テレビ朝日系『四つの嘘』では、主人公の母親(永作博美)譲りの、魔性ぶりで大人びた高校生を好演している松山愛里さん。自身も現在高校３年生、地元福岡と東京を往復しながら女優活動を送る彼女に話を聞きました。

Ｑ　いま出演中のドラマ『四つの嘘』では、魔性の女の子を演じてますね。

｢難しい役どころで(笑)。実年齢と同じ設定ですけど、私の周りにはいなくて。一匹狼の女性バージョンかなと想像して演じています｣

Ｑ　公開中の映画『ひぐらしのなく頃に』も話題ですね。

｢撮影は、長野に半月位泊まり込んで、皆でワイワイ合宿みたいでした(笑)。でも原作の人気がすごいのでプレッシャーを感じてしまいました。監督からは私らしい演技をすればいいと言われたけど大変でしたね。私の役はかわいらしい女の子だけど途中でガラッとひょう変して怖くなる設定で……｣

Ｑ　切り替えるのが難しかったの?

｢怖くなるところは演じていて気持ち良かったのですが、かわいらしい演技をするのが苦手で(笑)。上目遣いができなくて鏡を見て練習しました。普段の私はサバサバしているので、映画を見た家族からは“超ウケた!”って笑われました(笑)。｣

Ｑ　現在も地元福岡から東京に通っているとか。

｢高校に入る頃に東京の事務所を受けて今の事務所に入ったんですけど、地元が大好きなので高校までは福岡にいようと思いました。芸能科のある学校に通っているので、アーティストや声優や女優さん志望の人ばっかり。お互いに相談しあえるし、皆すごく応援してくれるんです。教頭先生からも電話をもらいます(笑)｣

Ｑ　今まで50回以上に及ぶオーディションを受けてきたそうだけど、受かるために大切なことは何だと思う？

｢会場に入ったら最後まで自信を持つことです。既にドラマなどで見たことのある人がいたりして、マイナスな気分に陥りそうになるけど、それではダメ。面接官の方に対して笑顔で明るく元気良くを心がけ、自分の全部を見てもらえるように思いっきりアピールすることが大事だなと思います｣

Ｑ　これから、どんな女優さんになりたい？

｢好きな女優さんは菅野美穂さん、小林聡美さん。実際にいそうな感じが伝わってくるナチュラルな演技に憧れます。作品では甘酸っぱい恋愛の学園モノに出てみたいですね。それから……EXILEさんの大ファンなので、PVに出演したいです(照笑)｣

Text／日刊編集センター