vol.119
ドラマや映画、舞台などマルチに活躍する、ワタナベエンタ―テインメントの『俳優集団D-BOYS』。そんな彼らのDramaticなDream Lifeに直撃する連載企画! 今回は、1月スタートのドラマ『モブサイコ100』に出演する荒井敦史くん&根岸拓哉くんが登場♪
撮影/草刈雅之 取材・文/根岸聖子
荒井敦史「小田急線沿線にあるスタジオじゃなかった?」
根岸「違います!(笑)。それは二度目ですね。最初は東映のスタジオです。荒井くんは、茶髪でブーツ履いたお兄さんっていう感じで。その風貌を見て、“あ〜東京の人だな!”って思っていたら、同じ埼玉の人でした(笑)」
荒井「そうだったっけ? 二度目に会ったときのイメージでは、あ、これが根岸くんか〜っていう。それ以上も以下もない(笑)。当時のD2に新しいメンバーとして根岸が入ったとは聞いていたけど、なかなか一緒に仕事する機会がなかったから、やっと会えたなっていう感じだった」
荒井「僕も最初の頃、先輩の(柳下)大くんに教えてもらったりしたからね」
根岸「身長はいつの間にか追い抜いてしまったけど(笑)、荒井くんは身長が近いから話していてラクなんです。身長差があると、声が聴き取れなかったりするので」
荒井「え!? お前、結構僕の話聴き取れてないよね?」
根岸「それは聞いてないだけです(笑)。というか、何を言っているかわからないから。僕がやってないゲームの話とかを一方的にするから、知らない単語がいっぱい出てきて全然理解ができないんですよ」
荒井「そうそう。昨日も、携帯の無料通話で根岸とゲームやりながら話をしていたら、途中から根岸の弟が出てきて。それから弟と僕とでずっとゲームの話で40分ぐらい盛り上がってた(笑)。最終的に隣で根岸が弟に、“お前、早く寝ろよなぁ”って言ってるのが聞こえてきて笑ったわ」
根岸「だって、僕の携帯使って話してるのに、話についていけないから!」
荒井「弟くん、すごい自慢してきたりして、可愛かったなぁ」
根岸「11歳も歳が離れている子と張り合ってたよね(笑)。弟が『くそーくそー、何も勝てねぇ!』って言いながら寝にいったよ」
荒井「という感じで、くだらない話しかしてません! 根岸はホント、一緒にいてラクなんだよね」
根岸「僕は荒井くんの前では、プロの後輩なんで!」
根岸「ちょ、ちょっと! 誤解を招く言い方、やめてください!! あれは役作りの一環なんですよ!(笑)」
荒井「そうね(笑)。今回は僕も根岸も馴染みのスタッフさんが多くて、けっこう自由にやらせてもらってるからね」
根岸「そう。だからいろいろチャレンジしようと思って。ストップがかかったら変えればいいかなと。芝居でも歩きながら何か言ってとお願いされたり、台本以外のところで即興を求められるところがいくつかあったので、やれるところまでやってみようと」
荒井「『モブサイコ100』は、原作がとにかくおもしろいんですよ。超能力を使う中学生をはじめ、個性的なキャラクターばかりだから、全力で、極限の悪ふざけができるんです」
荒井「撮影現場も、すごいおもしろい。超能力を使う設定だけど、実際、現場では当然、超能力は出ないわけで。その状態で、『エィヤー! ウオ−!』とか言いながら戦っているからね(笑)。僕らの設定としては、同じ中学校で、根岸が表番長で、僕が裏番長なんですけど、僕の超能力で、根岸がワイヤーで吹っ飛んでたりするんだよね」
根岸「僕は超能力を使えない役で、受ける側ですからね。荒井くんのクランクインのシーンで、僕、さっそく荒井くんに土下座してます。これ、普段の根岸と荒井じゃん!って。普段と変わらない関係性だな〜って思いました」
荒井「ちょっ!やめろって(笑)。そんなことさせてないでしょ!!」
荒井「僕が先に決まっていて、あとから根岸の出演が決まって。そのとき、根岸が僕に連絡してきたんだよね。『僕も出るみたいです!』ってうれしそうに電話してきたよね」
根岸「『僕、表番長です!』ってね。僕自身は、D-BOYSのメンバーと共演することがこれまで少なかったので、去年、『ファイブ』で(西井)幸人と共演できたのもそうだったけど、今回、荒井くんと一緒なのもうれしいです。しかも、けっこう絡む役柄だしね!」
根岸「今回はふざけられたのがいいよね。作品のテイスト的に」
荒井「そうそう。撮影中、本番なのに僕らの芝居でカメラマンさんが笑っちゃって、カメラを持つ手が震えてたこともあった(笑)。監督も含めて、みんな思わず笑っちゃうような、笑いどころたっぷりの作品です」
根岸「役者としての印象の話に戻るけど、前から、荒井くんって映像や舞台映えがすごくいいなと思っていたんだよね。あ、普段もカッコイイですよ?(笑)。この前も、『モブサイコ100』の現場でモニターで観ていて、“やっぱり映像映えするな”“スター感があるな”と改めて思いました」
荒井「根岸の遊び心とチャレンジっぷりもすごいよ。僕のソロショットで、スポットライトを浴びるシーンでも、ちゃっかり後ろにひょいっと顔出してきたりして。監督に、“根岸くん、それいらないから、どいて(笑)”って笑われてただろ!?」
荒井「まぁね。根岸の芝居は、去年の夏の舞台『天国への階段』もおもしろかったな。ちょうど京都で撮影していたこともあって、大阪公演を観に行ったんです」
根岸「その日の朝に、荒井くんに連絡して、『今京都ですか? 今日、大阪公演なんですよ』って話をしたら、来てくれました」
荒井「根岸は若手のポジションなのに、物怖じせず、座組の一人として堂々としていた。そういう度胸も根岸のいいところだね」
根岸「僕は『クズの本懐』、『ファイブ』、そして『モブサイコ100』と、原作ものの作品が続いた年だったなと思います。それまでは原作のある作品に関わることがそんなに多くなかったので、原作ものって、設定的に特撮とはまた違った異次元感があるし、いろいろと学べたり、チャレンジの年になりました」
根岸「毎年言っているんですが、やっぱり“チャレンジ”ですかね。荒井くんが言ってくれたように、物怖じせずにね! 僕の人生はずっとチャレンジの連続というか、安心してできたことがないんです。どこかドキドキしながら臨んできたので、正解がない世界なので、安心することなく、ちょっとヒリヒリした気持ちでやっていきたいです」
荒井「ヒリヒリしなくなったら終わりだなってことね?」
根岸「そうです! “これで大丈夫かな!?”と緊張しながら臨むスリル感が楽しいんです。芝居に関しても物怖じせずにいろいろと試して、自分の持っているものの中で勝負できたらなと。今後も原作もの、アクションはこの先も継続していきたいなとは思っています」
あらい・あつし
1993年5月23日生まれ、埼玉県出身。近年の主な出演作は、舞台『新・幕末純情伝』、『里見八犬伝』、舞台&映画『真田十勇士』、ドラマ&映画『笑う招き猫』、『水戸黄門』、映画『ボーダーライン』など。2018年は、主演映画『神さまの轍』(初春公開)、映画『ちょっと待て野球部』(1月27日公開)が控える。
ねぎし・たくや
1996年3月12日生まれ、埼玉県出身。近年の主な出演作は、ドラマ『お迎えデス。』(日テレ系)、『念力家族シーズン2』(NHK Eテレ)、『ウルトラマンギンガ・ギンガS』主演(テレビ東京)、映画『身体を売ったらサヨウナラ』、舞台『TAKAYUKI SUZUI PROJECT OOPARTS Vol.4「天国への階段」』、ドラマ『クズの本懐』、『ファイブ』など。
2018年1月18日スタート 毎週木曜 深夜1:00〜 テレビ東京
※NETFLIXにて、2018年1月12日(金)独占配信スタート
おかっぱ頭の内気で目立たない中学2年生、影山茂夫、通称モブ。実は、生まれつきある特殊な能力が備わっており、感情が高ぶり「100%」に達すると爆発する。なるべく超能力を使いたくないモブだったが、怪しい超能力者たちが現れて、周囲でさまざまな事件が起き、巻き込まれていく、壮大な超能力バトルとモブの成長を描く青春ドラマ。
荒井は、黒酢中の裏番長・花沢輝気役、根岸は黒酢中の番長・枝野剛役で出演。
(C)ONE・小学館/ドラマ「モブサイコ100」製作委員会
件名:荒井敦史×根岸拓哉 サイン入りポラプレゼントと明記し、本文:[名前]、[年齢]、[都道府県]、[インタビューの感想]、[今後インタビューしてほしい人・要望]を記入して、下記メールアドレスに送信して応募。
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