――グループでいるときのポジション的には、お兄ちゃんっぽい立ち位置なんでしょうか。

中山翔貴「そうですね（笑）。ガチガチに先輩後輩といった感じではなく、兄弟の中でのお兄ちゃん的な立ち位置だと思います。メンバーの中には10代の子もいますし、集中力が途切れてきたなって感じたときに、どんなふうに声がけをしたら前向きに頑張れるのかなっていうのは考えて動くようにしていて。弟たちと接していても、そんなストレートに『ちゃんとやれよ！』なんて言っても、反発されて上手くいかないっていうのはわかっていましたから、言い方はけっこう考えますね。まぁ、自分もダンスが全然できないし、“一緒に頑張ろう”っていうスタンスなんですけどね（笑）。下の子からイジってもらえるぐらいのほうが、居心地がいいんです」

――ユニットとしてスタートを切ったばかりですが、これからやってみたい活動は？

中山翔貴「芝居、ダンス、歌、すべてのジャンルに挑戦できる集団になっていきたいですし、みんなで高め合ってレベルを上げていきたい。そういうモチベーションを保つことが、個人での活動にも刺激になったらいいなと思います。それこそ、ダンスなど個人でなかなか挑戦できなかったことも経験できますから」

――そして、1月31日に公開される映画『BLUE FIGHT〜蒼き若者たちのブレイキングダウン〜』では、主演オーディションに参加。こちらを受けたきっかけというのは？

中山翔貴「もともと朝倉未来さんが好きで、朝倉さんのYouTubeをずっと観ていたんです。そしたら、三池崇史監督とタッグを組んで映画を作るという話が出てきて。三池監督の『クローズZERO』も大好きで何回も見返していた作品だったし、アクションにも興味があったので、これはやるしかないと。やりたいものがみんな詰まっていたので、マネージャーさんに『このオーディション、受けたいです！』と相談して、受けさせてもらいました」

――動画公開されているオーディションの模様は、かなりの緊迫感でしたね。

中山翔貴「ものすごく張り詰めた空気でした。オーディションの過程を映像で発信するためにカメラが何十台も設置されていて、普段受けていたオーディションとは全然違っていましたね。待合室でもカメラが回っているので、ぜんぜん気が抜けなくて。ずっとひとりでいましたし、周りもそうでした。オーディションであれだけ長い時間一緒にいたら、会話とかも生まれると思うんですけど、ずっと緊迫した空気のままでしたね」