和田正人×瀬戸康史 - D★DAYS Vol.109 | Deview-デビュー

Deview LOGO

お知らせ

検索の条件設定はコチラ

Deview LOGO

検索の条件設定はコチラ

vol.109

ドラマや映画、舞台などマルチに活躍する、ワタナベエンタ―テインメントの『俳優集団D-BOYS』。そんな彼らのDramaticなDream Lifeに直撃する連載企画! 今回は、この春にドラマ出演を控える和田正人くん&瀬戸康史くんが登場♪

和田正人×瀬戸康史

撮影/大槻志穂 取材・文/根岸聖子

和田正人×瀬戸康史
和田正人
「“他人と積極的に関わるタイプではない”と思っていた瀬戸が、『飲み行きませんか?』って言ってきて、そこから距離が縮まった」
――2人の出会いとか、接点を持った場というのはどこでしたか?
和田正人「僕が覚えているのは、それこそ10年以上前に学芸大学にある千本桜ホールで舞台をやったときに、瀬戸が手伝いとして客席にチラシを置いたり、チケットを切ったりしていたときの姿かな」
――より距離が近づいたというか、よく話すようになったのは?
瀬戸康史「いつだろう? 気がついたら、こんな風になってました(笑)」
和田「それについては、瀬戸康史が距離を詰めてきた感じはありますね(キリッ)」
瀬戸「えっ(笑)。どういうことですか!?」
和田「そもそも、僕のイメージでは、瀬戸はあまり他人と積極的に関わるタイプではなく、家にいることを好む人だったんです。だから、余計によく覚えているんだけど、3年くらい前に、舞台を観に行った先で偶然会ったときに、瀬戸が『飲みに行きませんか?』って言ってきたことがあって。“えっ!?”ってすごいびっくりしたのと同時に、“変わったな〜”と思いました」
和田正人×瀬戸康史
瀬戸康史
瀬戸「定食屋さんに行きましたね(笑)」
和田「そうそう。鈴木裕樹たちと近所のご飯屋さんに行くって話をしたら、『僕も一緒に行っていいですか』って。“えっ、本当に来るの!?”って確認しつつ、大衆食堂で一緒にご飯食べて話した。そこから距離が縮まった感じはあるな」
――何か心境の変化が?
瀬戸「大人になったんでしょうね。先輩たちと一緒にご飯を食べて話すのも楽しいなって。しかも、くだらない話もすれば、演劇とか芝居の話も真剣にできるっていう。そのメリハリがすごく心地よかったんです。和田さんは特にね(笑)」
和田「そういうことが何回かあったよね。というか、D-BOYSってなんだかんだ、繋がっているんですよ。LINEグループも全員で作っているし、何ならD-BOYSを卒業した城田(優)も遠藤(雄弥)も加治(将樹)も入ってるからね。べったりってわけじゃないけど、交流は割とあるほうだと思う」
瀬戸「仲間意識は強いですよね」
和田正人×瀬戸康史
――お互いに先輩後輩で、現場についての情報交換をしたりっていうのもありますか?
瀬戸「僕と和田さんとは、特にそういう感じはないかな」
和田「流れで出てくることはあるけど、大体、最初はくだらない話から入るからね(笑)。いきなり真剣に話すのは恥ずかしいっていうのもあるから、むしろ、あんまり仕事の話をしない。したとしても、“(舞台の)本番、もう半分くらいやった!?”っていうようなライトな感じです」
――お二人はNHKの連続テレビ小説と大河ドラマに出演という共通点がありますが。
瀬戸「ほかの現場に比べたら、撮影は独特かもしれませんね。時間がない中で、かなりの量のシーンを撮らなければいけないので、たくさんのカメラがいろんな方向にあって。カメラポジションに併せて、そのカメラに映るように芝居をしないといけない」
和田「確かに、カメラの位置はすごい気にしたな。朝ドラの撮影は火曜日から金曜日で、土日休み、月曜日がリハっていうスケジュールなんです。リハーサル自体は撮影の流れの確認という感じで。本番前に一度準備ができるので、僕ら役者としてもありがたい」
和田正人×瀬戸康史
和田正人
――お互いに役者としての印象はどんな感じですか?
瀬戸「和田さんは、本当にいろんなジャンルの仕事をしている印象が強い。そんなオールマイティな感じは、うらやましくもあり、尊敬する部分でもありますね。この間出演していた『世界』という舞台で、和田さんが珍しく悩んでいるって伝え聞いていて。信じられなかったですよ。何でもできる人っていう印象だから。性格的にも、すごく社交的で、プラスのオーラがあふれる人っていうイメージだから、そんな和田さんでも落ち込んだりするんだ!?って、ちょっと意外でした」
和田「もともと作品に入る前から、『世界』という作品では悩むだろうなって予感がしていたんだよね。キャリアや年齢を重ねていくうちに、一つのことで悩み続けるってことは少しずつ減っていくものだけど、だからこそ、逃げてしまってはものにできないし、そういう時間も自分にとっては必要だろうと思っていて。『世界』では、とことん、自分にダメ出しをして、向き合うことができたと思う。……という僕の話は置いといて(笑)」
和田正人×瀬戸康史
瀬戸康史
――逃げずに自分ととことん向き合ったと……。では、改めて、瀬戸くんの役者としての印象を。
和田「瀬戸はね、不器用な男だって印象があった。人とのコミュニケーションもあまり得意じゃなかったりしてね。でも、実は、内に秘めていること、考えていることがとても熱いし、感性がとても鋭いなと。それはきっと一人でいる時間とかに、磨いていたんだろうなって思った。だからこそ、ここ数年は特に輝いている印象がある。この間、僕も観させてもらった出演舞台の『陥没』でも、これまでの瀬戸とは違う一面、表情が出ていた。表現が単調じゃなくて、きめ細かいんだよ。さっき、『大人になった』って言ってたけど、“ああ、こんなにもハッキリ変化が現れるんだ”って思った。本当に、ここ3年ぐらいで、急激に変化してるよね?」
瀬戸「そうですねぇ」
和田「自分に何かテーマや課題を作って、そこに向かって一直線に努力していくタイプだからね。根が本当に真面目だし」
和田正人×瀬戸康史
――では、それぞれの最新作品についてのお話も。まずは瀬戸くんから。2017年春に放送されるテレビ東京のドラマ特別企画 大沢在昌サスペンス『冬芽の人』に出演されます。
瀬戸「大沢在昌さんのサスペンス小説をドラマ化したものなんですが、共演者がとても豪華で、鈴木京香さん、渡部篤郎さん、大杉漣さんなど、大先輩たちと一緒なんです。サスペンスですが、ちょっと切なさもあって。京香さん演じる主人公は、あることをキッカケに殻に閉じこもって、人と接することをやめた女性なんですね。事件を解決して真実を知ることで、また一歩踏み出すという、希望が持てる作品になっています。僕は、京香さんが演じる元刑事・牧しずりとともに事件の真相を追うことになる仲本岬人役で、繊細で真っ直ぐで、儚げな青年を演じています」
和田正人×瀬戸康史
――和田さんは、4月スタートの土曜ドラマ24『マッサージ探偵ジョー』(テレビ東京)に出演。こちらは新感覚の「笑える」サスペンスドラマということですが。
和田「そうですね。中丸(雄一)くんが演じる、出張マッサージ師の主人公が、毎回仕事先で殺人事件に出くわして、その驚異的なマッサージ技術と情報収集能力で謎を解決していくという物語です。僕はコミカルな作品自体、すごく久しぶりなんですけど、今回はキャラクターの役作りについて、あえて、あまり考えないようにしていました。クランクインの初日、一言目の台詞を発したときに監督が『そうきたか!(笑)』って言っていました」
瀬戸「アハハハハ! それは楽しみですね(笑)」
和田「いや、やり過ぎるのは好きじゃないんだよ。瀬戸が『陥没』でやっていた役も、ちょっと一人だけ色の違うキャラクターだったけど、ちゃんとその人になってた。だから、彼の発言の一つひとつが面白くなってたんだよね。コメディってそうあるべきで、まずはその人をちゃんと演じなきゃいけない。でも今作は、同じ空間にいる役者さんとの空気を感じながら、合わせていく感じかな。真ん中に立っているわけじゃないから、ある程度、動かしたほうが作品が膨らむかなぁっていうのもあるし」
和田正人×瀬戸康史
――和田くんが演じる“刑事・タイガー”はどんなキャラクター?
和田「タイガーは、小澤征悦さんが演じる風変わりな刑事・マネーの部下で、実直で真面目な刑事。大体、探偵と刑事って対立しているものだけど、この作品では、すぐ仲良くなっちゃう(笑)。先輩の言うことは絶対っていう、体育会的なところも強いタイプなんだけど、今のところ、だいぶ無視しちゃってるかな(笑)」
瀬戸「でも、それで監督のOKが出てるんだったら、芝居として間違ってないってことですよね(笑)。面白そう。僕もすごい観たくなってきました」
和田正人 和田正人
わだ・まさと
1979年8月25日生まれ、高知県出身。NHK 大河ドラマ『おんな城主 直虎』に松下常慶 役で出演。さらに2017年は、映画『花戦さ』(6月3日公開)、映画『関ヶ原』(8月26日公開)が控える。
瀬戸康史 瀬戸康史
せと・こうじ
1988年5月18日生まれ、福岡県出身。シアターコクーン・オンレパートリー+キューブ2017 昭和三部作・完結編『陥没』(作・演出ケラリーノ・サンドロヴィッチ)に出演中(3月6日まで森ノ宮ピロティホールにて上演)。NHK BSプレミアム『幕末グルメ ブシメシ!』主演。そのほか、映画『ミックス。』(2017年秋公開)に出演、そして主演舞台『関数ドミノ』が10月に控える。
俳優集団D-BOYSの和田正人&瀬戸康史からデビューを夢見る読者へ、応援メッセージ!!
「マッサージ探偵ジョー」
© テレビ東京
和田くん出演!
土曜ドラマ24『マッサージ探偵ジョー』
2017年4月放送予定 テレビ東京系
出張マッサージ師である主人公・ジョー(中丸雄一)が毎度、仕事先で殺人事件に出くわし、その驚異的なマッサージ技術と情報収集能力で謎を解決していく新感覚の「笑える」サスペンスドラマ。和田は、警視庁捜査一課の刑事で、マネー(小澤征悦)の部下・タイガー役で出演。
「冬芽の人」
© テレビ東京
瀬戸くん出演!
ドラマ特別企画 大沢在昌サスペンス「冬芽の人」
4月5日(水)夜9時放送 テレビ東京系
「新宿鮫」などで知られる作家・大沢在昌のサスペンス小説「冬芽の人」の初ドラマ化。殺人事件の捜査中に同僚を死なせてしまい、刑事を辞めた主人公・牧しずり(鈴木京香)が、その同僚の息子・仲本岬人(瀬戸康史)と出逢い、過去に隠された衝撃的な真実を追う!傷つき打ちのめされたヒロインが、守るべきもののために立ち上がり、人生を取り戻す姿をサスペンスフルに描く至高のエンターテインメント。
関連記事
ワタナベエンターテインメント 「九州ボーイズ(仮)」オーディション
瀬戸康史インタビュー/「舞台となる遠野の空気に触れられたことで刺激をもらえたし、モチベーションも上がった」
俳優デビュー10年の瀬戸康史主演! Dステ17th『夕陽伝』が開幕
D-BOYS和田正人、新人賞受賞に「すごく光栄なこと」
堀井新太、民放連続ドラマ初主演に挑む 山田裕貴&三津谷亮とともに”3人のパパ”として大奮闘


dboys
Archive
×