連載「D-DAYS ＋Plus」vol.209 近藤頌利

ドラマや映画、舞台などマルチに活躍する、ワタナベエンタ―テインメント所属の男性俳優陣のDramaticなDreamLifeに直撃する連載企画「D-DAYS＋Plus」。
今月は7月5日（土）あさ9時（日本時間）から、テレ東系6局ネット発・世界同時期放送＆配信スタートとなる新テレビシリーズ『ウルトラマンオメガ』で主演を務める近藤頌利さんが登場！
幼少期からウルトラマンシリーズを観て育ち、特撮ヒーローへの憧れを抱いていたという彼に、出演が決まった際の想い、主人公・オオキダ ソラトのキャラクター、演じる上でこだわっている点などを語ってもらった。

――『ウルトラマンオメガ』で主人公・オオキダ ソラト役に抜擢されましたが、近藤さんは昔からヒーローに憧れていたものの、諦めていた時期もあったとか。

近藤頌利「25、6歳ぐらいのときに、もう縁がないのかなぁと諦めかけました。役者になったら、そのままヒーローになれると思っていたんですよ。事務所の先輩たちでも特撮ヒーローをやられていた方も多かったので。でも、自分にはなかなかその時が来なくて…。“いつかやりたい”という希望はマネージャーさんにも伝えていたのですが、ほかの仕事との兼ね合いもあって、タイミング的にオーディションを受ける機会もなくて、自分には縁がなかったのかなと諦めかけていました。でも結局、今回素敵なご縁をいただいて、“やっぱりやるんじゃん！”ってなってます。自分の信念のほうが強かったのなと」

――決まったときはそう感じました？

近藤頌利「いや、そこは事務所に感謝しています。僕一人の力で達成できたことではないので。タイミングや縁が上手くハマっての今だったんだと思います」

――まわりの反応はどんな感じでしたか？

近藤頌利「発表された後、家族はもちろん喜んでくれたんですけど、特に僕の動向を日々追っているわけではない友人・知人がニュースやSNSで知って連絡をくれたりしたので、そこはやっぱり大きなコンテンツならではだなと。役者の先輩や、昔、劇団Patchでお世話になったスタッフさんも、『やったじゃん！ ついにPatchからヒーローが出たか！』と喜んでくれました」

――喜びやプレッシャーなどいろんな感情が合わさっていると思いますが、現時点ではどんな気持ち？

近藤頌利「これからいろんなおもちゃやグッズが発売されたり、もうすぐオンエアされるとか、いろいろと進行してきた今になって思うのは、“どういう反響がくるんだろう!?”っていう感じです（笑）。すでに撮影は終えているので、役者として自分がやれることはすべてやりきっているんです。作品への評価やグッズ展開が成功するかどうか、多少なりとも自分にかかっていることも理解しているので、プレッシャーはあるけど、どうしようもないっていう状況なんですよね。重圧がじわじわと大きくなっていくのを感じるのですが、今の自分にできるのは知ってもらうために宣伝を頑張るだけ。芝居のキャリアもある程度積んできて、新人ではないからこそ見える、感じるものがあるんですよね。なので、早くオンエアが始まって欲しいです」