D-DAYS vol.193 瀬戸康史 | 特集 | Deview-デビュー

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D-DAYS vol.193 瀬戸康史

2024/03/01

「最後がどうなるのか僕らもわからない。台本をいただく度に、毎週単行本を買うワクワク感みたいなものがある」

瀬戸康史

――そうなんですね(笑)。本日は第8話放送(3月1日O.A.)ですが、後半の見どころはどんなところでしょう?

瀬戸康史「原作自体が終わってない作品なので、最後はどうなるのか、僕らもまだわからないんです。なので、台本をいただく度に、毎週単行本を買うワクワク感みたいなものがあります。榊原に関しては、過去に囚われているところがあって、だからこそ自分を見失っている部分もあるので、その呪縛が解けるのか?というところが見どころになってくるのかなと。どんなふうに最後が描かれるのか、僕もすごく楽しみです」

――結末がわからない中で役作りをするというのは、大変だったりしますか? たとえば、舞台や映画は、結末まで描かれた台本をもとに役作りすることが多いと思うのですが。

瀬戸康史「でも、僕が今までやってきた舞台でいうと、ケラさん(ケラリーノ・サンドロウィッチ)とかの作品だと、初日に追加の台本が4ページ渡されるとかあったりしたので、そこに関して大変だと思うことはないかもしれないです。公演中に追加の台本が来て、“あ、自分の役って双子だったんだ!?”って途中で知ったり、そういうワクワク感もあるんですよね。役者さんによっては、台本が全部ないと役作りしにくいという方もいるかもしれないですが、僕はそれはそれでぜんぜんアリ。演出家や脚本家がその人のお芝居を見ながら作っていくという楽しさも味わっているので、そこに不安要素はぜんぜん無いです」

瀬戸康史

――榊原は過去に囚われている役とおっしゃっていましたが、瀬戸さん自身、何か過去に囚われたりした経験ってありましたか?

瀬戸康史「自分の性格的に過去を引きずるというような経験はあまりないですが、最初に出演したドラマ『ロケットボーイズ』(2006年)でのことは未だに思い出します。お芝居も現場も何もかもが初めてだったので、めちゃくちゃ怒られて。事務所の先輩が主演の作品だったから、バーターで出させていただいたのですが、現場のスタッフさんはもちろん、僕が未経験とか関係ないし、プロの役者だと思ってやっているじゃないですか。なので、その時すごく怒られたっていうのを時々フラッシュバックするというか、思い出すことはあります」

――“初めての現場”ということもあって、強く印象に残っているんでしょうか。

瀬戸康史「当時はめちゃくちゃ怒られて逃げたかった。でも、やるしかないし、怒られて泣くとか、凹むっていうのが自分的に悔しくて意地でやっていました」

瀬戸康史

――来年には俳優デビュー20周年を迎えますが、これまでの役者人生を振り返って、転機になった作品や出来事は何ですか?

瀬戸康史「転機というか、自分が役者として成長したなと思うのは、いろんなところで言っていますが、やっぱり白井晃さんの舞台『マーキュリー・ファー』(2015年)ですね。その作品以降、自分の人生の流れが変わったなって思います。この頃からこの仕事が好きになったし、仕事に対しても前のめりになってきて、役者が自分の天職だなと思えるようになったのもこの作品を経験したから。それまでは仕事に対して受け身だったというか、自分から何かを知ろうとかあまりなかったんです。もちろん、その時はその時で楽しかったし、一生懸命やっていたと思うのですが、今思うとどこか100%ではなかったというか、なにかモヤモヤしながらやっていたのかなと。当時、カッコつけていたとかはあまりなかったけど、やっぱり変なプライドは持っていて。それがどんなものなのか具体的に説明するのは難しいのですが、白井さんはそれを全部見抜いてまっさらにしてくれたんです。未だに白井さんには感謝していますし、それぐらい転機になった作品だと思います」

――『マーキュリー・ファー』初演は、すごく衝撃的で私も未だに脳裏に焼き付いています。その作品以降、たとえば『陥没』や『関数ドミノ』など、舞台での瀬戸さんの芝居の印象が変わったというか、とても引き込まれるお芝居をされるなと感じるようになりました。

瀬戸康史「たぶん、ドラマや映画より舞台のほうがやれる役の幅みたいなものが広いからだと思います。あと、これは運みたいなものもあって、役との巡り合わせかなと思います。『陥没』に関しては、なんでケラさんはあの時に僕にあんな役を振ったんだろうって思いますが、でもそれで1つ、自分の中で確立したものがあったし、コメディって面白いって気づくこともできました」

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ドラマ『院内警察』
(毎週金曜 よる9:00〜 フジテレビ系)


≪2024年3月1日放送≫第8話 ストーリー

武良井治(桐谷健太)は、勤務中に当直室で不倫行為をしていた男性医師に証拠写真を突きつけていた。その医師が阿栖暮総合病院と製薬会社の取次役だという情報を得ていた武良井は、兼ねてから捜査していた治験に関する情報と不倫の証拠写真破棄を交換条件として出す。

一方、榊原俊介(瀬戸康史)は他界した妹と同じHLHS<左心低形成症候群>に苦しんでいる少女・今井結依(梨里花)を励まそうと病室の外へ連れ出す。結依は親しかった入院患者・清宮松雄(でんでん)の死にショックを受け、すっかりふさぎ込んでいた。そんな結依に、榊原は不器用ながら元気づけるための言葉をかける。 そんな折、院内交番に救急搬送されていた患者が行方不明になったとの連絡が入る。曽根崎茉莉(美山加恋)という名前と特徴を聞いた川本響子(長濱ねる)は、「高校の同級生かも」と武良井とともに捜索を始める。病院近くの通りで倒れている茉莉を発見するが、川本が知る茉莉とは正反対の痩せ細った体型をしていた。 茉莉を診察した総合内科医の田尻賢太郎(忍成修吾)から診断結果の提供を断られた川本は、院内交番に与えられたアクセス権を利用して茉莉のカルテを検索。すると、処方されていない食欲抑制剤や睡眠薬を大量摂取していたことが明らかになった。

同じころ、院内交番室長の横堀仁一(市村正親)は、田尻が生活保護者に睡眠薬ばかり処方していることが気になり、武良井に相談を持ちかける。それを知った川本は、この一件は自分が調べると言い出し……。

◆公式サイト
https://www.fujitv.co.jp/innai_keisatsu/

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D-BOYS連載リニューアル

雑誌『デビュー』2006年2月号よりスタートし、D-BOYSの活躍を追ってきたD-BOYS連載「D-DAYS」が、2024年4月よりリニューアル決定! お楽しみに〜〜♪

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中山秀征、石塚英彦、恵俊彰、ネプチューン、松本明子、ビビる大木、イモトアヤコ、ハライチ、サンシャイン池崎、平野ノラ、森山あすか、瀬戸康史、山田裕貴、綱啓永、井上想良、中川翔子、Little Glee Monsterなど

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