D-DAYS vol.178 三津谷亮 | 特集 | Deview-デビュー

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D-DAYS vol.178 三津谷亮

2022/12/01

「Twitterにも書いたんですけど、“こういう作品がやりたかった”っていう要素が詰まっている作品です」

三津谷亮

――自分を俯瞰で見て、無理のないよう調整することもできるように。

三津谷亮「そうですね。無理をしている時期もあったから、どこかで“つらいな”って感じている自分に気づいてあげることも必要というか。役に向き合って、作り上げていく時点で、十分頑張っているんだから、他でそこまで無理しなくてもいいよねって。“もっと、もっと頑張らなきゃ!”って自分にハッパをかけるのも大事かもしれないけど、今の自分を肯定することも忘れちゃいけないなと。実際、自分が出演したことで、その劇団自体に新しくファンがつくってこともあったみたいで」

――それは、うれしいですね。

三津谷亮「『三津谷くんをきっかけに観て、おもしろかったのでまた観に来ました』ってアンケートに書いてあったよ、と。劇団の方からそういう話を聞くと、うれしいです。『三津谷くんのファンの人たち、礼儀正しいよね』っていうのも、よく言われるんですが、それもすごくうれしい」

三津谷亮

――最新の出演作、ザ・プレイボーイズ第10回公演『きみ、僕の世界のなんなのさ』が始まるタイミングですが、役柄や見どころについて、教えてください。

三津谷亮「Twitterにも書いたんですけど、“こういう作品がやりたかった”っていう要素が詰まっている作品です。万人に響くものではないかもしれないけど、普通に生きることを表現したかったんですよね。演劇って、どちらかと言うと、アンチテーゼ的なものをエネルギッシュにアウトプットする作品が多い部分があるけど、今作は普通に生きる姿を見せた結果、どういう影響を与えられるのかっていう作品なので。何かを感じても、感じなくても、正解だと僕は思っているんです。主張が強いほうが演じやすいのかもしれないけど、ただそこにいるっていうことも芝居でやってみたかった。僕自身、“三津谷でーす!”って、普段はクドいところがあるだろうから(笑)、そこは一切なくしてね」

三津谷亮

――自然に、そこにいるってことのほうが、難しそうな印象です。

三津谷亮「それが、自然にできちゃっているというか、やっていて楽しいんですよ。役柄としては、当て書きっぽく書いてくれていて、役名も実際に名前とリンクしているんです。名字が“美ツ海”なんですが、下の名前は自分でつけていいと言われて。だから“こうめい”にしたんですよ。『帝一の國』から来ているのかな?と思う人が多いと思うんですが、『諸葛亮孔明』のほうの“孔明”です。うちの父親が、本当は僕に孔明ってつけたかったみたいで。でも姉が一文字だから、僕も一文字になったそうです。だから、父親が名付けようと思っていた名前にしたんですよね。でも、『帝一の國』からかな!?と思ってもらっても、それはそれで正解です。余白のある作品なので、どう捉えてもらってもかまわない。観終わったあとに、『あのあと、登場人物たちはどうなったんだろうね!?』って話したくなるんじゃないかな。観てくれた人同士で、話がはずんでくれたらいいなって思っています」

Special Movie

来年デビュー15周年を迎える俳優・三津谷亮、2022年の俳優活動を振り返る

PROFILE

三津谷亮(みつや・りょう)●1988年2月11日生まれ、青森県出身。
近年の主な出演作に『COCOON 星ひとつ』、タクフェス『流れ星』、舞台『文豪とアルケミスト 異端者ノ円舞』、unratoプロデュース朗読集『ヴィヨン』、喜劇『お染与太郎珍道中』、舞台『刀剣乱舞』无伝 夕紅の士 -大坂夏の陣-、劇団時間制作プロデュース公演 舞台『ヒミズ』、good morning N°5 舞台『異常以上ゴミ未満、又は名もなき君へ』、演劇の毛利さん −The Entertainment Theater Vol.1『天使は桜に舞い降りて』、プリエール『サンセットメン』、オフィスコットーネ『加担者』、西瓜糖『刺繍』など。

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Information

ザ・プレイボーイズ第10回公演『きみ、僕の世界のなんなのさ』
2022年11月25日(金)〜12月4日(日)シアター711

■作・演出:善雄善雄
■出演:板倉武志 おなか☆すいたろう 多田香織(KAKUTA) M尾咲綺 三津谷亮 村田和明

きみ、僕の世界のなんなのさ

あるところに、売れない漫画家がおりました。
彼は、人生の主役である自分が、いずれ大輪の花を咲かせるのだと信じていました。
信じたまま、まもなく40歳を迎えようとしています。
相手にしてくれる人も、ほとんどおりません。

そこへ、1人の女性が現れます。
彼女はなぜか、漫画家に好意を抱いており、不思議なことに、漫画家にしか見えませんでした。
「ありがちな展開だな」と、それはまぁ、思いました。

ザ・プレイボーイズ第10回公演。

これは僕と、僕をとりまくこの世界と、特別なきみの物語。
全部知ってしまったそのとき——僕は僕でいられるだろうか。

◆公式サイト:https://the-playboys.com/stage/130/

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