vol.123
ドラマや映画、舞台などマルチに活躍する、ワタナベエンタ―テインメントの『俳優集団D-BOYS』。そんな彼らのDramaticなDream Lifeに直撃する連載企画! 今回は、6月に話題の2.5次元舞台に出演する、三津谷亮くん&陳内将くんの同い年コンビが登場♪
撮影/大槻志穂 取材・文/根岸聖子
陳内 将「そういう話、年表にできるくらい、たくさんあるよね。まず、“21歳で出会う”から始まって。そして“21歳、2人一緒に役を降ろされる”と(笑)」
三津谷「あったねぇ(笑)。稽古3日目で、『お前たち、全然ダメだ』って言われて」
陳内「2人同時にね。のちに、前説で返り咲いたんだけど」
三津谷「なんとかね(笑)」
三津谷「その間、陳ちゃんはいろんな作品に出ていたし、同じ役をやるのがすごく怖かったのは覚えています」
三津谷「そう。『僕は出来ないかもしれない』って。自分に自信が無かったのもあって、陳ちゃんのこと、ライバル視するようになったらイヤだなって思っていたから」
陳内「せっかく仲良くやってきたのにねって」
三津谷「僕は20代前半の頃に、いろいろとヘコむことがたくさんあって、それでもこれまで何とか乗り越えてきた。やっと自分の地盤が固まってきたかなっていうときに、(陳ちゃんとの)関係性が崩れたらどうしよう!?っていう。でも、そんな不安を取り除いてくれるくらい、陳ちゃんは僕のことを信頼してくれていた。ここで自分が信頼しないのはどうなんだ!?って思って。僕はマイナス面にばかり目がいっていたんだけど、陳ちゃんはポジティブな面を冷静に話してくれたんだよね。『お互いにリスペクトしながら作っていこうよ』って言ってくれて。“もともとの性格も、歩んできた人生も違うんだから、自然にそうなっていくよな”って思って、なんで自分はあんなに後ろ向きだったんだろうと反省したんです」
三津谷「本当にね。あのときのダブルキャストが陳ちゃんでよかったなってすごく思う」
陳内「なんかさ、お互い気持ちがヘコんでいるときに、連絡取り合ったりするよね。悩んでるから飲もうって言うわけじゃなくて、二人で飲んでいるときに、実はね……って話したりすることが多くて。みっちゃんはスタートした時期も近いし、お互い地方出身だし、事務所の中でも一番近い存在だから話しやすいんだよね」
陳内「でも僕は、考え過ぎて頭でっかちになっちゃうところもあって。感覚で感じる前に、頭の中で作ったものを持っていったにすぎないってなると、良くない場合もあるんですよね。だから逆に、みっちゃんの行き当たりバッタリだけど、全力でやるところがすごいと思っていたよ。“そんなの出してくるか!”って。これは考えてやっているんじゃなくて、今この瞬間に思いついたなと(笑)。それがめちゃくちゃおもしろかったりするから、みっちゃんの発想力と度胸は尊敬していた。お互い、無いものねだりじゃないけど、自分にはないところを相手が持っているっていう感じだったから、あの現場では本当にいいデコボコ関係があったのかなって思います」
陳内「あははは! これからデビューしたいっていう人に聞かせていい話なのか!?(笑)」
三津谷「イジってもらえているのかな。シャイな部分をすぐ見抜かれているのか、そこを突いてもらうことで、馴染ませてもらっています。そうそう、ミュージカル『黒執事〜NOAH'S ARK CIRCUS〜』で共演したときに、陳ちゃんが素敵だなと思ったのは、別の作品の本番中だったこともあって、稽古に遅れて参加していたのに、すぐに周囲にとけこんでいたこと。コミュニケーション能力が高くて、自分だけじゃなく、そこに僕も巻き込んでくれたんだよね。それはお芝居でも同じで、芝居からはずれている人がいたら、自然に巻き込んでくれる。陳ちゃんのそういうところ、すごいなぁって思っていたよ」
陳内「(コミュニケーション能力)高いかな?」
三津谷「高いよ! あとギャップがいいんですよ。陳ちゃんって、黙っているとちょっと怖い印象があるでしょ?」
三津谷「えぇ、ウソ!?(笑)。ま、まぁいいや。ギャップの話に戻るけど、陳ちゃんは見た目ちょっと怖そうに見えるけど、話すと意外と優しい人なんだっていうのがわかる。一時期、僕も陳ちゃんみたいなイカついタイプの人間に憧れていたけど、10年やってきても無理だった。いつかヤンキー系の役もやってみたいって思っていたけど、僕は役柄的にも、イジられるほうだなって諦めたよ(笑)。でも、まったく違うタイプだからこそ、喰いあわずにやってこれたのかなって」
陳内「再現度とかね」
陳内「僕は声色かな。これまで演じたキャラクターを比べてみても、ぜんぜん声が違うから。舞台版『ドラえもん のび太とアニマル惑星』のときは、スネ夫の声を出す用のボイトレに通ったし。鼻の奥に声をあてるというか、スネ夫用の発声で声が枯れないようにね」
三津谷「今回の『刀剣乱舞』に関してだと、僕は二代目の骨喰藤四郎になるので、前作の骨喰藤四郎が好きだったという方にも、“今回は今回ですごく良かった”と思ってもらいたい。自分を通して見終わったあとに、キャラクターが心に残ってもらえるように頑張りたいなと。あと、ビジュアル撮影の時に、スタッフさんたちのこの作品に対する熱をすごく感じたので、きっと稽古場もすごく熱くなるんじゃないかなと。それが舞台に乗った瞬間にどう化学反応が起こって、お客さんに届くのかなっていうのは今からすごく楽しみです」
みつや・りょう
1988年2月11日生まれ、青森県出身。近年の主な出演作は、舞台『真田十勇士』、學蘭歌劇『帝一の國』、大河ドラマ『真田丸』(NHK)、ミュージカル『黒執事〜NOAH'S ARK CIRCUS〜』、舞台『柔道少年』、テッペン!水ドラ!!『3人のパパ』(TBS)、劇団□字ック『滅びの国』、舞台『パタリロ』★スターダスト計画★、劇団西瓜糖『レバア』など。8月25日より上演されるミュージカル『マリーゴールド』に出演決定。
じんない・しょう
1988年1月16日生まれ、熊本県出身。主な出演作に、初主演映画『ガチバン NEW GENERATION 1&2』、舞台『東海道四谷怪談』、『露出狂』、ミュージカル『黒執事〜NOAH'S ARK CIRCUS〜』、舞台『遠い夏のゴッホ』、映画『HiGH&LOW THE MOVIE 2・3』、舞台「テイク・ミー・アウト2018」など。
明治座特別公演:6月2日(土)〜6日(水)明治座
京都:6月14日(木)〜7月1日(日)京都劇場
福岡:7月4日(水)〜6日(金)北九州ソレイユホール
東京:7月19日(木)〜22日(日)日本青年館ホール
東京凱旋:7月25日(水)〜29日(日)天王洲 銀河劇場
©舞台『刀剣乱舞』製作委員会
東京:6月28日(木)〜7月8日(日)天王洲 銀河劇場
京都:7月13日(金)〜7月16日(月)京都劇場
東京凱旋:10月26日(金)〜11月4日(日)天王洲 銀河劇場
©Liber Entertainment Inc. All Rights Reserved. ©MANKAI STAGE『A3!』製作委員会2018
★作・秋之桜子×演出・寺十吾×出演・三津谷亮が明かす、西瓜糖『レバア』開幕直前の想い
★ 三津谷亮、一回り年下の小野寺晃良の大人な対応にタジタジ 映画『ひだまりが聴こえる』
★ 堀井新太「赤ちゃんは天使」、山田裕貴&三津谷亮も”将来のパパ像”を告白 ドラマ『3人のパパ』制作発表
★ のび太役の小越勇輝「お客さんと一緒に作り上げていけたら」舞台版ドラえもんが開幕
★ 高杉真宙&早乙女友貴W主演、舞台『TRUMP』開幕 陳内将「ギューせざるを得ない」と高杉にメロメロ
★ 6代目番長・陳内将、山田裕貴に撮影裏の可愛い姿を暴露され赤面
件名:三津谷 亮×陳内 将 サイン入りポラプレゼントと明記し、本文:[名前]、[年齢]、[都道府県]、[インタビューの感想]、[今後インタビューしてほしい人・要望]を記入して、下記メールアドレスに送信して応募。
【応募メールアドレス】
deview-oubo@oricon.jp
【応募締切】
2018年5月31日(木)23時59分まで。
※抽選の上、当選者のみにメールでご連絡いたします。当落のお問い合わせにはお答えできませんので、ご了承ください。
※当選者の発表は発送をもって代えさせていただきます。
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vol.123(2018.5)三津谷 亮×陳内 将
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vol.122(2018.4)池岡亮介×山田裕貴
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vol.121(2018.3)前山剛久×中尾暢樹
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vol.120(2018.2)鈴木裕樹×宮崎秋人
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vol.119(2018.1)荒井敦史×根岸拓哉
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vol.118(2017.12)牧田哲也×三津谷 亮
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vol.117(2017.11)瀬戸康史×堀井新太
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vol.116(2017.10)三津谷亮×前山剛久
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vol.115(2017.9)宮崎秋人×中尾暢樹
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vol.114(2017.8)前山剛久×白又敦
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vol.113(2017.7)陳内 将×土屋シオン
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vol.112(2017.6)西井幸人×根岸拓哉
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vol.111(2017.5)柳下 大×中尾暢樹
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vol.110(2017.4)堀井新太×山田裕貴×三津谷亮
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vol.109(2017.3)和田正人×瀬戸康史
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vol.108(2017.2)荒木宏文×碓井将大
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vol.107(2017.1)荒井敦史×池岡亮介
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vol.106(2016.12)山田裕貴×根岸拓哉×白又 敦
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vol.105(2016.11)宮崎秋人×三津谷亮
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vol.104(2016.10)柳下 大×牧田哲也×前山剛久
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vol.103(2016.9)三上真史×山田悠介×西井幸人×大久保祥太郎
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vol.102(2016.8)堀井新太×三津谷亮×陳内将
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vol.101(2016.7)山田裕貴×志尊淳
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vol.100(2016.6)鈴木裕樹×牧田哲也×碓井将大
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vol.99(2016.5)陳内将×三津谷亮×山田悠介×前山剛久
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vol.98(2016.4)宮崎秋人×荒木宏文×白又敦
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vol.97(2016.3)堀井新太×荒井敦史
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vol.96(2016.2)志尊淳×中尾暢樹
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vol.95(2016.1)山田裕貴×前山剛久
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vol.94(2015.12)柳下大×三津谷亮
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vol.93(2015.11)和田正人×宮ア秋人
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vol.92(2015.10)鈴木裕樹×高橋龍輝×阿久津愼太郎
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vol.91(2015.9)根岸拓哉×白又敦×土屋シオン×前山剛久×大久保祥太郎
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vol.90(2015.8)瀬戸康史×荒井敦史×池岡亮介
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vol.89(2015.7)堀井新太×志尊淳
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vol.88(2015.6)陳内 将×池岡亮介
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vol.87(2015.5)牧田哲也×三上真史
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vol.86(2015.4)荒木宏文×柳下 大