長島瑞穂 | インタビュー | Deview-デビュー

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インタビュー「長島瑞穂」

2012/09/14

大好きな作品なので衣装にも高まっちゃいました

長島瑞穂
大ブームを巻き起こした人気アニメ『らき☆すた』のミュージカル『らき☆すた≒おん☆すて』に小神あきら役で出演する長島瑞穂ちゃん。フリーの立場となって、月刊デ☆ビューを読んでオーディションに応募、役を勝ち取った瑞穂ちゃんに、オーディションのエピソードを聞くとともにそのキュートなキャラクターに迫ります。!



長島瑞穂

長島瑞穂

Q 今回オーディションで小神あきら役をゲットした瑞穂ちゃん。今年春までHOP CLUB(ホリプロ大阪)にいて、それを卒業して…。

「事務所を辞めてフリーになったので、いろんなことに挑戦しようと思っていたときに、知り合いの方に、“ミュージカルの『らき☆すた≒おん☆すて』が今募集してるよ”っていうのを聞いたので、募集が載っている月刊デ☆ビューを読んで受けてみたんですよ」

Q 『らき☆すた』のことは知っていました?

「知ってました〜! お兄ちゃんがすごいアニメとか漫画が好きで、一緒に観ることが多くて、『らき☆すた』も原作マンガから読んでいたんです」

Q じゃあ今回のミュージカル化は…

「びっくりしちゃって! 原作を好きで観ていたので、まさか自分が小神あきらを演じるとはって思って(笑)。小神あきらはすごくアイドルな子で、子役からずっとやってるアイドルっていう設定で。『らき☆すた』って学園モノなんですけど、その学園の中のコじゃないんですよね。裏表というか切り替えが激しいコで、難しいですけど楽しいです。二面性があるすごくかわいらしい女の子なので、どちらも見ていただければなと思います」

Q HOP CULBでアイドル活動をしていたキャリアが生きるのでは?

「ちょっとアイドルっぽい面のほうがやりやすいです。もう一面の素顔のほうが難しいですね。MC森雅紀さんという方を相方に、『らっきー☆しあたー』というコーナーを舞台上でやるんですけど、その森さんにキツく当たるんですよ。“あんた全然できてないじゃない!”って。私、普段人に怒らないので難しいんですよね。森さんは“好きなコト言っていいよ、思ったこと全部言っちゃえば?”って言ってくださって。でもホントにうるさい設定で、私がしゃべってるのにワーワー言ったりして。時々“ホントにうるさい!”って心の叫びが出ちゃったりとか(笑)。このコーナーは森さん頼りなので、二人三脚で頑張っていこうかなと」

Q 今回のオーディションではどんな風にアピールしようと思いました?

「私はお兄ちゃんがいるから、妹的な立ち位置がやりやすいというのがあって、柊つかさちゃんがやりたいなという気持ちでいたんです。実際の台本を読む審査ではつかさちゃんの台詞はあったんですが、あきらの台詞はひとつも読んでなかったんです。だから役が決まって、“あきらでお願いします”って言われたときに“えっ?”って一回固まっちゃって(笑)。でも、自分がやりたい役や、自分がこう見せたい役ってあって、そういう気持ちは前面に出してもいいんですけど、実際に見てる方は“こういうのをやらせてみたい”っていうのがあると思うので、“こういうのどう?”って提案されたものも、やってみるほうがいいと思います」

Q 本読みのときにあきらの片鱗が出てたんですかね?

「そうなんですかね? 溢れ出てたんですかね、自分の腹黒い部分が(笑)。私、オーディションのとき、ほかの人が話してるのを普通に聞いちゃうんですよ。見られてるという意識よりも、“あっそうなんだ”っていうふうにリアクションをとりながら、普通に気を抜いて口開いて見てるんで。自然体なんですかね。舞台のオーディションは何度か経験があるんですけど、演技審査でも普通に観客になって、オーディションを楽しんじゃうんです。せっかくだったら楽しんだほうがいいかなって精神でいろんなことをしちゃうんで、オーディションも全部楽しんで受けたほうがいいのかなって思います」

Q 大好きな作品だというアピールはしました?

「“お兄ちゃんがガチなオタクなんで”とかいう話をして、“声優さんは誰が好きなの?”とか“好きなアニメのキャラは?”ってコアな話をしましたね。私、声優の釘宮理恵さんが好きなんですけど、お兄ちゃんが自分じゃカラオケでキーが高すぎて歌えないから、いつも私に釘宮さんの歌を聴かせて“瑞穂これ覚えてね、今度カラオケ行ったときに絶対聴かせて”って言うから覚えるんです、とかいう話をしたり」

Q お兄ちゃんとカラオケにいくの!? ホントに仲がいいですね?

「お兄ちゃんとすごく仲良くて!『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』ってアニメあったじゃないですか? それを観てて、瑞穂が冗談でお兄ちゃんに“良かったね、こんな妹で、アニメ通りじゃん”って言ったんですよ(笑)。そうしたら“お前のせいで、俺は妹萌えができなくなった!”って怒られたって話をして(笑)」

Q (笑)。演技や歌の審査の出来栄えは?

「どうだったんですかね? 歌唱審査では好きな曲を歌っていいよって言われたので、私はハロプロさんがすごく好きなので、モーニング娘。さんを歌わせてもらいました。アニソンを歌っている方が多かったんですけど、私、歌はそこまで自信がなかったので、ライブでしか歌わないような、審査員が判断しづらい曲を選んで。そうしたら“『大きな古時計』歌ってください”って言われて。これはごまかし効かないって思って(笑)。作戦を見抜かれちゃいました」

Q 稽古場の雰囲気はどうですか?

「同年代の女のコが多いのですごくにぎやかですね。ご飯とか輪になって食べたりチームワークはいいですね。森さんとか上の方はお父さんとかお母さんみたいで、大家族みたいな感じでみんなノリがいいです」

長島瑞穂

長島瑞穂

Q そのなかであきら役の役作りは?

「あきらってテンションがすごく高いんですよ。もう、わーーーーって感じのキャラなんで、そのテンションに一気に持っていくことを自分の中で模索しています。でも大事なのは森さんとの掛け合いですね、私、基本本編に出させてもらえないんですよ。本編が展開している間にスパイス的にコーナーとして入れていただいていて、その部分を森さんと二人で作りあげていく感じなので。普段から森さんとよくお話しさせていただいています。開演してオープニングの一発目が私たちのコーナーなので、すっごい気合入ってます」

Q 言葉の掛け合いでは「関西人的」なものは活きたりします?

「森さんはもともとラジオをやってはる方なので、そこでお客さんの心をグッとつかめればなって頑張ってます。喋りの部分はバラエティ番組での経験を糧に、度胸をつけつつ。最初のほうは台本があったんですけど、今は“上記をふまえフリートーク”みたいになっちゃって(笑)。どーしましょーって思ってたところに森さんが“毎回内容を変えて”って言われたので…。毎回毎回一味違うと思います。15公演ありますので、15パターンを全部見ても全然違うなって楽しんでもらえるようにしたいですね。楽屋ネタも? 楽屋がキッタナいんですね(笑)。びっくりしちゃった。今日一日だけでも“女性楽屋汚い”ってスタッフさんに言われちゃったので。そんな暴露ネタもはさんでいければ(笑)」

Q そして『らき☆すた』は衣装もカワイイんですが、着てみた感じは?

「私自分も結構オタクでコスプレも好きで。ボカロが好きなんで(鏡音)リンちゃんとかレンくんのコスプレとかもしていて。『らき☆すた』の衣装も、うわぁーっみたいに高まって。私、学園が違うので、一人だけ制服が違うんですよ。だから本番までに、いつ陵桜学園の制服を着てやろうかと狙っていて(笑)。どのタイミングで衣装を着て写真とってやろうかって。でもあきらのコスチュームってすごく可愛くって。袖口が長くって腕が見えないんですよ」

長島瑞穂

長島瑞穂

Q 稽古も進んでほかのキャストの方とも仲良くなっているみたいで。

「16歳のコが3人いて。小早川ゆたかちゃん役の水越朝弓ちゃんとか、私の家に3人が泊りに来て4人で女子会したりとか、ご飯作って食べたり。柊かがみ役の櫻井ゆりのちゃんは京都出身で、私も大阪なので関西ネタで喋ったりとか。ゆりの姉さんはすっごいはんなりしてて、『はんなり姉さん』って言われてて、私一日に一回“姉さんホントはんなりだね”って言うって決めてるんです」

Q 最後に『らき☆すた≒おん☆すて』のみどころをお願いします!

「『らき☆すた』は原作マンガやアニメがすごく有名なので、ミュージカル化によって、3次元でも2次元でもない2.5次元という世界観を皆さんと一緒に共有できればと思っているので、みなさん一人でも多くの方に見に来ていただければと思っています」

Q 今回の作品が長島瑞穂の新しいスタートになりますね。

「私、月刊デ☆ビューでデビューをしたんです。HOP CLUBのオーディションもデ☆ビューで見つけたし、今回のオーディションもデ☆ビューで見たんです。こういう世界にずっと興味があって、中学校1年生の終わりに初めて前の事務所のオーディションを受けて、中学2年生から始めて、高校2年生まで3年間やってましたね。実家は大阪なんですけど、今は稽古のためにこちらに出てきています。フリーになった今年が大きな転機だなって思うんですけど、逆にだからこそいろんなことに挑戦できる時、自分次第かなって思うので、どんなことに挑戦しようって思っています。自由に自分のペースで楽しむという気持ちで、やりたいことができるように動くのが一番ですね。今回の作品がフリーになって初めての仕事で、本当にここからがスタートだと思っているので、夢を持っている皆さんも一緒に頑張っていきましょう!」

インタビュー・終


ながしまみずほ●1995年9月14日生まれ、大阪府出身。2008年11月、『HOP CLUB新メンバーオーディション』に合格。2012年4月末の卒業までHOP CLUBメンバーとして活動。現在はフリー。9月20日(木)〜30日(日)東京ドームシティ シアターGロッソで上演される『らき☆すた≒おん☆すて』に小神あきら役で出演する。
『らき☆すた≒おん☆すて』
『らき☆すた≒おん☆すて』
陵桜学園最後の文化祭、高校生活の何気ない日常が続く、と思いきや……。突如として巻き起こる事件!文化祭を成功させる為に泉こなた(酒井蘭)達がところ狭しと駆け巡る。二転、三転、大逆転劇!!歌あり、笑いあり、爆破あり!?ダンスもバトルもパロディもなんでもござれのゴンザレス!東京ドームシティ シアターGロッソを舞台に『らき☆すた』が戻ってくる。ありがとうたくさんの関係者の皆様!
出演/酒井 蘭、小川真奈、櫻井ゆりの、萩原和佳奈、水越朝弓、小市眞琴、三宮ユリカ、吉岡茉祐、小新井涼、三宅克幸ほか。

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