須藤凜々花(NMB48) | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「須藤凜々花(NMB48)」

2015/07/08

「『ドリアン少年』は実存主義的シングル。私の大好物です!」

須藤凜々花

2013年11月に開催された『第1回AKB48グループドラフト会議』で3チーム競合の末、NMB48チームNに指名されメンバーとなった須藤凜々花ちゃん。それから約1年8ヵ月、7月15日発売のシングル『ドリアン少年』で堂々センターを務めます! 将来の夢が哲学者、そして趣味である『麻雀』の冠番組もスタートという超個性派メンバー“りりぽん”に直撃しました!



須藤凜々花
「NMB48に命を懸ける!」と、NMB48への熱い気持ちを持っているりりぽんですが、今回大抜擢された「センター」への想いはいかがですか?
「夏曲ってみんなから注目されるシングルなので、今回はとっても大事なんです。いっぱい歌番組に呼んでいただけるように、世間の人の目につくように、どんどん情報を発信していかないとなって思っています!」
NMB48を世に広めるのもセンターの役目?
「センターって一番注目される場所なので、発言に気をつけたり大人しくするんじゃなくて、逆に先輩たちでは出来ないようなことを、後輩なんでぜんぶやっちゃおうと思っています。失うものは無いので攻めの姿勢で、今年の書初めも『全ツッパ』(※)って書いてあるんで(笑)(※麻雀用語で、相手が聴牌でもリーチをかけていても、自分の都合のみで自分に不要な牌を全部切っていく打ち方)」
とにかく攻撃的に行くと。センターのプレッシャーなんて感じているヒマはないんですね。
「私が思うセンター像っていうのは“頑張る”しか言わない。それがカッコいいと思うんですよ。だから何を聞かれても“頑張ります!”“がんばりりぽん!”しか言わないです」
須藤凜々花
センターを務めるシングル『ドリアン少年』の歌詞の主人公は、大好きな彼を友達に紹介したら、誰にもその魅力を理解されないという、周りとは全然センスが違う女の子です。もしかしたら、りりぽんがそういうタイプなんじゃないかって思わせるんですけど。
「そうですねー、そんなタイプです(笑)、まさに。ハイ! ちっちゃい時から周りと全然違いましたね、趣味嗜好も、好きになる人も。むちゃくちゃヘンな子って言われてました。熱が出たときに“何が食べたい? プリン? 冷凍ブルーベリー?”って聞かれたんですけど、“帆立の貝ひも…”って言って、超ビックリされました」
じゃあ秋元(康)先生の当て書きっていうぐらいの歌詞?
「ぇぇぇーーっ!? そうですかねぇ。当て書きじゃないとしても、そう感じるくらいピッタリですね(笑)」
「哲学好き」っていう女子高生もアイドルもそうそういないですからね。
「哲学もNMB48と同じように、私が本気で取り組みたいと思えたものの一つです。ほかの教科は学歴のために、点数を取るためだけに勉強していたんですけど、哲学は点数にもお金にもならないけど、本気で学びたいと思った学問だったんです。哲学は私を中2病から救ってくれました」
ネタ曲と言われる『ドリアン少年』ですが、『ブサイク』でも『イケメン』でも、好きになってしまえば自分のプリンスだと、歌詞に書かれている内容は意味深いです。
「ハイ! めちゃくちゃ深いですね、哲学的にも。この歌詞では『実存哲学』っていう種類のことを言っていて。私が好きな哲学者は、だいたい実存哲学の人なので、歌詞を読んだときは嬉しかったです」
その観点から『ドリアン少年』を解釈するとどうなります?
「歌詞からすると、『実存主義者』の反対は『本質主義者』っていうんですけど、本質主義者は『イケメン』とか『カワイイ子』っていう理想像に自分の好きな人を近づけるんですけど、実存主義だったら『自分がどう思うか』なので。『ブサイク』も『イケメン』も自分が好きになったら関係ない、という考えです」
なるほど! ものすごくよくわかりました。『ドリアン少年』は実存主義的なシングルであると。
「そうです。私の大好物ですね!」
一方で、とにかく明るく楽しい、アゲアゲの曲でもあります。ミュージックビデオは全員水着でダンスしていますが、これがかなりの迫力で…。
「まぶしいですよ!(笑)。台湾に行ってロケをしていまして、見応えのあるミュージックビデオだと思います。最後にオチもついているので、フルバージョンで見てほしいです」
ビデオの中でドリアンを実際に食べていましたけど、あれは初ドリアン?
「初です! めっちゃ美味しかったです。でも2日間ぐらい臭いが取れなかったです…大変でした。口がガス栓開けっぱみたいな。味はすごく美味しいんですよ。栄養もあるらしいので。人に会わなければ食べたいです(笑)」
NMB48のツートップ(山本彩・渡辺美優紀)を両脇に従えて、堂々とセンターを務めています。これからりりぽんはNMB48を引っ張っていく役割になるはずです。
「これまでセンターを務めたいろんな先輩がいると思うんですけど。その人たちみたいにになろうとして、真似したり近づけたりするんじゃなくて、自分として、須藤凜々花として、違う道を切り拓いていきたいと思います」
須藤凜々花
そして8月8日からは、なんと冠テレビ番組『NMB48須藤凜々花の麻雀ガチバトル!りりぽんのトップ目とったんで!』(CS放送TBSチャンネル1)が始まります! 自分の名前がつくテレビ番組が出来るなんて、すごい事になりました!
「本当にありがたやで嬉しいんですけど、爪痕を残さなければという不安でいっぱいです。でも大好きな麻雀をただひたすらできるという番組なので、すごく嬉しいです」
アイドルが麻雀というのも意外なんですが、麻雀を好きになったきっかけは?
「漫画から入りました。麻雀って人によって打ち方が全然違うんですよ。その人の人生観が打ち方にすごく現れるんです。『麻雀は哲学』って秋元先生が言っていて、それを聞いて私も麻雀を極めたいなと思って始めました。この先には秋元先生を倒してみたいという気持ちはあります。いつか秋元先生をハコテン(持ち点がマイナスになること)に出来るぐらいに(笑)、この番組で成長して行きたいです」
ちなみに麻雀にハマるきっかけになった漫画は?
「漫画は『咲-Saki-』と福本(伸行)先生の『アカギ (〜闇に降り立った天才〜)』と『銀と金』です。最近、福本先生の『天(天和通りの快男児)』を大人買いしました」
福本先生の作品はギャンブルを通じて人生哲学を描いていますよね。
「そーなんですよーっ! 『不合理に身をゆだねてこそギャンブル』って言葉があるんですけど、それはまさに哲学の世界観で! 哲学書を読んでるかのごとく福本先生の漫画を読んでいます」
りりぽん自身の打ち方にはどんな性格が出ていますか?
「私は、守備は一切勉強してなくて、ただただ攻めの麻雀ですね。カッコよさ重視で、常に『単騎待ち』を目指しています。だから、守備もこれからちゃんと勉強しなきゃなって思っています。よくオンラインのゲームでメッタメタにされてるので。全ツッパの精神を抑える修行としても、この冠番組で成長していけたらと」
秋元先生はかつて麻雀番組に出ていましたけど、この番組にも出てもらいたいですか?
「秋元先生にですか!? そうしたら最終回がいいですね(笑)。最終回のこともう考えちゃう。4クール目の最終回。長寿番組にして、ラスボスで」
大好きな哲学者のなかで、現世に存在していたら卓を囲みたい人は?
須藤「フリードリヒ・ニーチェ先輩です。私と似ているというか、攻めの姿勢で、二人で守備なんて考えない荒々しい麻雀をしたいですね。最後までどちらが勝つかわかんないみたいな(笑)」

須藤凜々花
ドラフト会議に参加していた頃は、こうやってテレビカメラの前で麻雀をしているなんて想像もしなかったのではないですか?
「ぜんぜん! その時はまだ麻雀もしてないので、驚きですね。まさか、初の冠番組がこんなに早く、しかも麻雀というのが驚きですね」
NMB48にドラフト指名で入って、東京から大阪に拠点を移して、自分の中で何がどう変わりました?
「自分は、うーーん…人間らしくなりました。今までは、涙も出なかったし、笑ったりすることもあまりなくて。表情筋が無いのかというくらい無表情で淡々と日々を過ごしてたんですよ。でも、今はすごく毎日が全力です。その分辛いこともあります、自分の実力以上のことが毎日起こるので。毎日息切れしてるんですけど、でも本当に頑張れるものが見つかって、人間らしくなりました。最近、初めてダンスの先生に褒められて号泣しちゃって、こんなに自分って泣けるんだって思いました。NMB48のメンバーになって、初めて本音で語り合える友達、仲間みたいなものが出来て、大切なものが増えた気がします」
ドラフト会議のときは、「一番自分が指名されそうにないチーム」と言っていましたが、NMB48って今改めてどういうグループだと思いますか?
「始めのころは、最初から完成されてて、自分の入る隙が無いんじゃないかって思ってて、カリスマ集団というか戦隊ヒーローみたいな感じに思ってたんです。最初はもちろん圧倒的に力の差があったんですけど、その分皆さんがずっと面倒を見てくれて、ちゃんと引っ張り上げてくださって。個性も伸ばしてくれる環境なので、本当にNMB48でよかったなって思います。NMB48、意外と自分にぴったりだなって思っています」
りりぽんのような個性を許容してくれる集団というか…。
「狭苦しくなくて、のびのびやらせてもらってます。ブログでも、NMB48だといろいろとヘンなことを言ってものびのびやらせてくれるので(笑)」
では最後に『ドリアン少年』のPRをお願いします!
「今回は水着の『ザ・夏曲』ということで。NMB48メンバーの素晴らしい『肉体美』を見せるとともに、NMB48の弾けた感じをアピールしていきたいです。インパクトのある歌詞で、ネタ曲とも言われるんですけど、ライブや公演でやったらみんなが盛り上がるような素敵な曲なので、NMB48を代表する曲として浸透するように、この夏ドリアンブームを巻き起こせるように頑張りたいと思います」
曲の最後のウインクもバッチリ決めて。
「今まで音楽番組に出たときに、全部両目をつぶっているので、これからもし出られることがあったら、ちゃんとウインクが出来るように、その成長過程も見てほしいです」

インタビュー・終

Profile

須藤凜々花
すとう・りりか●1996年11月23日生まれ、東京都出身。2013年11月に開催の『第1回AKB48グループドラフト会議』で、NMB48チームNに指名される。11thシングル『Don't look back!』でシングル選抜メンバー初選出。次世代ユニット・難波鉄砲隊其之六の『ニーチェ先輩』のセンターも務める。7月15日発売12thシングル『ドリアン少年』のセンターに抜擢。8月8日より初の冠番組『NMB48須藤凜々花の麻雀ガチバトル!りりぽんのトップ目とったんで!』(CS放送TBSチャンネル1)にレギュラー出演する。

INFORMATION

『ドリアン少年』Type-A

シングル『ドリアン少年』

7月15日発売/Type-A/1524円+税/lough out loud records

『ナギイチ』『僕らのユリイカ』に続く夏曲シングル。ミュージックビデオは映画『ホットロード』『アオハライド』の三木孝浩が監督を務めている。CDは4形態あり、カップリング曲の『どうでもいい人仮面』のほかType-Aに『命のへそ』(Team N)、Type-Bに『僕だけのSecret time』(Team M)、Type-Cに『心の文字を書け!』(Team BII)、劇場版に『サヨナラ、踵を踏む人』(難波鉄砲隊其之七)がそれぞれ収録されている。

INFORMATION

『NMB48須藤凜々花の麻雀ガチバトル!りりぽんのトップ目とったんで!』

『NMB48須藤凜々花の麻雀ガチバトル!
りりぽんのトップ目とったんで!』

8月8日スタート/CS放送TBSチャンネル1

秋元康の影響で、昨年から麻雀を勉強中の須藤が「秋元先生と麻雀がしたいです!」と本人に直訴したことから始まった企画。須藤が芸能界の先輩達との麻雀対局を通じて、人生、夢、哲学を考える真剣対局バラエティ。NMB48の先輩メンバーもゲストで出演。須藤がトップを獲れば豪華な御褒美がもらえるが、ビリになると先輩メンバーにキツイ罰ゲームが与えられるというルールも見もの。

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