連載「D-DAYS ＋Plus」vol.210 GLOWE

――この育成プロジェクトに参加した当初から、特に印象が変わったメンバーは？

トワ「リオとリョウタロウは昨年の3月に加入したメンバーなのですが、新メンバーを紹介する動画をSNSに上げたときに、リオが自分のパートを踊ったあと、まだ撮影しているのにスタスタ普通に歩いて出ていっちゃったのがすごい印象的で。今となってはパフォーマンスもステージングもすごくちゃんとしていますが、当時は“おい！まだ映ってるぞ!?”ってなりました（笑）」

リオ「当時は本当に何もわからなくて、“よし、踊り終わったわ〜”って、普通にはけちゃったんですよね」

トワ「リオは未経験からスタートしたこともあって、意識も技術も成長のスピードがものすごい。リョウタロウはね、ちょっとずつ殻が破れてきた感じ」

ユウゴ「わかる！ 最初は探っていた感じがあったよね」

リョウタロウ「人見知りなので。自分をどういう感じで出していけばいいか、ポジションを探っていたんです。普通の大学生だったし、SNSとかもやったことがなかったので、“どうしよう!?”という気持ちでした」

――派手髪で目を引く見た目だったのに、実は人見知り（笑）。

リョウタロウ「はい、意外と繊細なんです」

ユウゴ「今はかなりほぐれてきたけどね（笑）」

リョウタロウ「僕からしたら、ユウゴくんは最初ちょっと怖そうな印象でした」

リオ「確かに怖そうな雰囲気もあったけど、普通に“すごいカッコイイ人がいる！”ってなったよ」

ユウゴ「なんだろう、スイッチをオフっていると怖そうに見えるらしいんだよね。『何考えているかわからない』ってよく言われるんですが、ボーっとしているだけで、実際、何も考えていません（笑）」

リョウタロウ「トワは同じ年なのに、貫禄がすごかった」

ユウゴ「わかる！ 僕も同じ年くらいの感覚だよ。トワのほうが年下だけど」

トワ「『年齢の割に落ち着いている』ってよく言われます。兄の友だちとか、年上の人と過ごす時間が多かったせいかも」

――メンバー内でのポジション、役割みたいなのってありますか？

ユウゴ「リョウタロウは良い意味で、空気を壊してくれるよね」

トワ「うん、ひたすらボケてくれる」

リョウタロウ「男子校だったからなのか、みんなといると隙あらば笑わせたいし、笑ってくれたら嬉しいんです」

トワ「慶応義塾に通う大学生ですごく頭が良いのに、めちゃくちゃぶっ飛んだ言動をするのがおもしろいんだよね。ギャップがある感じで」

ユウゴ「無意識なのか、意図してなのか、リョウタロウのおかげで場の空気がほぐれることもあるし」

リョウタロウ「まじですか！」

ユウゴ「あ、意図してなかったみたい（笑）」

トワ「リオは、いつでも真剣に、全力で取り組むキャラです。ライブのリハーサルとかでも、常に本番のテンションでやっている。僕はメインボーカルというのもあって、マイクの音を確認するために客席に降りてステージ全体を見ることもあるのですが、そういうときも僕をファンだと思って、全力でファンサをしてくれるんです。ダンスや歌はもちろん、ファンサもリハーサルから本気です」

リオ「やっていて楽しいっていう気持ちもありつつ、リハ前から僕はすごく緊張してしまうから。その分、ステージに出たら吹っ切れる。リハから全力でやったほうが、本番も良くなると思ってやっています」