D-DAYS vol.191 新木宏典 | 特集 | Deview-デビュー

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D-DAYS vol.191 新木宏典

2024/01/05

「2024年は欲張っていきたい。これまでのこともやり続けるし、これからのこともやっていきたい」

新木宏典 撮影/booro 取材・文/根岸聖子 スタイリスト/津野真吾、齋藤愛奈 ヘアメイク/高橋愛実

ドラマや映画、舞台などマルチに活躍する、ワタナベエンタ―テインメントの『俳優集団D-BOYS』。そんな彼らのDramaticなDream Lifeに直撃する連載企画! 2024年の連載トップバッターを飾るのは、1月20日開幕の舞台『死ねばいいのに』で主演を務める新木宏典さん。昨年の振り返りから、今年の抱負、さらには最新舞台の見どころ、意気込みなどを語ってもらいました。

新木宏典

――2023年は激動でしたね。

新木宏典「そうでした?」

――改名したじゃないですか(笑)。

新木宏典「ああ、そうでしたね(笑)」

――後日談は聞いていなかったなと。例えば、思っていたよりすんなり受け入れられたとか、多少不都合なこともあったとか。

新木宏典「新境地というところでの結果は、まだ出てないような気がします。“自分のことを知らない場で”というところですかね。以前の本名の『荒木宏文』はすんなりと読めるけど、改名後の『宏典』という漢字は、“ひろふみ”って読みづらいと思うんです。だから“ひろのり”さんとか、そういう風に呼び間違えられることがあってもいいのに、今のところ起きていないっていうのは、まだ新しいフィールドではやっていないからなんだろうなと。と同時に、以前からお世話になっていた人たちは本当に、すんなりと芸名を受け入れてくれていて。新たな新木宏典を使って世に発信してくれていたから、止まることなく活動できている。滞りなくコンスタントに仕事ができていることに、すごく感謝しています」

新木宏典

――明治座でも、2023年は改名の前と後とで2回出演されていて。

新木宏典「そうなんです。創業150周年記念前月祭『大逆転!大江戸桜誉賑』のときは本名で、150周年記念公演の『赤ひげ』では芸名の方で、それぞれのぼりを立てていただいて。世の中に、そういう名前の役者がいるよっていうことを、それこそ(明治座のある)東京の浜町や、大阪の新歌舞伎座を通った方々に見ていただくことができた。(『赤ひげ』で主役を演じた)船越(英一郎)さんの隣に、そののぼりを立てていただけたことを考えると、本当にありがたかったです」

――まわりからのリアクションはどんな感じだったんですか?

新木宏典「以前からお仕事させていただいていた方々からは『なんで変えたの?』って聞かれることが多かったです。また、『そんなことを40歳になってからやる?』っていう心配もされましたね(笑)。『なんで、40歳になっても、まだ無理しようとしてるの?』っていうところでの疑問は大きかったみたいです」

新木宏典

――安定に入るところを、むしろ負荷になるようなことをあえてしている。

新木宏典「僕にとっては、その負荷が必要だったというのもあります。リスクもある中で、それでも納得してくれた事務所だったので、できたことではあるんですけどね。やっぱり外から見ると、そのリスクの方が目立つみたいです。実際に、ファンの方からの戸惑いの声も届いていましたからね。慣れてきた方もいれば、やっぱり、まだ慣れない方もいるみたいです。というか僕のほうでも、バースデイイベントでただいた手紙読み切るのに半年くらいかかってしまって」

――そんなにたくさん!

新木宏典「もちろん、その半年の間にも事務所に届く手紙もあり、現場だと朗読劇『エダニク』の劇場でも手紙を受け付けていたので。そのときにいただいたものも読みながら、結局、全部読み終わるのに半年かかりました。そんなにたくさんの手紙をもらえる自分は幸せものだなと。今やタイムラグなしで、すぐにコメントを投げられる時代にも関わらず、アナログな方法で送ってくださる手紙に対して、僕はロマンも感じています。手紙って昔からある手法で、未来の相手に届くものとして存在してるわけで、だからすごくロマンティックだなと思うんです。バースデーイベントでは、 “チケット取れなくて、来られなかった友人からの手紙預かってきました”とか、“お母さんからの手紙も預かってきました”とか、そういうのも含めて、1400通以上はあったと思います。とにかく、読んでも読んでもまだあるぞと、その状態が本当に嬉しかったです」

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Information

舞台『死ねばいいのに』

2024年1月20日(土)〜28日(日)紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA

舞台『死ねばいいのに』

原作:京極夏彦「死ねばいいのに」(講談社文庫)
脚本・演出:シライケイタ(温泉ドラゴン)

出演:新木宏典 
津村知与支 宮ア香蓮 伊藤公一 阿岐之将一 魏涼子 福本伸一

■ストーリー
死んだ女のことを教えてくれないか―
三箇月前、自宅マンションで何者かによって殺された鹿島亜佐美。彼女と関係のある6人の人物の前に、渡来健也と名乗る無礼な男が突然現れる。
健也との交わらない会話に、苛立ちや焦燥を顕にする6人だったが、彼の言葉にハッとさせられる。問いかけられた言葉により暴かれる嘘、さらけ出される業、浮かび上がる剥き出しの真実…。渡来健也との対話の先にある「死ねばいいのに」という言葉が導く結末とは―。

◆公式サイト
http://stage-shinebaiinoni.jp/

Audition

ワタナベエンターテインメント【マンスリーオーディション】(2024年1月度)

ワタナベ次世代オーディション 2023

テレビ番組で活躍中のタレントやブレイク中のお笑い芸人、女優・俳優、ミュージシャンからアイドルまで幅広いジャンルの人材をマネージメントしているワタナベエンターテインメントが、次世代を担うスターを大募集!
■主な所属者/
中山秀征、石塚英彦、恵俊彰、ネプチューン、松本明子、ビビる大木、イモトアヤコ、ハライチ、サンシャイン池崎、平野ノラ、森山あすか、瀬戸康史、山田裕貴、綱啓永、井上想良、中川翔子、Little Glee Monsterなど

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