志尊 淳×中尾暢樹 - D★DAYS Vol.96 | Deview-デビュー

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vol.96

ドラマや映画、舞台などマルチに活躍する、ワタナベエンタ―テインメントの『俳優集団D-BOYS』。そんな彼らのDramaticなDream Lifeに直撃する連載企画! 今回は、1月にD-BOYSに新加入し、2月から『動物戦隊ジュウオウジャー』への出演が決定した中尾暢樹くんが初登場♪ 戦隊ヒーローの先輩・志尊淳くんとの対談をお届け!

志尊 淳×中尾暢樹

撮影/宮坂浩見 取材・文/根岸聖子

志尊 淳
志尊 淳
「毎週観ていた『烈車戦隊トッキュウジャー』の志尊くんと一緒に取材を受けてることに驚いてますし、すごく嬉しい」(中尾)
――二人は芸能界へ入るキッカケが似ているということですが、中尾くんはどんな経緯でこの世界に入ったんですか?
中尾暢樹「僕は、メンズファッション誌に載っていた芸能事務所の広告を見て、何かに熱中したいなと思っていたところだったので、最初は割と軽い気持ちで、高校1年生のときにワタナベエンターテイメントスクール(WES)に入りました」
――そこで勧められて『D-BOYSオーディション10th』を受けたんですか?
中尾「はい。WESに入って、D-BOYSの存在を知り、舞台のお手伝いをさせてもらったりして。そこで初めて舞台を観て、“こんな世界があるんだ”と思って、『D-BOYSオーディション10th』を目指しました。ちなみに、僕はWESの16期です」
――志尊くんもメンズファッション誌のオーディション経由でWESに入ったんですよね?
志尊淳「僕はWESの13期です。中尾くんより1年半早いのかな。でも、僕が戦隊(『烈車戦隊トッキュウジャー』)が決まったのは、仕事始めてから5年目だよ。だから、中尾くんは早いよね? 事務所に入って2年目ぐらい?」
中尾「本格的にお仕事をやるようになってから、そのくらいですね」
中尾暢樹
中尾暢樹
――2人が初めて会ったのは、いつ頃?
志尊「昨年の『D-LIVE』に僕は日替わりゲストで出演したのですが、中尾くんも出演していて。でも、その時は挨拶程度だったよね。その後に、マネージャーさんから“次の戦隊のオーディション(『動物戦隊ジュウオウジャー』)を受けて、残っている子がいる”っていう話を聞いていて」
中尾「そうなんですか!」
志尊「うん。だから、戦隊の制作のスタッフさんに会った時とかに『うちの子、どんな感じですか?』って話したりしてたんだよ(笑)。だから、決まったって聞いたときは嬉しかったし、レッド役が繋がったのが、なにより一番嬉しかった。僕も、戦隊のレッドで言えば、ズッキーさん(鈴木裕樹)から繋がった感があったから。『烈車戦隊トッキュウジャー』をやっていたときは、D-BOYS内で僕には後輩がいなかったから、すぐに繋ぐことはできないかなと思っていたけど、『動物戦隊ジュウオウジャー』のレッドに中尾くんが決まって、本当に嬉しかったよ」
中尾「自分も、毎週観ていた『烈車戦隊トッキュウジャー』の志尊くんと一緒に取材を受けてることに驚いてますし、すごく嬉しいです!」
――戦隊ヒーローを1年間務める上での心構えについて、先輩からのアドバイスをお願いします!
志尊「そうだなぁ。戦隊ヒーローは若手役者の登竜門と言われているくらい、たくさんの人がオーディションにチャレンジしているだけに、そこから選ばれたというプレッシャーは感じたほうがいい気はする。浮かれたり、調子に乗るんじゃなくて、責任感を持つというか」
中尾「はい。レッドは特に看板ですし、周りから“全然ダメだな”って思われたら申し訳ない。センターにいるからには、しっかりやらなきゃ!っていう気持ちは強くなっています。レッドとしての志尊くんを見ていたこともあるので、“僕も恥ずかしくないように頑張らないと!”って思っています」
志尊「それだけ責任感があればきっと大丈夫! 戦隊って、スタッフさん全員が、新人の僕等のことを“育てよう”っていう気持ちで取り組んでくれるんですよね。だから、決まった時点で経験が浅かろうが、そこはあんまり関係ない。成長を見越して作品づくりをしてくれるから。その分、1年間でどれだけ変われるかは、自分次第だと思う。長期間やっているとどこかで慣れてくる部分もあるから、その時点でマンネリ化してしまったら、成長できなくなってしまうんです。そこで自分を奮い立たせて、さらに高みを目指せるかっていう姿勢が、スタッフさんをはじめ、その後の自分の評価に繋がると思う」
中尾「わかりました。1年間、気を引き締めて、頑張ります!」
志尊 淳×中尾暢樹
――これから1年間、『動物戦隊ジュウオウジャー』のジュウオウイーグル(レッド)をやっていくにあたって、中尾くんからレッドの先輩、志尊くんに聞きたいことはありますか?
中尾「トッキュウ1号をやっているとき、自分にとって一番刺激になることは何でしたか?」
志尊「僕は、“今までの人と同じ過程を辿るだけでいいのかな?”と思った時期があって。もちろん、役柄について深く考えたり、磨いたりしていくことは前提として、中盤以降はSNSとか、今だから使える手段を活用したり、自分で何枚もレポートを作成して、事務所のスタッフさんと今後の方向性について話し合いをしたんだよね。それで、バラエティ番組にもたくさん出させてもらうことができて。1年の間、とにかく貪欲に、自分でいろんなことを考えて、そのときにできることをたくさんやったかな。もちろん、戦隊の作品に全力に取り組んだ上でのことだけど」
中尾「すごいですね。僕の場合、1〜2話の出番が本当に多くて、出番がない他の出演者のみんなも現場に見学に来ていたんです。“ここで自分がしっかりやらないと!”っていうプレッシャーで、台本も何度も読んで練習をして臨んだんですが、気合いが入りすぎて、『ちょっと固くなってる』と監督に言われてしまって……。“自分がお手本にならなきゃ”っていう意識がすごくある分、肩に力が入ってしまったみたいです」
志尊「僕も“完璧じゃないと!”って思ってたよ。でも気負い過ぎてもダメなんだよね。中尾がレッドとして一番やらなきゃいけないのは、役として生きることだと思うよ。“みんなをまとめなきゃ”とか、いろいろ考えちゃうのもすごくわかるけど、作品のことを一番に考えて、その場その場で自分の考えを伝えていくことだと思う。今は、その姿勢を貫くことに集中していれば大丈夫だよ。出番が多いのなら、現場のスタッフさんとコミュニケーションをとって、いろいろ教えてもらいながら勉強していくとかね。自分から先へ進もうっていう意識を持って行動していると、その空気ってキャストやスタッフにも伝わるものだから」
志尊淳×中尾暢樹
――朝がとても早いということなど、“戦隊現場あるある”みたいなのってありますか?
志尊「レッドは基本、現場に最後まで残ることが多いよね」
中尾「あ、確かに。この前のアフレコ収録のあとも、僕だけ残って、別の撮影とかいろいろやることがありました」
志尊「あと、カット割りがめちゃくちゃ細かい。細かく撮る分、見え方を自分で把握しながら動かないといけないんだけど、それって後々、絶対に役に立つから。僕はこの前『5→9 〜私に恋したお坊さん〜』で共演した加賀まりこさんに、『カメラで今どこを撮ってるかわかってるし、東映で揉まれただけあって、ちゃんとできてるわね』って言われて、嬉しかったなぁ」
中尾「なるほど。僕もこれから、現場でいろんなことを吸収していこうと思います!」
――では、2月14日からいよいよ始まる中尾くん出演の『動物戦隊ジュウオウジャー』と、現在公開中の志尊くんが出演する映画『手裏剣戦隊ニンニンジャーVSトッキュウジャー THE MOVIE 忍者・イン・ワンダーランド』についての紹介をお願いします!
中尾「はい! 今回の戦隊は、人間とジューマン(動物の顔と人間の体を持つ生命体)がヒーローになるという、これまでにない設定の作品になっています。僕が演じる風切大和は唯一の人間で、ジューマンのみんなに翻弄され、振り回されるコメディ的なシーンと、みんなを助けたいという熱いところを伝えられたらなと」
志尊「なんて言って変身するの!?『ジュウオウチェンジ!?』」
中尾「『本能覚醒!』って言います(笑)」
志尊「そうなんだ。僕のほうの映画は、ニンニンジャー、トッキュウジャー、そしてジュウオウジャーの3つの戦隊が絡んだストーリー展開で、どの戦隊もワイワイした感じでテンポよく進んでいくんです。トッキュウジャーは一歩引いて、ニンニンジャーを見守るポジションで。戦隊って、アドリブとかあまりできないんだけど、今回、僕はいっぱいやったよ。1年やって気づいたことは、遠慮しないで、どんどん自分から発信していったほうがいいんだなってこと。『そういうの、いらないから』って言われたりして、恥ずかしい思いもするかもしれないけど、役として必要だと思ったら、それはチャレンジしていいと思う。というのも、僕は、トッキュウジャーの放送中にはできなかったんだけど、今回の映画の撮影でやってみたら、意外と認めてもらえて。ライトになると、ホントに楽しくなっちゃうんだよね(笑)。監督も笑ってくれたし、中尾くんも、大和役を目一杯楽しんでね!」
中尾「はい! ありがとうございます!」
志尊 淳×中尾暢樹
――そして、志尊くんといえば『表参道高校合唱部!』のDVDも発売になるので、こちらの思い出なども。
志尊「僕はこのドラマで最高の仲間に出会えたし、自分としても転機とも言える、大事な作品なんです。だからメイキング映像もどんなものが映っているのか楽しみだし、作品のファンの方が、何度でも見返してくれたらなと。できるなら、『オモコー2』をやりたいくらいですよ。ドラマ本編の物語は高校2年生で終わっているから、“卒業編”ができるんじゃないかなって。なんなら卒業後に『南青山大学合唱サークル』とかでもいいので、続編への応援も、よろしくお願いします!(笑)」
志尊 淳 志尊 淳
しそん・じゅん
1995年3月5日生まれ、東京都出身。ワタナベエンターテインメント所属。映画『手裏剣戦隊ニンニンジャーVSトッキュウジャー THE MOVIE 忍者・イン・ワン ダーランド』が公開中。出演作のTBS金曜ドラマ『表参道高校合唱部!』DVD-BOX&Blu-ray BOXが2月5日に、『5→9 〜私に恋したお坊さん〜』にDVD-BOX&Blu-ray BOX が4月20日に発売。NHK Eテレ『エイエイGO!』レギュラー。
中尾暢樹 中尾暢樹
なかお・まさき
1996年11月27日生まれ、埼玉県出身。2013年の『D-BOYSオーディション10th』ファイナリスト。舞台やCM等への出演を経て、スーパー戦隊シリーズ第40作品「動物戦隊ジュウオウジャー」のジュウオウイーグル/風切大和役にてテレビドラマ初出演となる。2016年1月より、俳優集団D-BOYSに新加入。
俳優集団D-BOYSに新加入&『動物戦隊ジュウオウジャー』に出演する中尾暢樹が、戦隊ヒーローの先輩・志尊淳との念願の対談!
志尊くん出演!
金曜ドラマ『表参道高校合唱部!』DVD&Blu-ray
2月5日発売/発売元:TBS/販売元:TCエンタテインメント
DVD-BOX:¥19,000/Blu-ray-BOX:¥24,000
主人公のヒロインを含めた高校生役のメインキャストをオーディションで選抜し、演技力はもちろんのこと、歌唱力やカリスマ性を兼ね備えた次世代スターをキャスティング。 日々悪戦苦闘する爽やかでほろ苦い青春群像はもちろん、まさしく部活のように練習を重ねた彼女たちの“歌声”による合唱で、各話に名曲が登場することも注目ポイント。“歌の力”で学校にミラクルを起こす青春ストーリー♪ ドラマ本編のほか、特典映像として、キャストの撮り下ろしインタビューやメイキング映像、合唱シーンのスペシャルバージョンなどを収録。
中尾くん出演!
テレビ朝日スーパー戦隊シリーズ 第40作品
『動物戦隊ジュウオウジャー』
2月14日スタート 毎週日曜 あさ7:30〜
記念すべきスーパー戦隊シリーズ第40作目は“動物”がモチーフ。“本能覚醒”のキーワードのもと、動物学者の人間・風切大和と、動物の顔と人間の体を持つ4人の“ジューマン”たち5人のヒーローが地球を守る!
ジューマンとは動物の顔をもつ異世界・ジューランドの住人たち。人間界が宇宙からの敵の攻撃を受けたことにより、故郷を追われ、大和とともに地球を守るヒーローとなる。ジュウオウイーグル=レッド、ジュウオウシャーク=ブルー、ジュウオウライオン=イエロー、ジュウオウエレファント=グリーン、ジュウオウタイガー=ホワイトの、陸・海・空を代表する動物界の王者たちが、夢のドリームチームを結成! 大空を羽ばたき、海原を泳ぎ、草原を疾走…まさに<“縦横”無尽>にうごきまわり、宇宙の無法者<デスガリアン>と正義をかけた戦いを繰り広げる。


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