――2023年には15周年を振り返る初の個人イベントがあって、2024年１月にはバースデーイベントを開催する予定です。個人でのイベントへの思いというのは？

陳内将「バースデーイベントも僕からやらせてほしいっていうのは伝えたのですが、ソロイベントにしても、やっぱり実際にやってみて感じることってあるんです。やってみないとわからないことというか。昼にまずやって、続く夜の回でできるだけ改善、みたいなこともあったのですが、来場者には100%全員に満足して欲しいという気持ちはずっとある。そこを目指して、これからいろいろと詰めていく感じです」

――そして２月には舞台『月の岬』が控えています。戯曲をたくさん読むところから始まったそうですが。

陳内将「プロデューサーの方が、僕がどの戯曲を選ぶかによって、演出家を決めたいと言ってくださって。僕にとっても、演出を担当される大河内（直子）さんにとっても『月の岬』はチャレンジングな企画になるだろうし、そこで生まれる化学変化によって、きっと良い作品になるだろうと繋げてくれたんです。最初は、2人か3人ぐらいの芝居のものを探していたんです。でも別のほうから、こんなのもあるよと。『月の岬』を読んだときに、２人芝居、3人芝居にこだわらなくて良いやと、これに決めました」

――そんなふうに出演作が決まるのは、かなり特殊なこと？

陳内将「そうだと思います。ずっと昔から、僕と会話劇を作りたいと言ってくださってくれていて。ありがたいことに、ここ最近はシリーズものに携わらせてもらってきたので、スケジュール的にどこが良いかなと機会を伺っていて、今回、タイミングが合った形で実現したんです」

――では最後に、2024年の抱負も。

陳内将「来年は、結構ノンストップな感じになりそうです。自分の干支でもある龍は、昇り龍とも言われるぐらいですし、気持ちが前向きになれたらいいなと。僕だけじゃなくて、みんなでね！」

――プライベートではいかがですか？

陳内将「来年の？ プライベート、たぶん、ないです（笑）。ちょっとしたスキマはあると思うけど、今年しっかり充電できたので。2024年はプライベートがないぐらい、仕事で埋めたいと思っています」