vol.125
ドラマや映画、舞台などマルチに活躍する、ワタナベエンタ―テインメントの『俳優集団D-BOYS』。そんな彼らのDramaticなDream Lifeに直撃する連載企画! 今回は、それぞれ7月スタートのドラマに出演する荒井敦史くん&中尾暢樹くんが登場♪
撮影/加藤千絵(CAPS) 取材・文/根岸聖子
荒井敦史「もちろんです! まだ中尾がD-BOYSに加入する前から知っていますから。確か、3年前のイベントだったかな」
中尾暢樹「フリートークをするっていう流れだったんですよね」
荒井「そう。あれで僕がMCをやっていたから、それでよく絡んでいて。動画配信でもよく一緒になっていたよね」
中尾「敦史さんはすごく頼りになりましたから。優しくて面白い、兄貴肌な先輩だなという印象でした。初対面のときから、よくしゃべってくれる先輩だったので」
荒井「中尾とはそのときが初対面だったけど、楽屋でもけっこうしゃべっていて。イベント本番で緊張せずに、リラックスして欲しかったから。他にも後輩の子は何人かいたけど、中尾はその中でも自分の見せ方をよく知っているなっていう印象だった」
中尾「おー! 嬉しいです!!」
荒井「きちんと求められていることを把握した上でやっているなっていう感じで。よくわからないまま、とにかく一生懸命っていうタイプもいる中で、中尾はちゃんと理解しているんだなという印象だったな。あのときに何を話したかは覚えていないけど、ほどよく真面目でね、堅苦しくないのが良かったな」
荒井敦史
中尾「この前、たまたま同じお店でお会いして、一緒にご飯食べましたよね。敦史さんが『中尾、最近、何してるの?』って声かけてくれて。相変わらずフレンドリーな感じで嬉しかったです(笑)」
荒井「そうそう、偶然同じお店にいたからね」
中尾暢樹
中尾「そうなんです。前に『古舘トーキングヒストリー』で森蘭丸役をやらせていただいたときに、“時代劇といえば敦史さんだな”と思って、作品に入る前にいろいろ聞いたんです。時代劇は初めてだったので。そうしたら『撮影所で移動するとき用の草履や、着物の上から羽織るものとかはあったほうがいいよ』って、いろいろと細かく教えてくれて。時代劇のことは何も知らなかったし、敦史さんにアドバイス貰ってなかったら、きっと何も準備していかなかったと思うので、とてもありがたかったです」
荒井「別に、そこまで用意しなくても大丈夫なんだけどね。自分でも何度か現場を経験してみて、“これはあったほうがいいな”と思ったものを教えただけ。一応ね、こちらの姿勢として、きちんと準備していったほうが、中尾の仕事先での印象も変わるだろうしね。僕の作品と中尾の作品の衣装さんが同じだったから、『うちの中尾をよろしくね』って言ったりね」
中尾「そのおかげで、スタッフさんから『そうかお前、敦史の後輩か!』と、声をかけていただきました。現場にもすごく馴染みすかったです」
荒井「その一方で『厳しく鍛えてやってください』とも言っておいたけどね(笑)。慣れない現場で、初めてのスタッフさんから厳しくされるより、つながりを感じてから厳しくされるほうが、気持ち的に全然違うから。去年、自分がいろいろと経験したことを踏まえて、中尾には必要以上に緊張して縮こまって欲しくなかったし、そのほうがやりやすいかなと思って」
中尾「うわぁ、ありがとうございます!」
荒井「そうですね。普通の映像作品とは撮り方とかも違いますし、昔からの伝統ある撮影方法だったりもするので、最初はぜんぜんわからなくてパニックでした。もうこれは、これまでの役者人生を一回全部捨てて、本当にイチから勉強しようと思って、とにかく必死でしたね」
中尾「敦史さんは男っぽいイメージがあります。作品も、役柄も」
荒井「ラブストーリーとかやってないもんな〜」
中尾「ハードだったり、危なさとか、生々しいシーンがハマるというか。男としては、そういうハードボイルドな世界は憧れです」
荒井「中尾は見せ方がわかっているなというのは、今もやっぱり変らない。いずれ、本来やってきた自分の見せ方というのを、あえて隠すことも重要になってくるだろうけど、今はそのままでいいんじゃないかな。また求められたときに、これまでとは違う面が出てくるだろうしね。視聴者が観たいものを見せるっていう部分が備わっているのは、すごく大事なことだと思う」
中尾暢樹
荒井「ここまでやったらOKとか、明確な成果、目標値があるものではないから、追い込まれているときは正直、キツい。自分では物事にあまり執着がないタイプだと思っているから、10年続いたのが不思議なくらいです。でも、この役を自分に任せてくれる人がいるというありがたさと、責任感、それとちょっとした不安みたいなものが常にあるから続いているのかなって思う。あとは、この仕事に対して“これが人生のすべてだ!”みたいに重く考えすぎずにきたからこそ、自分を曲げず、見失わずにやってこられたんだと思います」
荒井敦史
中尾「正直、最初は僕は“どうしても役者がやりたい!”っていう感じで始めたわけではなかったんです。ワタナベエンターテイメントスクールに入ったのも趣味の一つという感覚だったし。D-BOYSオーディション10thでファイナリストに残ることができて、今こうして役者をやっていく中で、いろんな仕事を経験して、楽しさを発見できました。僕は人と関わることや、新しい現場に行って新しい人と話すのがすごく好きなので、この仕事は特に新しい出会いが多いから、役者という仕事できて本当に嬉しいです。芝居の楽しさについては、自分の思い描いた通りにやってみて、監督にOKを出してもらったときは、すごく嬉しい。挑戦することには怖さもつきまとうけど、あえてやってみるのが楽しいなと思います」
荒井「そういう挑戦ができるかどうかは、作品や作風にもよるけどね。主軸だけ決まっていて、あとはアドリブだったり、役者に任されている部分が多い作品は、いろいろと挑戦できるから楽しいよね。『笑う招き猫』や『モブサイコ100』とかはけっこう自由度が高かったけど、現場での役者同士のリアルな掛け合いがうまくハマると確かにすごく気持ちがいいよね」
中尾「FODで配信中の『パフェちっく』が、7月11日から地上波でも放送されることが決定しました! 主人公・亀山風呼役の橋ひかるさんはドラマ初主演で、新保壱役の林裕一朗くんはドラマデビューということもあって、スタッフさんから『中尾くん、頼んだよ! よろしくね』と言われて。僕だってまだまだ経験も浅いのに、この現場では引っ張る側の立場になったというか、気がついたら、悩みを相談する側から、相談される側になっていました(笑)。でも、その分二人とも話し合って一緒にすごく成長もできたとも思っていて。そんな思い出もありつつ、この作品は、高校生の恋愛を真っ直ぐに描いているのが見どころです。意外と重たい関係性を、フレッシュな雰囲気で撮っているんですよ。後半につれて、怒涛かつ重厚なストーリー展開になるので、ぜひ地上波でも楽しんでもらえたら嬉しいです!」
荒井「ジンギスカン料理店『モンゴルの空』の店員・山根を演じるんですけど、立場が上の人に対しても、言いたいことはハッキリ言う若手社員なんです。空気が読めないわけではなく、自分の働くお店をよくしたいから、真正面から意見を言っていくというキャラクターです。社会派ドラマは初めてなので、“ついにスーツを着るのか!” と思っていたら、飲食店の現場で働く正社員役なのでエプロン姿でした(笑)。でも、僕も25歳になりましたし、そろそろ社会派ドラマにも挑戦してみたいなと思っていたので、今回このドラマに参加することができて素直に嬉しかったですね。まぁ、いずれスーツを着る役もできると思うので、今回はエプロン姿の僕をよろしくお願いします!」
profile
荒井敦史(あらい・あつし)
1993年5月23日生まれ、埼玉県出身。近年の主な出演作は、TBS/MBS『笑う招き猫』、映画『神さまの轍-checkpoint of the life-』主演、映画『ちょっとまて野球部』、テレビ東京『モブサイコ100』、日本テレビ『トドメの接吻』、BS-TBS『水戸黄門』(格さんこと渥美格之進役)など。2019年5月には博多座開場20周年記念公演として舞台『水戸黄門』が上演される。
中尾暢樹(なかお・まさき)
1996年11月27日生まれ、埼玉県出身。テレビ朝日『動物戦隊ジュウオウジャー』風切大和/ジュウオウイーグル役で注目を集める。その後、フジテレビ系『人は見た目が100パーセント』、テレビ朝日『あいの結婚相談所』、映画『一礼して、キス』ABC・テレビ朝日『声ガール!』、関西テレビ『はんなりギロリの頼子さん』などに出演。
D-BOYS荒井敦史×中尾暢樹、7月スタートのドラマの見どころを語る
D-BOYS NEWS
ドラマBiz『ラストチャンス 再生請負人』
7月16日スタート 毎週月曜 よる10:00〜 テレビ東京
©テレビ東京
©テレビ東京
“働く”をテーマとし、働くすべての人へ向けた上質で本格的なビジネスヒューマンドラマ。第一線で活躍していた銀行マンが、長年勤めた銀行の合併を機に人生を見つめなおし、転職を決意。異業界で会社再建に奮闘する波乱万丈な日々をドラマチックに描きます。主人公の挫折や仲間の裏切り、妬み…そんな人生の辛さを乗り越えながら、崖っぷちに立たされた、とある飲食フランチャイズ企業の再生と共に「働くとは何か?」「企業にとって大切なこととは何か?」 に気づいていく・・・そんな主人公の生き様を、爽快かつ痛快に描く。
FODオリジナルドラマ『パフェちっく!』地上派放送決定
7月11日スタート 毎週水曜 深夜24:55〜 フジテレビ
※現在FODで全話配信中
©ななじ眺/集英社・フジテレビ
累計発行部数500万部、台湾でもドラマ化され大ヒットした人気恋愛マンガをドラマ化。いとこ同士の新保大也(中尾暢樹)と新保壱(林裕一朗)が、主人公である亀山風呼(橋ひかる)の住むアパートの上の階に引っ越してくるところから物語が始まる。底抜けに明るく笑顔で女ごころをくすぐる大也と、クールだが実は優しい壱という、性格もルックスも対照的な2人のあいだで揺れ動く、恋愛の甘さと苦さをつめこんだトライアングル・ラブストーリー。
PRESENT
荒井敦史くん×中尾暢樹くんのサイン入りポラを2名様にプレゼント!
【応募のきまり】
件名:荒井敦史×中尾暢樹 サイン入りポラプレゼントと明記し、本文:[名前]、[年齢]、[都道府県]、[インタビューの感想]、[今後インタビューしてほしい人・要望]を記入して、下記メールアドレスに送信して応募。
【応募メールアドレス】
deview-oubo@oricon.jp
【応募締切】
2018年7月31日(火)23時59分まで。
※抽選の上、当選者のみにメールでご連絡いたします。当落のお問い合わせにはお答えできませんので、ご了承ください。
※当選者の発表は発送をもって代えさせていただきます。
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vol.123(2018.5)三津谷 亮×陳内 将
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vol.122(2018.4)池岡亮介×山田裕貴
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vol.121(2018.3)前山剛久×中尾暢樹
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vol.120(2018.2)鈴木裕樹×宮崎秋人
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vol.119(2018.1)荒井敦史×根岸拓哉
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vol.118(2017.12)牧田哲也×三津谷 亮
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vol.117(2017.11)瀬戸康史×堀井新太
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vol.116(2017.10)三津谷亮×前山剛久
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vol.115(2017.9)宮崎秋人×中尾暢樹
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vol.114(2017.8)前山剛久×白又敦
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vol.113(2017.7)陳内 将×土屋シオン
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vol.112(2017.6)西井幸人×根岸拓哉
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vol.111(2017.5)柳下 大×中尾暢樹
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vol.110(2017.4)堀井新太×山田裕貴×三津谷亮
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vol.109(2017.3)和田正人×瀬戸康史
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vol.108(2017.2)荒木宏文×碓井将大
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vol.107(2017.1)荒井敦史×池岡亮介
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vol.106(2016.12)山田裕貴×根岸拓哉×白又 敦
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vol.105(2016.11)宮崎秋人×三津谷亮
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vol.104(2016.10)柳下 大×牧田哲也×前山剛久
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vol.103(2016.9)三上真史×山田悠介×西井幸人×大久保祥太郎
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vol.102(2016.8)堀井新太×三津谷亮×陳内将
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vol.101(2016.7)山田裕貴×志尊淳
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vol.100(2016.6)鈴木裕樹×牧田哲也×碓井将大
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vol.99(2016.5)陳内将×三津谷亮×山田悠介×前山剛久
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vol.98(2016.4)宮崎秋人×荒木宏文×白又敦
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vol.97(2016.3)堀井新太×荒井敦史
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vol.96(2016.2)志尊淳×中尾暢樹
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vol.95(2016.1)山田裕貴×前山剛久
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vol.94(2015.12)柳下大×三津谷亮
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vol.93(2015.11)和田正人×宮ア秋人
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vol.92(2015.10)鈴木裕樹×高橋龍輝×阿久津愼太郎
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vol.91(2015.9)根岸拓哉×白又敦×土屋シオン×前山剛久×大久保祥太郎
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vol.90(2015.8)瀬戸康史×荒井敦史×池岡亮介
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vol.89(2015.7)堀井新太×志尊淳
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vol.88(2015.6)陳内 将×池岡亮介
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vol.87(2015.5)牧田哲也×三上真史
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vol.86(2015.4)荒木宏文×柳下 大