D-DAYS vol.162 三津谷亮 | 特集 | Deview-デビュー

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D-DAYS vol.162 三津谷亮

2021/08/02

「若い時は許せないものが多くて、“こうじゃなきゃ!”“こうあるべき!”って、すごく頑固だった」

三津谷亮

――小劇場から舞台『刀剣乱舞』无伝 夕紅の士 -大坂夏の陣-のようなロングラン公演まで、ジャンルも規模も本当にバラエティに富んだラインナップ。

三津谷亮「お芝居もですが、人間関係的な部分でも、現場の数だけ勉強になっていますね。ベテランの方から新人まで、いろんな立場の人がいて、いろんな感情を抱えて現場に来ている。舞台『刀剣乱舞』で言えば、はじめて参加する刀剣男士の役者さんって、やっぱり、すごく緊張しているんです。かつての自分ことを思い返すと、そこも理解できる。だから必要以上に緊張はしないで、のびのびやって欲しいって思って、フォローできるところはするようにしていて。僕だって、現場によって心細い思いをするのは、今も変わっていません。小劇場系の現場に行くと、『2.5次元の舞台をやってる子』という捉え方をされがちですし、2.5次元作品の現場では『小劇場でやってる人』と見られる。自分ではどこのポジションなのか、彷徨っている感があったけれど(笑)、今はそれでいい、むしろプラスになっていると考えています。いい意味で、ヘンなプライドもなくなりましたしね」

三津谷亮

――以前は頑なな部分もありましたか?

三津谷亮「あったと思います。若い時は許せないものが多かったんです。“こうじゃなきゃ!”“こうあるべき!”って、すごく頑固だった。自分自身だけじゃなく、周りに対する正義感も、やたらと強かったんですよ。“どうして、ちゃんと覚えて来ないんだ!”みたいな。でも、許せるものが多くなって、“別に完璧である必要はないし、スキを見せてもいいんだな”というふうに変わったんです。昔、ある作品をやっていた頃、全員分のバミリ(立ち位置)を覚えていて、誰かがちょっとでもズレたら、『そこじゃないから!』って逐一指摘していたんです。そのせいで仲間たちから、疎まれてしまったこともあったり(笑)。あ、もちろん、今は良好な関係性を築けていますよ!『あの頃の三津谷、バミリオン(バミリに厳しかったことからつけられたあだ名)だったよね〜』って笑い話になっていますから」

三津谷亮

――そんなあだ名が!?(笑)。

三津谷亮「あれから時が経ち、今は僕も広い心で受け入れるようになりました。舞台『刀剣乱舞』の演出・末満(健一)さんは、立ち位置に正確さを求めてくる方なので、今回のシンメで初参加の(高本)学に対しても、けっこう厳しかったんですね。怒られると萎縮してしまうから、僕もできるだけフォローもしてました。舞台『刀剣乱舞』悲伝 結いの目の不如帰のときに(川上)将大と組んだときも、もう親みたいな心境になっていましたから(笑)。自主練したけど、稽古や本番で上手くいかずに怒られたりしているのを見ると、“でも頑張っていたんだよ!”って感情移入してしまう。むしろ自分が怒られたほうが気が楽というか、つい人の感情に引っ張られてしまうので、そういう影響されがちな自分をそろそろ卒業したいなって思いますね(笑)」

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