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インタビュー「牧野羽咲」

2025/03/01

「オーディションでは、自分のお芝居を見ていただきたい、初めて会う方とお芝居ができる貴重な機会を楽しみたいという気持ちが強いです」

牧野羽咲撮影/厚地健太郎 取材・文/児玉澄子

トライストーン・エンタテイメント所属の牧野羽咲は、19歳にして今年で芸能活動10年目。10歳の頃からドラマやCMで活躍してきたが、子役からの脱却を目指して俳優養成/演技研究所のトライストーン・アクティングラボで学び、事務所所属に至った。現在は大学で映像制作を学びながら、仕事やレッスンに邁進中。大学の友人や事務所の先輩から多くの刺激を受けながら、大人の俳優へとステップアップしている彼女に10代最後の思いを語ってもらった。

牧野羽咲

──ドラマ『家政夫のミタゾノ』第1話に、メインゲストの故・中山美穂さんの娘役で出演されていましたね。今年の初仕事でしょうか。

「はい。撮影は昨年中でしたが放送は年明けすぐでした。あのお仕事はオーディションで決まったものだったんですが、少し複雑で、実は最初に受けた役では落ちてしまったんです。それからしばらくして“別の役が合いそうなのですが、いかがですか?”とご連絡をいただいて出演が決まりました。1回のオーディションで終わりじゃなくて、覚えていてくださったのがすごくうれしかったです」

──役に合う/合わないはあるけれど、印象には残っていたということですね。

「実は少し前にも同じようなことがあったんです。昨年公開された映画『うちの弟どもがすみません』で、畑芽育さん演じる主人公の親友役を演じさせていただいているのですが、あの役も別の作品のオーディションで不合格だった後に“今度、こんな作品を撮るのですが”とお声がけいただいたものでした。そんなことが2回連続で起こったので、オーディションをもっと頑張りたいという気持ちになっています」

牧野羽咲

──これまでたくさんのオーディションを受けてきたと思いますが、臨み方に変化はありますか?

「それこそ子役の頃は『こうやったら合格するんじゃないか』という発想でオーディションに臨んでいたんです。だけど今は、自分のお芝居を見ていただきたいという気持ちが強くなっています。もちろんそれで役が決まったらうれしいけれど、それ以上に初めて会う方とお芝居ができるという貴重な機会を楽しみたいなと思っています」

──音田雅則さんの新曲「恋心は踊る」のMVではヒロイン役で出演しています。映像が綺麗で、まるで映画のようなMVですね。

「広島の尾道で撮影しました。海と坂道の風景がとても素敵な町で、たくさんの名作映画のロケ地にもなっていると聞きました。私も映画が大好きなので、今度は尾道が舞台の映画を観てみようと思っています」

牧野羽咲

──MVではヒロインの高校時代と社会人になってからの姿を演じています。どのように撮影したんですか?

「撮影は2日間あったんですが、同じ場所で衣装チェンジして撮ることも多かったです。5分前まで制服を着ていたのに急に大人に切り替わったりと慌しかったですが、『あの頃のこんな思い出を大切にしているんだろうな』みたいに想像しやすかったところもありましたね。セリフや動きは自由に任されていて、しかもけっこう長回しで撮ることも多かったので、どこを使われても大丈夫なように歩き方や表情をずっと意識していました」

──現在は大学1年生。まだまだ制服も似合うし、社会人の役もできる年齢ですね。

「社会人を演じるのは今回が初めてだったんです。これからはもっと増えるだろうし、ヒールの靴も慣れなければいけないなと思って、今日も履いてきました。でも制服を着るとやっぱり気分が上がりますね(笑)。今年9月に20歳になりますが、もうしばらくは高校生役もやってみたいです」

牧野羽咲

──大学生活ももうすぐ1年が経ちます。映像を専攻されているそうですが、どのような勉強をしているんですか?

「5〜6人の班で映画を撮る授業などがあります。本当に短い映画なんですが、撮影前の準備から編集までめちゃくちゃ大変で、これまで自分が仕事で携わったきた作品の裏側にもこんな苦労があったんだなと実感しています。演者として映像に映っていない大勢のスタッフさんをより強く意識するようになりました」

牧野羽咲

──クリエイティブ系の大学は課題にも追われそうですが、プライベートはどんなふうに過ごしているんですか?

「犬と遊ぶのが癒しです。あとは映画を観ること。もともと映画は大好きなんですが、大学にも映画好きの人が多くて、これまで自分では出会わなかったような映画を教えてくれるんです。最近は映画『パルプ・フィクション』を紹介してもらったんですが、時系列バラバラな感じが衝撃的でした。前は見終わってスッキリする映画が好きだったんですが、むしろ見終わってから頭がぐるぐるしちゃうような、そして友だちと『あれはこういうことだったのかな』みたいに語り合えるような映画がクセになりつつあります」

牧野羽咲

──今はまさにたくさんのことを吸収している時期なんですね。お仕事については、どのような目標を持っていますか?

「もちろんお仕事はたくさんしたいですが、むしろ今はお芝居についてたくさん悩みたい時期かもしれません。今度、事務所のイベント(3月15日開催・トライストーン大運動会@さいたまスーパーアリーナ)があって、私は社長の小栗旬さんのチームで参加するのですが、それもあって小栗さんと事務所でお話しする機会が増えています。そのたびに台本の読み方や役作りについてのアドバイスをしてくださるんです」

──それはすごくラッキーな環境ですね。

「本当に恵まれているなと思います。トライストーン・アクティングラボは卒業しましたが、今もレッスンは続けさせていただいています。子役時代が長かったせいか、今もその頃のクセが残っているような気がして、20歳になるまでに変わりたいんです。環境は整っているので、あとは自分が頑張るだけだと思っています」

PROFILE

牧野羽咲(まきの・うさ)●2005年9月26日生まれ、神奈川県出身。特技:書道5段、ダンス(8年)。趣味:映画鑑賞。
Eテレをはじめ子役として各局のドラマに出演。2024年には『JKと六法全書』(テレビ朝日)第1話ゲスト・元永沙織役、映画『うちの弟どもがすみません』遠藤リオ役で出演。2025年は『家政夫のミタゾノ』第1話ゲスト・田中スミレ役、音田雅則「恋心は踊る」MVヒロイン役で出演。トライストーン・アクティングラボのレッスンを経て、現在トライストーン・エンタテイメントに所属。

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Information

トライストーン・アクティングラボ
2025春(5月スタート)レッスン生募集

人気・実力を兼ね備えた俳優が所属する芸能プロダクション、トライストーン・エンタテイメント直営の俳優養成/演技研究所。演技の未経験者から、演技術の向上を目指すプロの俳優まで、幅広く門戸を開いている。講師陣は多数の俳優を指導してきたエキスパートぞろい。また、映画や舞台の製作者、監督、演出家、俳優などによる特別講義も実施している。映画『クローズZERO』シリーズや『ルパン三世』そして『新宿スワン』といった大型映画を自社製作しているのもトライストーン・エンタテイメントの特色。TSAL生にもこれらの作品への出演の機会を提供している。もちろん、外部の映画、ドラマ、舞台のオーディションへも積極的に送り込んでおり、TSAL在籍中から俳優として現場に入る人は多い。レッスンで有望と認められたり、人一倍の努力が評価された場合には、トライストーン・エンタテイメント所属に向けて推薦が受けられる。当欄にてインタビュー掲載のあった前原滉も、演技未経験でTSAL入所〜レッスンを経てトライストーン・エンタテイメントに所属をした一人であり、ドラマ『119エマージェンシーコール』(フジテレビ系)に箕輪健介役で出演。主演映画『ありきたりな言葉じゃなくて』が2024年12月に公開、映画『アンダーニンジャ』(小津役)が公開中。また東野絢香もTSALで芝居を磨き、トライストーン・エンタテイメントに所属。現在NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』にて花魁・志津山役、土ドラ10『アンサンブル』(日本テレビ系)では「たかなし法律事務所」の事務員・星野藍役で出演中だ。

▼トライストーン・アクティング・ラボの詳細は下記まで
TEL:03-5433-2195
WEB: http://www.tristone.co.jp/tsal/

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