DVDでは、関西弁で話していたり、素の私がいっぱいです

昨年AC『あしなが育英会』のCMやポスターに登場し、注目された相川結ちゃん。昨年末には、最新DVD『結景色〜しまなみmemories〜』をリリース。そのDVD撮影のエピソードをはじめ、現在、神戸と東京を行き来している、現役高校2年生の芸能ライフを語ってくれました。

Ｑ　2ndDVD『結景色〜しまなみmemories〜』はどんな内容ですか？

「1年前に出した1stDVD(『結歩道〜美ら風memories〜』)は“元気な女の子”を前面に出してたイメージビデオだったのですが、それに対して、今回は尾道の街の中で、素の私が楽しんでいる様子をそのまま撮っていただきました。私は地元が神戸なのですが、普段仕事の時には使わない関西弁をこのDVDの中では話していたり、ロケの移動中もずっとカメラが入っていて、緊張しないで撮れました」

Ｑ　尾道は初めてでした？

「はい。街全体が“和”の感じがしました。山と海が近く、それが神戸の風景に似ていて親近感がわきました」

Ｑ　撮影で印象に残っていることは？

「水着のシーンもありましたが、撮影は10月の終わり頃で、とても寒くて、『本当にこれから海で撮影するの？』って不安でした。お風呂に入るシーンは、逆に、寒いからと言って熱くしていただいて、どんどん真っ赤になっていきました(笑)。特にプールのシーンが楽しかったですね。温水プールがすごく気持ちがよくて。本当に撮影は楽しくて、気付いたら終わってたという印象でした」

Ｑ　今回の作品を振り返って、自分なりに課題はみつかりましたか？

「撮影はすごく楽しくて、自分の素が出せたので気に入っていますが、その中でも、やっぱり観てくださった方の印象に残るような表情、たとえばキュンとするしぐさだったり、そういうのがもっとできればよかったと思います。それを今後に生かしたいです」

Ｑ　ナチュラルな中にも、どこかにインパクトを、ということですね。さて、最近は映画出演が決まったりと、女優展開も楽しみですね。

「お芝居は、初めてやったドラマ以来です。その時はセリフがなく、ただお父さんを睨んでる役柄でしたが、今回はセリフもあります(笑)。一緒に演じてくださった共演者の方に『(今回で)何本め？』と聞かれました。慣れてるように見えたみたいで(笑)」

Ｑ　実際、話し方など結ちゃんのたたずまいは、年齢よりも落ち着いて見えます。

「撮影の初めはかなり緊張していたんですけどね(笑)」

Ｑ　これまでは『あしなが』をはじめ、CMのお仕事が多かったんですね。

「はい。CMのほうがオーディションの数も多くて……。表情で表現するのには慣れているのですが、気持ちをセリフや言葉で表現することはまだ苦手なので、今回の作品でちょっと一歩ずつでも成長できればいいなと思います」

Ｑ　また、出演したミュージックビデオもまもなく解禁になるとか。

「はい。その作品が『あしながさん』の時と同じスタッフさんだったんです。『もう一回一緒にやりたい』と言ってくださって、それがうれしかったです。出来上がりの作品を見せてもらったのですが、泣いちゃいました。撮影していた時の気持ちや、ここまでいい作品に仕上げてもらったことに感激して……。『あしなが』のCMの時には、OKが出ても、自分自身納得できなかった部分もあったんです。今回、同じ監督さんの作品で達成感があったので、その時の思いにリベンジできたと思います!」

Ｑ　今後やってみたいことは？

「マルチにいろんなことをやってみたい！　最近ピアノの練習を始めたんです。以前やってたんですけど、3年、4年のブランクがあって、久しぶりに触りました。また最近周りの友達がバンドを組んでいて、その子のバンドを観にいってると、いいなと思うようになってきて、音楽に対して意欲が高まってきました。キーボードで参加したり、弾き語りをできたらいいな」

Ｑ　4月からは高校3年生。大学受験は考えている？

「はい。進学はしたいと思いますが、今迷い中で、自分に合った大学を探しているところです」

Ｑ　現在は神戸在住ですが、仕事がしやすくなるように、東京の大学とか？

「うぅ〜ん、場所がどうというのではなく、まず『自分が勉強したいことは何か？』ということを優先に考えているところです。幼い頃から習っていたバレエが今いい感じなので、舞踊系とか芸術系とか、バレエを生かせるような学科もいいなと思います」

Ｑ　最後に今回のDVDについて、メッセージを！

「今回のDVDでは、ずっと素の状態での私が出ていて、とにかく私のことをもっと知ってもらえる内容になっています。ぜひ見てください！」

インタビュー・おわり