連載「D-DAYS ＋Plus」vol.206 SEVENIC

――サバイバル型育成ユニット「DBSing」のプロジェクトに参加している間は、どんな気持ちで望んでいましたか？

リク「最初のうちは自分をよく見せようという意識が働いていたんですけど、やっぱりそういうのって長くは続かないんですよね。時間が経つにつれて、DBSingとしての活動の場が自分らしく、ありのままでいられる場所になっていきました」

オオジュ「受かるという自信が持てなくても、後悔だけはしないようにと思って活動していました。デビュー選抜メンバーになれてもなれなくても、この１年間、やっていて良かったと思えるように、自分が得意なこと、できることは全力でやろうと思って臨んでいました」

ケンタ「僕もオオジュと似た感じで、妥協せずに全力でやろうというのは心がけていました。学校もあって大変な時期もあったけど、“まぁいいや”にならないよう、テスト期間でも練習を頑張りました」

リョウ「僕はDBSingではリーダーをやっていたので、一緒に活動していくなかで仲間意識がどんどん強くなっていきました。みんなの夢を聞いていくうちに、せっかくこうして人生が交わったのだから、13人みんないい形で活動できたりしないのかな……と考えることもありましたが、本気で勝ちにいかないといけないので、葛藤しながらリーダーをやっていました」

リク「毎回、泣いてたもんなぁ」

ショウ「僕は歌もダンスも未経験だったので、自分が遅れをとっていることに対する不安が大きかったです。でもその分、周りから吸収できることも多くて。ダンスのことはケンタやリョウくんに相談したりして、いっぱい人と話し、学ぶことに集中していました」

――DBSingから選抜メンバーとしてSEVENICになった5人ですが、結成された瞬間を振り返ってみて、どんな心境でしたか？

リョウ「最初、すぐには受け入れられませんでした。嬉しさもありつつ、一緒に頑張ってきた仲間と道が分かれる瞬間でもあったから。時間が経過するとともに、選ばれたからには頑張らないといけない、という気持ちになり、改めて、このメンバーと一緒だということで安心したんです。ここがスタートラインなんだと、自分なりに気持ちを固めていきました」

オオジュ「その気持ち、すごくわかります。僕は最後に名前を呼ばれたんですが、決まったときはこの4人以外の顔が見られなかった。つらい気持ちと、僕で大丈夫なのか、４人に認めてもらえるかが心配でした」

リク「そんなこと考えてたん!?（笑）」

オオジュ「うん。でも頑張るぞ！って思ったよ。その日のライブには母親が初めて観に来てくれていたしね」