですね〜。残り3ヵ月、そっちも頑張ります(笑)」
――外岡さんは1期生として、9年間を完走する誇りもありますよね?
外岡 「もちろん。卒業は何回も考えましたけど。あと、面白いと思ったのは、この最後のシングルで“「ガンバレ!!」を届けに行こう”と歌っていて。デビューシングルが『ガンバレ乙女(笑)』で、アイドリング!!!は9年やって、結局“ガンバレ!!”ってところは変わらないんだなと」
――皆さんは卒業を知ったときどう思いましたか? 河村さんはブログで「終わりは近いと感じていた」と書いていましたが。
河村 「だから、あまりビックリはしなかったです」
酒井 「私は最初ただただビックリ。でも、2期生で7年やってきて、年も26になったので。ゴールが見えて、思い残すことのないように残り数ヵ月を頑張り切ろうという気持ちが高まりました」
朝日 「今のさかっち(酒井)の話とまったく一緒です。いい意味で捉えたら、これから1人でやっていくチャンスをもらえたと思うし。それまではアイドリング!!!として全力で頑張りながら、次に行く準備もしていきます」
大川 「私は最初、なぜかとりあえず朝日にLINEしました。何を考えて朝日だったのかわかりませんけど(笑)、“どうしようか?”って。でも、そこでいくら2人で話していても仕方ないので、事実は事実として受け止めて、最後まで一生懸命やりたいなと」
――卒業までの活動でやっておきたいこともありますか?
外岡 「悔いは残したくないですね。みんなで“やり切ったね!”と言って終わりたい」
河村 「私は今まで、アイドリング!!!のイベントやお仕事にはかなり参加してきたほうなんです。これからの数ヵ月も定期ライブや小さいイベントに出続けて、“アイドリング!!!にこういうヤツがいたな”と、うっすら覚えておいてほしいです」
朝日 「うめ子はだいぶ濃く覚えられているから」
酒井 「一度、地下のライブハウスでライブをやったことがあって。お酒もアリな場所で時間帯も深夜だったから飲みながら歌って、それが最高に楽しかったんです」
河村 「本人は楽しくても、周りはヒヤヒヤだったよ!」
――でも、TOKYO IDOL FESTIVALでは河村さんも酔っぱらってトークイベントをやってましたよね?
酒井 「そうだ。『スナックうめ子』から、そういうのが始まりました。アイドリング!!!だからこそ、スタッフさんも許してくれるし、ファンのみんなも見守ってくれるんだろうな。なので、最後にああいうのがやりたいです」
朝日奈央、大川藍、高橋胡桃、石田佳蓮
――9年の締めが飲んでライブ?
酒井 「酔っぱらって終わりたい」
河村 「最悪〜(笑)」
外岡 「打ち上げでやってよ」
朝日 「私はスカイダイビングがやりたい!」
河村 「何なんだよ? 1人でやって。自腹で」
朝日 「人生で1回はスカイダイビングをやりたいんです。中学生のときから思っていました。正直やりたいでしょう?」
外岡 「やりたい!」
朝日 「ほら。絶対そういうメンバーもいるんです」
酒井 「だとしても、アイドリング!!!と関係ないじゃん」
河村 「スカイダイビングをやるとして、アイドリング!!!として何を残すの?」
朝日 「アイドリング!!!の旗を持ちながら飛んで歌ったり?」
酒井 「怖〜い」
大川 「私もスカイダイビングはやりたいです。忘れられているかもしれませんけど、私、プールで10mダイブをしたので」
朝日 「やってた! あれはすごかった!」
大川 「入って1年目の夏で、チームみすずさんの罰ゲームで、谷澤(恵里香)さんがやると思ったら、なぜか私が飛ぶことになって。じゃあ、卒業前にもう一度、今度は朝日にやってもらう!」
朝日 「ムリムリムリ!! 私は水は受け付けません! 勘弁してください!」
――それにしても、卒業に感動を添えるより、面白いことをやろうとするのがアイドリング!!!らしいですね。
朝日 「もともと面白いことをするアイドルグループと聞いて、入りたいと思ったので」
酒井 「体を張るのは大好きになっちゃったね」
――卒業後のことも考えていますか?
酒井 「みんなそれぞれ考えているだろうけど、意外とメンバー同士でそういう話はしてないですね」
――大人組の皆さんはアイドリング!!!卒業=アイドル卒業になりそうですか?
朝日 「もともとアイドルになろうとは思っていなかったんです。もしかして、さかっちは思っていた?」
酒井 「実は……。いや、ないわ(笑)」
河村 「アイドリング!!!でアイドルをやれて良かったとは思うんです」
外岡 「それが世間で言う“アイドル”とは違うかもしれないけど、私たちはアイドリング!!!を全うしたことで、アイドルをやり切った。そう言えるグループだと思います」
――大川さんはとりあえず『JJ』モデルや『Going!』のお天気キャスターを頑張る感じ?
大川 「今あるお仕事を順調に続けられたら、とは思っています」
朝日 「お天気のときの藍ちゃんは、テレビを観ていると、もう動きたくて仕方ないのがわかります。でも、手を前に組んで動かないようにしているよね?」
河村 「たまにワイプで抜かれると、藍ちゃんの唇が震えてる」
大川 「ハハハハ。緊張もしていますけど、まあ、手を動かしたい衝動はあります。ファンの人にツイッターで言われたのが“左指をトントンやってガマンしているのがわかる”と」
――『Cheering You!!!』には“キミが笑えばボクも笑顔になれる”というフレーズがありますが、皆さんが“笑顔になれる”ものというと?
大川 「この前、『渋はちライブ』でノンストップメドレーをやったとき、ほんまにファンの人が笑ってくれるから自分が笑えるというのを、今にしてすごく実感しました」
朝日 「自然と笑顔になれるね」
大川 「現場では朝日がいると笑顔になれます」
朝日 「全然笑わせてはいなくて、勝手に笑われてます(笑)。私はライブ中にメンバーと目が合うのが幸せ。これ、何回も言ってますけど」
河村 「私とはあまり目が合わないね」
朝日 「合ってるほうだよ。たまにあるのが、へへッて横を見たらメンバーが違う方向を見ていて、仕方ないから反対側を見たら、そっちのメンバーも違うほうを見ていて。それで前を向いたら、ファンの方も他のメンバーを見ている。最終的に上を向きます(笑)」
酒井 「でも本当に、メンバーと目が合うときは一番笑顔になりますね。そんなアイドリング!!!で、活動を最後までやり尽くしていきたいです」
朝日奈央、大川藍、高橋胡桃、石田佳蓮
アイドリング!!!5期・NEO期メンバー
≪高橋胡桃/石田佳蓮/古橋舞悠/橋本瑠果/関谷真由≫
「最後の日までアイドリング!!!らしく、ファンの方と笑顔を共有したいです」
――ラストシングルのレコーディングには、どんな気持ちで臨みました?
高橋 「ラストと言っても、曲自体はとても明るくて。聴いていると元気になれるし、歌っていても自分の背中を押される感覚になる。“誰かの背中を押してあげたい!”という前向きな気持ちで歌えて、寂しさにとらわれず楽しく終えられました」
石田 「レコーディングの前日は、家で“最後だ。心の準備を”と思っていたんです。だけどスタジオに入ったら、くるみん(高橋)が言った通り盛り上がる曲なのでノリノリで歌って、あっという間に終わっちゃった感じでした。ラストとは意識せずに。本当の最後のカップリング曲も録り終わった後、家に帰ってから“写真でも撮っておけば良かったかな”と。レコーディングスタジオに入る経験って、本当は人生でなかなかできないから」
古橋 「確かに写真は撮っておけば良かった。私も最後ということは忘れて、テンションを上げていきました。うるささを前面に出して。アイドリング!!!のラストシングルに、古橋のウザさが入っています!」
関谷 「イヤだな〜(笑)」
古橋 「聴くと元気になれるウザさなので」
橋本 「ウザいのを聴いて元気になる?」
高橋 「そんなにならない」
古橋 「みんな私のこと嫌いだね(笑)」
橋本 「でも、古橋舞悠ちゃんの歌声って、本当に力強いんです。ライブで聴くと元気が出ます。定期ライブでのソロも大好き。すごく輝いているんですよ」
古橋 「うそ!? 嬉し〜い!!」
橋本 「10人でライブをやっても、ふるまゆ(古橋)の声は通るから、よく聞こえます。“るかも頑張ろう”と思います」
古橋 「うわーっ。こんな集中的に誉められたのは初めてかもしれない」
橋本 「今だけだよ(笑)。るかはこの曲は本当に、きちゃってダメでした」
関谷 「泣いちゃった?」
――特にどの辺できました?
橋本 「ああダメ。歌詞が見られない……」
関谷 「今も目が赤くなってる〜(笑)」
橋本 「スタジオでもきました」
関谷 「るかは悲しいときはいつも泣くよね」
石田 「可愛い〜」
橋本 「これはダメなんですよぉ〜(涙)。想像しながら歌うと泣いちゃうから、何も考えないで歌いました……」
関谷 「私はこのレコーディング、メンバーで最初だったんです。それを仮歌にすると言われて、すごく時間がかかりました」
石田 「せきまゆ(関谷)の仮歌を聴いて、レコーディングを頑張ったよ」
関谷 「何回も録ったので。とにかく必死だった記憶があります。“最後だから”というより“いいものを作ろう”という感じで。レコーディング前には歌詞をノートに書いて、意味を読み取ったりもしました」
古橋舞悠、関谷真由、橋本瑠果
――歌詞から何か思い出すこともありました? “ありえないほどヘコんだとき”とか。
古橋 「私、ヘコんだ話は何コも持ってますけど、どれで行きます(笑)?」
高橋 「ふるまゆはそういう話は得意だね(笑)」
古橋 「私はアイドリング!!!で人気のないメンバーで(笑)。アイドルっぽくないから、なかなかアイドルファンの方に“古橋が好き”と言ってもらえないんです。さとれな(佐藤麗奈)とか同期で人気あるメンバーを見て、“どうしたらこうなれるんだろう?”と考えていました。“根本的なものが違うからムリだな”とか思いつつ…」
橋本 「個別握手会が終わった後は、いつもテンション低いよね」
古橋 「握手会の最中はめっちゃハイテンションですけど、だいたい毎回、一番早く列が終わるので」
高橋 「そんなことないでしょう」
古橋 「1人で先に楽屋に帰って、“みんなはまだかな”と思いながら、“私って……”とありえないほどヘコむことはありました」
石田 「私もヘコみますけど、ポリシーとして、1日ヘコんだら、次の日はどうすれば解決できるか、前向きに持っていきたくて」
――“チャレンジこそ自分を変えるチャンス”と?
石田 「その歌詞はウワッと思いました。ファンの人も元気になれるし、自分も救われる曲で大好きです」
――実際、アイドリング!!!で活動して自分が変わった部分も?
橋本 「知識レベルは上がりました」
石田 「ホントに〜(笑)?」
橋本 「ホントに。アイドリング!!!に入ってから、いろいろできるようになりました。電車に1人で乗れるようになったり」
関谷 「可愛い(笑)」
橋本 「記憶力も前より良くなりました。バカだったんですけど、漢字ドリルとか覚えるのが早くなって」
石田 「振りを覚えるのも早くなったよね」
橋本 「アイドリング!!!ではみんな、記憶力が問われているから」
石田 「毎回リハで脳は活性化されていると思います」
関谷 「よくこんなに(立ち位置の)番号を覚えられるなと、自分でビックリするときがあります。必死だから?」
古橋 「入ったときは振りを1週間かけても覚えられなかったのに、今は(手本の)ビデオを観れば、すぐ覚えられちゃう」
高橋 「加入してすぐは、5期もNEO期も元からある曲に入るから、立ち位置が一番奥なんです。NEO期が入ったとき、いつも後ろで、るかぴょん(橋本)がウロチョロしていたイメージがあります(笑)」
橋本 「やってたー!」
高橋 「みんなが踊っている後ろで、るかぴょんが立ち位置がわからなくて……」
橋本 「ミケ(佐藤ミケーラ倭子)と2人で」
高橋 「2人で“違うよ! ここじゃない!”“逆だよ!”とか言って、端から端まで走っていたり」
橋本 「覚えてる。やってた」
石田 「アイドリング!!!を卒業したら記憶力が衰えちゃうんじゃないかと、今から不安です(笑)」
古橋舞悠、関谷真由、橋本瑠果
――最後の武道館で伝説を作りたいとか、ありますか?
高橋 「各期ごとの歌をMCを入れずにバーンと続けて、それからアイドリング!!!全員で固まって……というのをやりたいです」
古橋 「やっぱり最後の最後、武道館では成長した古橋を見せたいので、大爆笑を取りたいです」
――パフォーマンスで成長を見せるのではなく(笑)?
関谷 「さすが松竹芸能(笑)」
古橋 「そう。私は松竹芸能を背負っているので。でも思い出としては、スベってもいいかもしれない。武道館のあの場でスベってシーン……とさせたら、伝説になりますよね。そっちの路線を考えます」
高橋 「でも、ヘコむよ。拍手とか笑ってもらったほうがいいよ。というか、それが普通だから(笑)」
古橋 「あそこでスベったら、もう怖いものなしなので」
関谷 「14thライブで、ふるちゃんと私がダンスメンバーとして先輩たちと踊らせてもらったので、大きな舞台でもやりたいです」
橋本 「見たい見たい! 私は宙に釣り上げられたい。前もやってましたよね?」
石田 「やってた。(大川)藍ちゃんとまいぷる(遠藤舞)さんが」
橋本 「高いところ、大好きなので」
石田 「踊っている途中に、るかぴょんが1人だけ宙に浮いたり?」
橋本 「1人だけでなくてもいいけど、上から登場したり。楽しそう。あと、ファンの方に水を掛けたいです。10月でまだ暑いと思うので」
古橋 「でも、ヤナイだから……」
石田 「『ヤナイ』って言った?」
古橋 「あっ、オクナイ(屋内)?」
高橋 「ハハハハ(笑)。バカだ」
石田 「頭悪いイメージはなかったのに」
関谷 「いや、悪いから」
古橋 「頭悪いけど、同期にそんな感じの人がいるから」
石田 「さとれなとか、最強の人が」
古橋 「私もバカなのに微妙なんですよね。いまだに立ち位置を迷っています」
高橋 「でも、『ヤナイ』はまずいよ(笑)」
――卒業後のことまでは、まだ考えていませんか?
石田 「いや、考えます」
高橋 「『Cheering You!!!』は皆さんの背中を押す歌ですけど、卒業後のことを考えると、“人のことを押している場合じゃないぞ”と思っちゃいます」
石田 「それはある」
高橋 「だから、歌いながら自分も押しています」
――皆さんは年齢的には、まだアイドルを続けることもできるかと。
橋本 「そうですね。でもアイドリング!!!を卒業したら、アイドルだけでなく、いろいろなことをやりたいです。舞台とか」
古橋 「アイドリング!!!は自分のなかの伝説として残しておきたいです。また他のグループに入るより、“私はアイドリング!!!に入っていたんだ”という誇りを、ずっと持っていたくて」
――芸人さんになっても。
古橋 「そうです。芸人さんになっても“アイドリング!!!だったんだぞ”と。まあ、芸人さんになるつもりはないですけど」
関谷 「芸人さんになったら、観に行くよ」
古橋 「スベってたら助けてよ。じゃなくて、芸人は続けません! というか、今もやってないので。でもバラエティには、誰かのバーターでもいいので出させていただきたい」
――関谷さんとの“Wまゆ”は続けないんですか?
古橋 「やりたいとずっと言っています」
関谷 「漫才はやらないよ」
古橋 「歌ったり踊ったりできなくなっちゃったら、悲しいので」
――関谷さんは歌を中心に活動していこうと?
関谷 「私、もうすぐ20歳なんですよね」
石田 「お酒を飲めるようになるんだ」
高橋 「私はせきまゆに恋をしてほしいです」
古橋 「私も!」
石田 「私も!」
高橋 「そういう雰囲気がまったくないから」
石田 「恋するせきまゆを見てみたい!」
関谷 「私は恋愛はそんなに……」
古橋 「せきまゆファンの方は、せきまゆが恋しても応援すると思います」
関谷 「むしろ“頑張って”と言われています。でも、卒業してからも毎日、レッスンして家に帰って……という生活を送ってそう」
石田 「ずっと練習していそうだよね」
古橋 「休みはある? 家でゴロッとするときはある?」
関谷 「1年で1日もないです」
石田 「私はゴロッとするときは、とことんゴロッとします。“今日はお昼すぎまで寝る日”とか決めて。卒業したら、もっと長期的に習いごととかしてみたい。自動車免許も取れる年だし。たまにはのんびり旅行したり、今までできなかったことをしたい願望もあります」
――最後に、『Cheering You!!!』には“キミが笑えばボクも笑顔になれる”というフレーズがありますが、皆さんが“笑顔になれる”ものは何ですか?
石田 「るかぴょんにはいつも癒されています」
橋本 「えーっ。ウソ?」
石田 「さっきも泣いちゃって、ガチだと思いますけど、こっちからしたら可愛いなって。NEO from アイドリング!!!に入ったとき、るかぴょんが積極的に絡んでくれたのが嬉しくて、いつも笑顔になっていました」
橋本 「るかはせきまゆと会うと、おかしくて笑います」
古橋 「みんなメンバーが笑顔の源だね」
橋本 「とりあえずメンバーといたら楽しいから」
関谷 「ライブをやると一番元気になれるし」
橋本 「卒業したら、すごく寂しくなると思います」
関谷 「確かに。普段の生活でこんなに楽しいことはないから」
高橋 「だから、せきまゆは恋をすればいいんだよ(笑)」
関谷 「そっか。頑張ります」
高橋 「そしたら、教えてね」
古橋 「ツイッターに書いてね」
高橋 「でも本当に、卒業を寂しがるだけでなく、最後の日までアイドリング!!!らしく、ファンの方と笑顔を共有したいです。アイドリング!!!の最後のメンバーでいられたことに感謝しながら。卒業まで応援よろしくお願いします」
アイドリング!!!
外岡えりか(とのおか・えりか)●1991年6月11日生まれ、神奈川県出身、1期生。ボックスコーポレーション所属。
河村唯(かわむら・ゆい)●1989年8月5日生まれ、静岡県出身、2期生。プロダクション尾木所属。
酒井瞳(さかい・ひとみ)●1989年5月3日生まれ、宮崎県出身、2期生。ソニー・ミュージックアーティスツ所属。
朝日奈央(あさひ・なお)●1994年4月21日生まれ、埼玉県出身、2期生。ライジングプロダクション所属。
大川藍(おおかわ・あい)●1993年7月17日生まれ、兵庫県出身、3期生。レプロエンタテインメント所属。
高橋胡桃(たかはし・くるみ)●1997年3月27日生まれ、埼玉県出身、4期生。ビスケット・エンターティメント所属。
石田佳蓮(いしだ・かれん)●1996年8月6日生まれ、東京都出身、4期生。ボックスコーポレーション所属。
古橋舞悠(ふるはし・まゆ)●1998年10月30日生まれ、神奈川県出身、NEO期生。松竹芸能所属。
関谷真由(せきや・まゆ)●1995年7月31日生まれ、東京都出身、NEO期生。エイベックス・プランニング&デベロップメント所属。
橋本瑠果(はしもと・るか)●1999年9月25日生まれ、神奈川県出身、NEO期生。ビスケット・エンターティメント所属。
ニューシングル『Cheering You!!!』
24枚目にして最後のシングル。聴く者を明るく勇気づける。そして、何気に胸にジワッと来る。バラエティ系アイドルである一方、心に残る名曲を届け続けてきたアイドリング!!!のスタンスの集大成となった。素朴な歌詞と暖かいメロディにメンバーたちの笑顔が浮かぶ。サビはシンガロングを誘うようなたたみ込みになっていて、ライブで完成する1曲だ。カップリングには1期の2人ユニット1st IDOLING!!!「Over Drive」、19歳以上ユニットO-19ing!!!「特急ガール」、18歳以下ユニットU-18ing!!!「いきまっしょ ワッショイ!!!」を収録。