――イラストに関しては、自分が好きでやっていたことが仕事に繋がった…みたいな感じですか？

瀬戸康史「完全にそうです。地方創生プロジェクトに関しては、大好きな地元が帰る度に、街からどんどん色が無くなっていく感じがしたんです。もちろん新しい建物が建っていたりもするのですが、なんか元気がない感じがしていて。そこで何かできないかなと思って、事務所側から嘉麻市に提案してみたら、地元のマスコットキャラクターみたいなものを作らせていただいたり、PR動画作ったりいろいろとやっています。本当に動いてみないとわからないなって思うし、好きだったら動かないのはもったいないなと思いました」

――『毎日が楽しい』とさきほどおっしゃっていましたが、時には壁にぶつかったりすると思いますが、どんな風に乗り越えてきましたか？

瀬戸康史「壁は自分から作っています。今回の『院内警察』もそうですが、自分が演じている姿が想像できないような役をやるとか、その壁を乗り越えるのか、破壊するのか…みたいな感じで、自ら負荷をかけてやっています。そうしないと、成長していかないと思うので」

――大きな壁みたいなものをあまり感じることはない？

瀬戸康史「ありますけど、それが普通なのかなと。それを乗り越えた後の達成感や嬉しさみたいなほうが大きい。自分の考えとして、苦労した分、その跳ね返りで良いことが起きるって信じているので、自分にそう言い聞かせているというか、そういう部分ではわりとポジティブだと思います」

――では最後に、3月ということで、何か卒業したいことってありますか？

瀬戸康史「なんだろうな〜。現場でついつい人をイジりすぎてしまうことかな。それは卒業したいかも。現場でイジって欲しそうな人を見つけると、僕の中のイジりセンサーが働いてついやっちゃうんですよね（笑）」