ドラマや映画、舞台などマルチに活躍する、ワタナベエンタ―テインメント所属の男性俳優陣のDramaticなDreamLifeに直撃する連載企画「D-DAYS＋Plus」。
今月は、2022年に俳優デビューして以降、映画『沈黙の艦隊』やTBS日曜劇場『下剋上球児』、CX木曜劇場『わたしの宝物』など、数多くの作品で活躍中の中山翔貴さんが連載に初登場！
俳優として活動する一方、今年秋からは同じ事務所内の若手俳優で結成されたユニット『WAVE』のメンバーとしての活動もスタート。新たな挑戦となるグループ活動についての想いや、2025年１月31日公開の映画『BLUE FIGHT〜蒼き若者たちのブレイキングダウン〜』において、主演オーディションに参加した際のエピソードやそこで得た経験など、たっぷりと語ってもらった。

――同じ事務所に所属する若手俳優によるユニット『WAVE』の活動が本格的に始まりました。俳優としては単独での活動になりますが、グループで何かをやることに対して、どのように感じていますか？

中山翔貴「今までは事務所内で他の人たちとの関わりがあまりなかったので、同世代の子たちと一緒に何かをするのは素直に楽しいです。俳優は個人プレーですが、『WAVE』ではチームでも動くことになり、しかも自分が最年長。僕は弟が３人いるので、年下の子たちと絡むのも全然苦ではなく、割と得意というか。活動が円滑にできるよう、年長者として引っ張っていくというよりは、一緒に上がっていこうという姿勢でやっています。『WAVE』での活動は人間としても成長できそうで、今後の動きもとても楽しみです」

――集団行動が苦手というのもなく。

中山翔貴「ないです、ないです（笑）。ずっと野球をやっていたこともあり、中学・高校と野球部で副キャプテンをやっていたりしたので。もちろん部活とは全然違いますし、個性もみんな強いですから、時にはメンバー同士でぶつかることもあるかもしれない。そういう瞬間があったとしても、楽しく前を向いて、上を目指して成長していきたいというのが大きいです」

――どんな感じで距離が縮まってきていますか？

中山翔貴「11月に行われた『Watanabe Actors Star Fes』の前、2〜３週間くらいほぼ毎日ってくらい稽古をやっていて、そこで自然と仲が良くなれました。1、2回挨拶したくらいの関係性だったところから、お互いに経験がない者同士で一緒にダンスの練習を必死にしてきたので。どうしたら良くなるのかを話し合い、苦しみを共有しながら（笑）、モチベーションを保てたのは本当に良かったなと思いました」

――ダンスは未経験だったということですが、難しかったですか？

中山翔貴「難しかったです！ “そんなに難しい振り付けじゃない”と言われていたのですが、実際にやってみたら“いや、これ難しいぞ!?”と。最初はぜんぜんついていけてなくて、“こんなの自分にできるのかな!?”と焦って家で自主練をして、やっと振りを入れるところまで来たんです。そこからお客さんに見せられるレベルまで、しっかり磨きをかけていかないと……と必死でした。エンターテイメントに関わる上ではダンスも絶対に必要なスキルなので、このタイミングでできて良かったなと思います。最初は、もう本当に、この仕事を始めて以来、一番辛いって思っていたんですけど（笑）。振りが入って、ちょっと余裕が出てきて、見せ方や表情を考えるようになってからは楽しくなってきました」