vol.96
ドラマや映画、舞台などマルチに活躍する、ワタナベエンタ―テインメントの『俳優集団D-BOYS』。そんな彼らのDramaticなDream Lifeに直撃する連載企画! 今回は、1月にD-BOYSに新加入し、2月から『動物戦隊ジュウオウジャー』への出演が決定した中尾暢樹くんが初登場♪ 戦隊ヒーローの先輩・志尊淳くんとの対談をお届け!
撮影/宮坂浩見 取材・文/根岸聖子
中尾「本格的にお仕事をやるようになってから、そのくらいですね」
中尾「そうなんですか!」
志尊「うん。だから、戦隊の制作のスタッフさんに会った時とかに『うちの子、どんな感じですか?』って話したりしてたんだよ(笑)。だから、決まったって聞いたときは嬉しかったし、レッド役が繋がったのが、なにより一番嬉しかった。僕も、戦隊のレッドで言えば、ズッキーさん(鈴木裕樹)から繋がった感があったから。『烈車戦隊トッキュウジャー』をやっていたときは、D-BOYS内で僕には後輩がいなかったから、すぐに繋ぐことはできないかなと思っていたけど、『動物戦隊ジュウオウジャー』のレッドに中尾くんが決まって、本当に嬉しかったよ」
中尾「自分も、毎週観ていた『烈車戦隊トッキュウジャー』の志尊くんと一緒に取材を受けてることに驚いてますし、すごく嬉しいです!」
中尾「はい。レッドは特に看板ですし、周りから“全然ダメだな”って思われたら申し訳ない。センターにいるからには、しっかりやらなきゃ!っていう気持ちは強くなっています。レッドとしての志尊くんを見ていたこともあるので、“僕も恥ずかしくないように頑張らないと!”って思っています」
志尊「それだけ責任感があればきっと大丈夫! 戦隊って、スタッフさん全員が、新人の僕等のことを“育てよう”っていう気持ちで取り組んでくれるんですよね。だから、決まった時点で経験が浅かろうが、そこはあんまり関係ない。成長を見越して作品づくりをしてくれるから。その分、1年間でどれだけ変われるかは、自分次第だと思う。長期間やっているとどこかで慣れてくる部分もあるから、その時点でマンネリ化してしまったら、成長できなくなってしまうんです。そこで自分を奮い立たせて、さらに高みを目指せるかっていう姿勢が、スタッフさんをはじめ、その後の自分の評価に繋がると思う」
中尾「わかりました。1年間、気を引き締めて、頑張ります!」
志尊「僕は、“今までの人と同じ過程を辿るだけでいいのかな?”と思った時期があって。もちろん、役柄について深く考えたり、磨いたりしていくことは前提として、中盤以降はSNSとか、今だから使える手段を活用したり、自分で何枚もレポートを作成して、事務所のスタッフさんと今後の方向性について話し合いをしたんだよね。それで、バラエティ番組にもたくさん出させてもらうことができて。1年の間、とにかく貪欲に、自分でいろんなことを考えて、そのときにできることをたくさんやったかな。もちろん、戦隊の作品に全力に取り組んだ上でのことだけど」
中尾「すごいですね。僕の場合、1〜2話の出番が本当に多くて、出番がない他の出演者のみんなも現場に見学に来ていたんです。“ここで自分がしっかりやらないと!”っていうプレッシャーで、台本も何度も読んで練習をして臨んだんですが、気合いが入りすぎて、『ちょっと固くなってる』と監督に言われてしまって……。“自分がお手本にならなきゃ”っていう意識がすごくある分、肩に力が入ってしまったみたいです」
志尊「僕も“完璧じゃないと!”って思ってたよ。でも気負い過ぎてもダメなんだよね。中尾がレッドとして一番やらなきゃいけないのは、役として生きることだと思うよ。“みんなをまとめなきゃ”とか、いろいろ考えちゃうのもすごくわかるけど、作品のことを一番に考えて、その場その場で自分の考えを伝えていくことだと思う。今は、その姿勢を貫くことに集中していれば大丈夫だよ。出番が多いのなら、現場のスタッフさんとコミュニケーションをとって、いろいろ教えてもらいながら勉強していくとかね。自分から先へ進もうっていう意識を持って行動していると、その空気ってキャストやスタッフにも伝わるものだから」
中尾「あ、確かに。この前のアフレコ収録のあとも、僕だけ残って、別の撮影とかいろいろやることがありました」
志尊「あと、カット割りがめちゃくちゃ細かい。細かく撮る分、見え方を自分で把握しながら動かないといけないんだけど、それって後々、絶対に役に立つから。僕はこの前『5→9 〜私に恋したお坊さん〜』で共演した加賀まりこさんに、『カメラで今どこを撮ってるかわかってるし、東映で揉まれただけあって、ちゃんとできてるわね』って言われて、嬉しかったなぁ」
中尾「なるほど。僕もこれから、現場でいろんなことを吸収していこうと思います!」
志尊「なんて言って変身するの!?『ジュウオウチェンジ!?』」
中尾「『本能覚醒!』って言います(笑)」
志尊「そうなんだ。僕のほうの映画は、ニンニンジャー、トッキュウジャー、そしてジュウオウジャーの3つの戦隊が絡んだストーリー展開で、どの戦隊もワイワイした感じでテンポよく進んでいくんです。トッキュウジャーは一歩引いて、ニンニンジャーを見守るポジションで。戦隊って、アドリブとかあまりできないんだけど、今回、僕はいっぱいやったよ。1年やって気づいたことは、遠慮しないで、どんどん自分から発信していったほうがいいんだなってこと。『そういうの、いらないから』って言われたりして、恥ずかしい思いもするかもしれないけど、役として必要だと思ったら、それはチャレンジしていいと思う。というのも、僕は、トッキュウジャーの放送中にはできなかったんだけど、今回の映画の撮影でやってみたら、意外と認めてもらえて。ライトになると、ホントに楽しくなっちゃうんだよね(笑)。監督も笑ってくれたし、中尾くんも、大和役を目一杯楽しんでね!」
中尾「はい! ありがとうございます!」
しそん・じゅん
1995年3月5日生まれ、東京都出身。ワタナベエンターテインメント所属。映画『手裏剣戦隊ニンニンジャーVSトッキュウジャー THE MOVIE 忍者・イン・ワン ダーランド』が公開中。出演作のTBS金曜ドラマ『表参道高校合唱部!』DVD-BOX&Blu-ray BOXが2月5日に、『5→9 〜私に恋したお坊さん〜』にDVD-BOX&Blu-ray BOX が4月20日に発売。NHK Eテレ『エイエイGO!』レギュラー。
なかお・まさき
1996年11月27日生まれ、埼玉県出身。2013年の『D-BOYSオーディション10th』ファイナリスト。舞台やCM等への出演を経て、スーパー戦隊シリーズ第40作品「動物戦隊ジュウオウジャー」のジュウオウイーグル/風切大和役にてテレビドラマ初出演となる。2016年1月より、俳優集団D-BOYSに新加入。
金曜ドラマ『表参道高校合唱部!』DVD&Blu-ray
2月5日発売/発売元:TBS/販売元:TCエンタテインメント
DVD-BOX:¥19,000/Blu-ray-BOX:¥24,000
テレビ朝日スーパー戦隊シリーズ 第40作品
『動物戦隊ジュウオウジャー』
2月14日スタート 毎週日曜 あさ7:30〜
ジューマンとは動物の顔をもつ異世界・ジューランドの住人たち。人間界が宇宙からの敵の攻撃を受けたことにより、故郷を追われ、大和とともに地球を守るヒーローとなる。ジュウオウイーグル=レッド、ジュウオウシャーク=ブルー、ジュウオウライオン=イエロー、ジュウオウエレファント=グリーン、ジュウオウタイガー=ホワイトの、陸・海・空を代表する動物界の王者たちが、夢のドリームチームを結成! 大空を羽ばたき、海原を泳ぎ、草原を疾走…まさに<“縦横”無尽>にうごきまわり、宇宙の無法者<デスガリアン>と正義をかけた戦いを繰り広げる。
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