ドラマや映画、舞台などマルチに活躍する、ワタナベエンタ―テインメント所属の男性俳優陣のDramaticなDreamLifeに直撃する連載企画「D-DAYS＋Plus」。
2025年の連載一発目を飾るのは、3月上演の舞台『クレイジーレイン』で共演する池岡亮介さん＆納谷健さんのお二人！
2023年のライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」〜忍の生きる道〜以来の共演となる二人に、『クレイジーレイン』の見どころや演じるキャラクターについて、さらには2024年の振り返りと今年の抱負についても語ってもらいました。

――二人の共演は、ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」〜忍の生きる道〜以来ですね。

納谷健「舞台「NARUTO」で年をまたいで２回共演していて、稽古場と楽屋でずっと交流してきただけに、信頼は本当に厚い。舞台「NARUTO」では僕らは役柄的にあまり絡みがなかったので、『もっとがっつりお芝居で絡みたいね』なんて話もしていたんです」

池岡亮介「納谷ちゃんとは他でも共演しているんだけど、そのときもそこまで芝居では絡んでいなかったんだよね。今回の『クレイジーレイン』は少人数での濃い会話劇だから、すごく楽しみ。納谷ちゃんがどんな手札、引き出しを持っているのかは実は知らないことも多いので」

納谷健「仕掛け合うっていうのはやってないですからね。友だちとしての関係のほうが深まっている（笑）。演者としては知らないことが多いし、本当に楽しみです」

池岡亮介「今回、ダブルキャストが中山翔貴くんと真弓さんという男性と女性になっているので、それぞれ全然変わったものになりそうだなと。４人の中にひとりだけ女性がいるっていうだけで、空気的に相当違うものになってくると思うので」

――『クレイジーレイン』という作品について、演者から見ての特徴、魅力を教えてください。

池岡亮介「これはもう、“裏切り”と“どんでん返し”に尽きます。過去に一度、ドラマでもやっているので、展開を知っている人もいるとは思うんです。一度通っている人、まだの人、両方の観客がいるからこそ、見せ方がどうなるのかまだわからない。どの人物が一番狂っているのか、もしかしたら公演ごとに狂っているやつが変わるかもしれないし。これって、誰かに感情移入できるのかな!?（笑）」

納谷健「ヤバい人物ばかりだから、どうだろう（笑）。ただ、近しい人間っていると思うんですよ。嫌いにはなれないけどダメなやつ、とか。ワンシチュエーションで舞台の転換がないからこそ、限られた空間と関係の中でどうなるのか、集中できます。近い距離で芝居をしている、目の前の僕らの動向にだけじっと見ていればいい。物語世界に入り込みやすく、観やすいと思います」

池岡亮介「登場人物がそれぞれにダメなところというか、あまり人に話したくないことを抱えていて。程度の差はあれど、みんなそういうのってあるじゃないですか。これは人に知られたくないなっていう悩みとか。その辺で、“あ、自分だけじゃないんだな”ってホッとするかもしれない」

納谷健「下を見て安心する、みたいな（笑）」

池岡亮介「そうそう（笑）」