D-DAYS vol.156 荒木宏文 | 特集 | Deview-デビュー

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D-DAYS vol.156 荒木宏文

2021/02/02

「ヒプステの現場は多彩なイケメンがそろっているなぁと(笑)。マスクをつけて稽古をしていても、男前だってわかる」

荒木宏文

――役柄を突き詰めるのみならず、作品と後輩のその先についても考えを巡らせるに至った理由というのは?

荒木宏文「刀剣男士に関しては、単純に人とは違う長さの歴史を背負っているから。突き詰めなければいけない時間が圧倒的に、長いんです。何百年、何千年という歴史を見てきているわけで、それすべてを想像できるかと言うと、できるわけがない。逆に言えば、できるまで突き詰めるとしたら、それはすぐには終わらないよねと。どれだけやっても突き詰めきれない役をやれているのだから、そこに対しては意地になってもいいと思う。人間の役だとしても、1ヵ月ちょっとの期間で作らなきゃいけないんですよね。数年から10年、20年、30年分と、演じる人生の長さはいろいろあるけれど、そのくらいでも難しい。どこまでやれるかによって深みが変わってくるわけだから、突き詰めるクセはつけておくにこしたことはない。『刀剣男士を演って、もう4年目だよ』なんて言っても、短くても何百年も存在している役なんだから、数年やったところで追いつかない。役者として、どこまでも突き詰められる作品、成長できる作品なので、ずっと出ていたいと思ってもらえる場になったらいいと思ったんです。ミュージカル『刀剣乱舞』は、そういうことができる作品なんですよ」

荒木宏文

――ご自身に続いて欲しいという気持ちもありますか?

荒木宏文「自分で企画して、それを提案する役者が増えるのはいいと思います。でも僕が目指すのは、後輩たちが、僕の年齢になったときに迷わない事例を形として作ることなんです。今20代の子たちが30代半ばになったときに、“あのとき荒木さん、ああいうことやっていたよな”ってなれば、年齢で躊躇する必要はなくなる。今すぐどうこうじゃなくて、いずれ、そういうふうに捉えてもらえればと」

――そしてもうすぐ、『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle -』Rule the Stage-track.4-が開幕。3月にはtrack.2 replayが上演されます。

荒木宏文「TOKYO DOME CITY HALLになって派手さも生まれるんじゃないかな。この作品は、ディビジョンごとに稽古ができるので、より安全なんですよね。しかも、振付に関しては先に答え、完成形を出してくれるから、そこに向かってひたすら練習をして突き詰めていくだけ。稽古の中で探りながらやっていくというのがなくて、“これでいきます!”という100点のものしか提示してこない。それを僕ら役者は120点、150点にするためにひたすら練習し続ける。変更がないからずっと突き詰められるんです。それができなかったら…というのもない。キャストを信じてくれているので、まったくブレないんです。レベルが高い振付なので、めちゃくちゃ難しいんですけど、こっちもやるしかない(笑)。早い段階で出された課題に向かって、必死になるだけです。振付と芝居での心の動きを稽古中に完璧にしておいて、劇場入りして場当たりのときに、ミザンス(役者の立ち位置)を付けて、ショーとして観やすいものにする。すごく効率のいい現場なんですよ」

荒木宏文

――荒木さんから見て、ヒプステの現場ってどんな印象ですか?

荒木宏文「本当に、多彩なイケメンがそろっているなぁと(笑)。マスクをつけて稽古をしていても、男前だってわかりますからね。顔が小さくて、手足がスラーっとしてスタイルのいい子たちばかりです」

――ディビジョンごとにカラーはありますか?

荒木宏文「各ディビジョンで話し合う場を持つようにしてほしいという指示は出ているんですが、集まり方が違うみたいです。稽古場に残って話し合うのはイケブクロ・ディビジョン“Buster Bros!!!“で、別の場所に集まってこっそり話し合っているのはヨコハマ・ディビジョン“MAD TRIGGER CREW“だったかな(笑)」

荒木宏文

――シンジュク・ディビジョン“麻天狼”は?

荒木宏文「シンジュクは、一番集まらないです(笑)。ちょっと年配だし、キャリアのある人ばかりだからか、メッセージのやりとりくらいで済んでしまうというか。舞台上で相手の出方を見てお互い合わせていくみたいな感じ。シブヤ・ディビジョン“Fling Posse”は、年齢がバラバラなせいか、顔色を伺いながらやってる感じがする。前ちゃん(前山剛久)が一番年長で離れていて、せこりょう(世古口凌)と滝諒(滝澤諒)が若い。前ちゃんはダンス経験がなく、自分が不器用だという認識があるからこそ、それをちゃんと年下の子たちに伝えている。だから彼らはダンスでは前ちゃんのことを気にかけているし、前ちゃん自身も素直に相談できる環境になっている。みんながみんな、気優しいから、お互いで気をつかい合っているんだと思います。突き詰め方がディビジョンごとに違うのも、個性というか。各ディビジョンが揃ったときのステージを、ぜひ、楽しみにしていてください」

Special Movie

2.5次元舞台で活躍中のD-BOYS荒木宏文が作品への想いを明かす

PROFILE

荒木宏文(あらき・ひろふみ)●1983年6月14日生まれ、兵庫県出身。近年の主な出演作は、舞台/ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ、『ACCA13区監察課』、『御茶ノ水ロック THE STAGE』、『文豪ストレイドッグス 黒の時代』、『COCOON 月の翳り星ひとつ』、『銀牙-流れ星 銀-』、舞台『幽☆遊☆白書』、恋を読む vol.2「逃げるは恥だが役に立つ」、『歌合 乱舞狂乱2019』など。2021年には、ミュージカル『刀剣乱舞』 にっかり青江 単騎出陣への出演も控える。

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Information【1】

『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.4-

【東京】2021年2月5日(金)〜19日(金)TOKYO DOME CITY HALL
【大阪】2021年2月25日(木)〜28日(日)メルパルクホール大阪
【福岡】2021年3月5日(金)〜7日(日)福岡サンパレス ホテル&ホール
※全公演をHuluにて、3月7日(日)18:00の千秋楽をHulu・ABEMAにてライブ配信決定

ヒプノシスマイク©『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage製作委員会

Information【2】

『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.2 replay-

2021年3月11日(木)〜21日(日)品川プリンスホテル ステラボール

『ヒプノシスマイク』©『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage製作委員会

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