D-DAYS vol.153 宮崎秋人×中尾暢樹 | 特集 | Deview-デビュー

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D-DAYS vol.153 宮崎秋人×中尾暢樹

2020/11/02

「あと5年くらいしたら、取りに行く役がかぶってくるのかも。負けていられないなと刺激をもらっている」

宮崎秋人×中尾暢樹 撮影/草刈雅之 取材・文/根岸聖子

ドラマや映画、舞台などマルチに活躍する、ワタナベエンタ―テインメントの『俳優集団D-BOYS』。そんな彼らのDramaticなDream Lifeに直撃する連載企画! 今月は、この秋に舞台出演を控える宮崎秋人くん&中尾暢樹くんの2人が登場。台本の覚え方や役作りについてなど、役者という仕事への向き合い方についても語ってもらいました♪

宮崎秋人×中尾暢樹宮崎秋人

――この組合せは、2017年9月(Vol.115)に登場してもらって以来2回目となります。お2人は久しぶりの顔合わせですか?

宮崎秋人「どうだろう? あんまり久しぶり感がないんだけど」

中尾暢樹「面と向かって会わないまでも、僕の中では秋人くんのいろんな記憶があるんです。秋人くんが出演している舞台を観に行って、面会せずそのまま帰るってこともあったので、いつ会ったかが定かではなくて」

宮崎秋人×中尾暢樹中尾暢樹

――役者として、現時点ではお互い、どういった印象を持っているのでしょうか。

宮崎「中尾は自分と違う場で活躍しているからね。共演していないから、芝居をする現場で一緒になったことはないんだけど、応援もしているし、羨ましく思うこともある。こちらがそう思うような俳優になったってことだよね。出会った頃は高校生だったのにな〜(笑)」

中尾「おお……嬉しいです。一人前として見てくださるようになったってことですかね!?」

宮崎「年齢は同じように重ねているから、あと5年くらいしたら、取りに行く役がかぶってくるのかもしれない。負けていられないなと刺激をもらっています」

中尾「僕は秋人くんの舞台が好きで、先輩たちが出演している作品の中でも、たぶん、秋人くんの作品をいちばん多く観ていると思います。なぜ秋人くんの芝居が好きなのかと言うと、自分の個性を役に入れるのが上手いから。素が見えるのか、素じゃないけど素に見えるのかはわからないけど、秋人くんの、芝居の根幹としているものが好きなんです」

宮崎「ありがとうございます!(お辞儀)」

宮崎秋人×中尾暢樹

――具体的に芝居にまつわる事柄で言うと、例えば、台本の覚え方などはどうですか?

宮崎「どうやって覚えてる?」

中尾「映像の場合は、前日に翌日のシーンの台本を覚える形でやってきました。完璧に頭に入れるというより、少しおぼろげな感じを残しつつ、現場で固めていくっていう。でも舞台だと、初日の稽古に向けて、どのくらい頭に入れていけばいいのかがわからなくて。台本も(稽古が始まる)間際に届いたので、慌てて覚えていったんです。でもいざ稽古がスタートしてみたら、現場でどんどん変わっていく感じで。台詞も動きも変わるし、しかも何回もできるので安心しました。ひとつひとつ作り上げていくのっていいなと思いながら、芝居をしつつ台詞を覚えていっています」

宮崎秋人×中尾暢樹宮崎秋人

宮崎「オリジナル作品だと、稽古で変わっていくことも多いからね。だから、僕も台本もざっくり頭に入れていって、稽古場で固めるっていうことはよくあるよ。ただ戯曲をやるときは、稽古初日には頭に台本を全部入れた状態で稽古に入ります。去年やった『ハムレット』とか、シェイクスピア劇の台詞はそうそう変えられないだろうから。『冬の時代』をやったときは、顔合わせの日、最初の読み合わせの段階でもう台本を置いている(広げない)人もいて…」

中尾「えぇ〜!! すごい!」

宮崎「池田努さんなんですが、句読点まで一字一句間違いなく完璧に覚えていた。負けてられないなって思ったよ。すごいなと思った人には追いつきたいしね。相当な努力が必要だろうし、ちょっとビックリするレベルではあるけど(笑)、どれだけ読んできたかは伝わるから。そういう高い水準で仕事をしていきたいと、ここ最近は特に強く思うようになりました」

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『舞台PSYCHO-PASS』©サイコパス製作委員会 ©舞台「サイコパス2」製作委員会

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