D-DAYS vol.148 荒井敦史×前山剛久 | 特集 | Deview-デビュー

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D-DAYS vol.148 荒井敦史×前山剛久

2020/06/02

「まずは一歩踏み出す、動いてみるっていうことが大事。思っているだけでは何も実現しないですから」

荒井敦史×前山剛久荒井敦史

――では前山さんが無事に帰還されたところで、最新のお仕事のお話も。まずは7月に控える荒井さんの舞台『巌流島』。

荒井「宮本武蔵と佐々木小次郎の二人の剣豪の決闘があって、その周りの人物たちを交えてオリジナルで描く作品になるのですが、僕はそのオリジナルで描かれる人物を演じます。ただ、現段階では役名もどんな役を演じるのかもまだわからない状況なんです。まだ台本もあがってない状態ではありますが、脚本のマキノノゾミさんとは『真田十勇士』でご一緒させていただきましたし、きっと面白い作品になるだろうなって思っています」

――『真田十勇士』や『里見八犬伝』、『水戸黄門』や先日放送された『柳生一族の陰謀』など、時代劇も数多く経験されている荒井さんですが、時代劇ならではの魅力ってどんなところに感じていますか?

荒井「掘っても掘っても課題が出てきて、難しいところが魅力なんだと思います。映像作品で17歳くらいのときに京都の撮影所に行かせてもらってから、2年連続くらいで行かせてもらっていたけど、毎回めちゃくちゃ怒られていたんです。もう呼ばれないだろうなって思っていたら、20歳超えて、今度は『水戸黄門』でしかもレギュラーで、はじめてがっつり3ヵ月間、京都の撮影所に行かせてもらう機会があって。そのときもデビューしたての役者かなっていうくらいめちゃくちゃ怒られて……。時代劇って目線一つとってもテクニックみたいなものがすごく緻密で難しいんです。映像と舞台とではまた違うけど、所作が本当に細かいし難しい。時代によっても違う所作になるし、生まれによっても違ってくるし、その細かい所作が本当に難しいし、未だにわからないことだらけなんですけど、だからこそ楽しいし、面白いなって思います」

―― 一筋縄ではいかないからこそ面白いということですかね。

荒井「そうですね。あとは『巌流島』で共演する葛山信吾さんとは、以前ご一緒させていただきましたし、『水戸黄門』でもゲストで出演していただいたり、なにかと時代劇でジュノンの大先輩と共演させてもらっています! そういう再会や先輩方との出会いも嬉しい。時代劇に出ている方々って、みなさんキャリアがある方々ばかりなので、そういう人たちと一緒に芝居ができるっていうのはすごく勉強にもなるし、刺激にもなります。そういうところが時代劇の楽しさだなって思います」

荒井敦史×前山剛久前山剛久

――そして、前山さんが出演する『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.2-が8月に公演予定となりました。以前、ビジュアル解禁前に荒木宏文さんとともにお話を聞きましたが、ビジュアル解禁後、けっこう反響あったのでは?

前山「原作のキャラクターと似てるっていう声もけっこうあって、すごく嬉しかったです。以前もお話ししましたが、ヒプマイはもともと知っていたし、CDもけっこう聞いていて。舞台化されるなら、絶対に夢野幻太郎役をやりたいって思ってオーディションを受けたので、本当にその役をやれるっていうのがすごく嬉しいし不思議な気持ちです」

――ヒプステのスポット映像も公開されてますが、レコーディングはいかがでしたか?

前山「もともと聴いていたヒプマイの音楽を自分が歌うっていうのはすごく楽しかったです。2.5次元作品の場合、原作のキャラクターを踏まえて、自分なりに解釈してお芝居するっていうのがベースなんですが、芝居をする前にレコーディングするっていうのは、僕の経験上初めてのことで、それが新鮮で楽しかった。それに、自分のソロのラップが何小節かあったんですが、そこをどう表現するかっていうのをスタッフさんとディスカッションしながら、レコーディングできたのがすごく面白かったです。『ここのラップはカッコ良く言って』『ここはセリフっぽくて良いよ』みたいな、レコーディングの段階で、ここはもっとこういう風にしたほうが届くとか、そこも意識しながら作っていけたので、楽しい経験でした」

――自身のチームや他のチームについてはどんな印象がありますか?

前山「荒木さんがいる麻天狼は原作だとランキング1位を取っているし、ライバルとしてとても強敵だなって思いますね。鮎川太陽がやっていた神宮寺寂雷のラップもすごく似ていてカッコイイな〜って思ったし、観音坂独歩役の(宮城)紘大は『御茶ノ水ロック』で一緒だったし、知っているキャストが多いからこそ、一緒にやるのがすごく楽しみです。オリジナルの鬼瓦ボンバーズに関しては、アサクサディビジョンならではの下町っぽい、今までにないグループ感があって、そこがどういう風に絡んでくるのかっていうのをお客さんにも楽しみにしててもらいたいなと。そして僕らのFling Posseですが、リーダの飴村乱数役の世古口凌くんはすごく可愛いくて、キラキラしてていて華があって、この役にピッタリだなと思います。有栖川帝統役の滝澤諒くんはオーディションのときから覚えていて、歌もラップも芝居もできてすごいなと感じていて。二人とも年下だけど、一緒に相乗効果で上がっていけたらなって思います」

荒井敦史×前山剛久リモート取材の模様

――最後に、緊急事態宣言が解除され、夢に向かって再始動する人たちも多いと思いますが、お二人が思う“夢を叶えるために大切だと思うこと”を教えてください。

荒井「まずは一歩踏み出す、動いてみるっていうことが大事だと思います。たとえば、芸能界に入りたいって思ったら、オーディションを受けるっていうことがまずは第一歩だと思うので、勇気をもって一歩踏み出してみてください。思っているだけでは何も実現しないですから」

前山「本当、そうだよね。あっちゃんがスタートを切ることが大事だって言ってくれたので、僕はそれにプラスして、悩むことも大切だと思います。ちゃんと考えて悩める人って、何かを追求し続けたりする分、簡単には辞められないのかなと。それでやり続けたら結果的に夢って叶うのかなと思います。あっちゃんもさっき、時代劇の芝居が難しい、正解がないから悩んでいるけど楽しいって言っていたけど、それって自分の中で良いものを更新しようとしているってことなんですよね。僕も“こういう役者になりたい”っていうビジョンがあるからこそ、それに対して悩んでいるし、日々考えている。そういうことも大事だと思います。ただ、スタートは思い切りが大事なので、何かを始めるときは悩む前に飛び込んだほうが良いと思います!」

PROFILE

荒井敦史(あらい・あつし)●1993年5月23日生まれ、埼玉県出身。近年の主な出演作は、映画/『神さまの轍-checkpoint of the life-』主演、映画『居眠り磐音』、『HiGH&LOW THE WORST』、『夏の夜空と秋の夕日よ冬の朝と春の風』、ドラマ/『水戸黄門』(BS-TBS)、『デジタル・タトゥー』(NHK)、『サ道』(テレビ東京)、『まだ結婚できない男』(関テレ・フジテレビ)、『伴走者』(BS-TBS)、『柳生一族の陰謀』(NHK BSプレミアム)舞台/『改竄・熱海殺人事件』ザ・ロンゲストスプリング 主演など。

前山剛久(まえやま・たかひさ)●1991年2月7日生まれ、大阪府出身。近年の主な出演作に、『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』シリーズ、映画『一礼して、キス』、ドラマ&舞台『御茶ノ水ロック』、舞台『刀剣乱舞』、舞台『戦刻ナイトブラッド』、舞台『機動戦士ガンダム00 -破壊による再生-』、『銀河鉄道999 さよならメーテル〜僕の永遠』、東映ムビ×ステ『GOZEN - 狂乱の剣 -』、舞台版『PSYCHO-PASS Chapter1 -犯罪係数-』、『イノサンmusicale』、『十二夜』など。

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Information

舞台『巌流島』
2020年7月31日(金)〜8月10日(月・祝)東京・明治座ほか、仙台・新潟・金沢・名古屋・高松・大阪・福岡で上演

『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.2-
2020年8月上演予定

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