山田裕貴&前山剛久 - D★DAYS Vol.95 | Deview-デビュー

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vol.95

ドラマや映画、舞台などマルチに活躍する、ワタナベエンタ―テインメントの『俳優集団D-BOYS』。そんな彼らのDramaticなDream Lifeに直撃する連載企画! 今回は、同い年で同期の仲良しコンビ・山田裕貴くんと前山剛久くんが登場♪

山田裕貴×前山剛久

撮影/宮坂浩見

山田裕貴
山田裕貴
「同期で同い年って、鈴木さんと荒木さん以来? ズキアラだから、俺ら山田と前山で……前山田!?」
――同期で同い年という山田くんと前山くん。『D-BOYSスペシャルユニットオーディション』から早5年が経ちましたが、当時を振り返っていかがですか?
山田裕貴「僕は、高校卒業して大学に行かずに、お芝居の勉強をするためにワタナベエンターテイメントカレッジ(WEC)に入って。WEC内で開催されるプロダクションが200社くらい参加する“デビューオーディション”を受けずに、『D-BOYSスペシャルユニットオーディション』を受けていたので、“負けたら、そこに待つのは死のみ”みたいな、それぐらいの気持ちで受けていました」
――そんな山田くんに対して、前山くんは、前日にTVで告知を観て、翌日ふらっと会場に行って受けたんでしたよね?
前山剛久「そうです!(笑)。軽い気持ちで面接受けに行ったら、最終審査まで残ったっていう」
――最初は、まったく違う想いでオーディションに臨んでいたお二人ですが、改めて、出会った当時のお互いの第一印象はどんな感じだったんですか?
山田「前ちゃんは、ダンスとか演技とかもやったことがなかったせいもあって、苦手なものが多かった印象がある。でも、どんどん上手くなっていって、“すごい!”って思ってた」
前山「イエ〜イ!やったぜ!!」
山田「今はなんでもできちゃうしね。そこから考えるとすごいですよね。その当時は、前ちゃんは自信なさげな感じが出ていた気がするな」
前山「裕貴はいい意味で変わってない。仲良くなったから知っている部分も増えたけど、仕事においての姿勢とか、オーディションの頃から一貫している感じ。俺、そこが裕貴のすごいところだなって思う」
前山剛久
前山剛久
――オーディションで一番印象に残っていることは、やっぱり合宿ですか?
山田「あれほど、キツかったことないよね」
前山「1日の中で、4時間ずついろんなレッスンがあって、レッスンが終わった後には感想文も書かなきゃいけなかったり、写真撮ってブログを書いたり、初めてのことづくしで、わけがわかんなかった」
――そんな合宿でのレッスンを経ての最終審査はいかがでした?
前山「今、思い返すと、明確じゃないというか、夢みたいな感じでぼんやりしてるんです」
山田「わかる!“あのときの状態を今芝居でやってみて”って言われても、無理かも。今でも“アレ、本当にあったことなのかな?”っていうくらい不思議な感覚」
前山「やっている間はすごく長く感じたんだけど、気づいたら終わってた……みたいな。ダンスもすごい練習したのに、本番はあっという間に終わって。こんなに練習しても、本番っていうのはあっという間に終わってしまうのかって、そのときに思ったんです。合宿の苦労がある分、オーディション当日は、すごく早く感じました」
山田裕貴×前山剛久
――ライバルでもあり、仲間として切磋琢磨してきた同期の存在って、やっぱり特別ですか?
山田「俺らは同期で同い年だしね」
前山「D-BOYS内のどの同期の人たちにも『お前ら仲良いな』って言われるよね? 同期で同い年って、鈴木(裕樹)さんと荒木(宏文)さん以来じゃない?」
山田「ズキアラさんね。俺らは前山と山田で……前山田!?」
――(笑)。役者としてのこの5年間、特に転機になったと思う仕事や出来事は?
前山「『仮面ライダーウィザード』も転機になった作品の一つですが、それが終わった後、自分の方向性とかどうしようかなって悩んでいた時期があったんです。俺は歌うことが好きだけど、どうしていけばいいんだろうって。でもこの前、音楽劇『金色のコルダBlue♪Sky First Stage』の座長をやらせてもらったときに、“芝居もできるし、歌もできるし、コレ、俺が一番求めていることに近いな”って感じたんです。そういうことを事務所のスタッフさんとも話し合って、2016年も2.5次元舞台を中心にお仕事をさせてもらえるようになって。ようやく自分のやりたいことが定まってきた感じです」
山田「やっと、やりたいことがやれるようになったんだね。前ちゃん、昔よく家で話してたもんね。それを『今やれてる』って自分で言えてるって、良かったなって思う」
前山「オーディションから振り返って5年、自分なりにいろいろ試行錯誤してやってきて、ようやく固まってきた時期なのかなって思います」
山田裕貴×前山剛久
――山田くんはどうですか?
山田「僕も一つ一つの作品が転機だと思っていますが、やっぱり『ストロボ・エッジ』ですね。廣木隆一監督は、僕のお芝居をアップデートしてくれたというような感覚で、マネージャーさんにも『あそこからお芝居を安心して観られるようになった』って言われるようになった。それまでは、どうしても頭で考えて芝居をすることが多かったけど、思うがままに動くとか、台本に書いてなくても役として言いたくなったら言うとか、自分中から生まれたもので芝居を作る楽しさを覚えたんです。自分の中にある感情や感覚を突き詰めて増幅させて、自分から生まれものを出すという感覚を、どの芝居でもやっていけば嘘がない。そういうことが段々とやれるようになってきてるんじゃないかなって思います。だから、最近は、役になっているときだけ楽しいんです。プライベートの自分でいるとき、何が楽しいかわかんないくらい」
前山「え?マジで!?」
山田「前ちゃんとか、気が合う人とご飯行くのとかは、普通に楽しいよ!」
前山「良かった。それすらも楽しくないのかと思ったわ(笑)」
山田「一人になったとき、すごく自分がつまらなくなるっていうか、“あ〜現場に居たい。役やっていたい”って思う。それぐらい仕事に打ち込めてるってことかなと」
山田裕貴×前山剛久
――では、お二人のお仕事についてもお聞きしたいのですが、まずは山田くんのWOWOWドラマ『荒地の恋』。大人の恋愛ストーリーということですが。
山田「すごく質の高いドラマで、出ている俳優さんもすごいんです。監督さんが、水曜ミステリー9『検事 沢木正夫2 公訴取消し』(2014年)のときの方だったんですが、『良かったから、今回呼んだんだよ』って言ってくださって、出演が決まったんです。70年代から80年代の詩人家さんたちの大人の恋愛が混ざり合うドラマで、ぼくは豊川悦司さん演じる、詩人・北沢太郎の詩人仲間の息子で、北沢さんに憧れて友人のように一緒にいるような役柄です」
――豊川さんや鈴木京香さんなど、ベテランの俳優陣に混じってのお芝居はどうでした?
山田「思ったより緊張しなかったです。でも、緊張感はすごいあったっていう感覚。監督さんから『動きたいように動いて』って言ってくださったので、いろいろやらせてもらって。お芝居も豊川さんとのシーンが多くて、すごく楽しかったです」
――前山くんは、2月から舞台『ハンサム落語第七幕』に出演しますね。
前山「組み合わせもいろいろなんですが、他の俳優さんと二人一組で落語をやります。台本もまだなのでわからないですけど、きっと組む人によって変わるんだろうなって。衣装やメイクも派手で、ビジュアル撮影のときにびっくりしました。でも、あんな風な花魁ちっくな感じの服装してみたいなって思っていたので、嬉しかったです。過去の作品とか見させてもらったら、けっこう肩を出したりして、ギリギリのところまで、はだけたりしてるんですよ」
山田「出しちゃだめなの?」
前山「そこはハンサムに収めないとね。出しちゃうとエロ落語になっちゃうから(笑)」
山田裕貴×前山剛久
――では最後に、2015年を振り返りつつ、2016年への抱負をお願いします!
前山「2015年は、音楽劇『金色のコルダBlue♪Sky First Stage』があって、Dステも『GARANTIDO』と『夕陽伝』の2本やって、すごく経験になったし、自分にとっては転機の年だった。いろいろな作品に触れ合って、仕事に対して姿勢が一番変わった年かもしれないです。2016年は、自分のやりたいこともやれるので、ブラッシュアップしていきたい。たくさんの人に愛される人になれればいいなって思います」
山田「2015年は、やっぱり『ストロボ・エッジ』が大きかったけど、その分、足踏み感もすごく感じていて。たとえば、ドラマ『HiGH&LOW』を観た方が、“あの人って、安堂やってた人?”とか、“知らなかったけど、カッコイイ”とかって言われたりする。僕自身、カメレオン俳優みたいになりたいから、それを狙ってやっているし、そう言われるのは役者冥利につきるんだけど、“初めて知った”っていう悔しさがあって、まだまだだな〜って思う。風貌とかじゃなくて、ハートのある芝居でどうにかもっとお客さんを掴めたらなって思うんです。“観て欲しい”というよりは、“振り向かせたい”。そのためには、自分の芝居をもっと磨かなきゃいけないし、人間的な部分で内面を深く広くしていきたいと思います」
――ちなみに、2016年にプライベートで挑戦したいことは?
山田「沖縄行きたい!」
前山「どこか海外に行きたいな〜」
山田「あ、でも、2016年はめっちゃいいゲームのタイトルいっぱい発売されるんだよ!」
前山「マジで!? 俺たち一時期やってた、アホみたいにゲームに集中するやつ、またやりたくない?」
山田「本当に朝から晩まで、何も考えずにやってたもんね。寝て起きたときに、ゲームの世界にいるのか現実世界なのかわかんなかったくらい(笑)」
前山「めっちゃ楽しかったな〜。もし1週間オフがあったら、海外旅行とかじゃなくて、それがやりたいかも(笑)」
山田裕貴 山田裕貴
やまだ・ゆうき
1990年9月18日生まれ、愛知県出身。『女くどき飯 Season2』第2話(MBS 1月24日放送 深夜0:50〜/TBS 1月26日 深夜1:11〜)に出演。2016年夏公開予定の映画『ふきげんな過去』に出演。
前山剛久 前山剛久
まえやま・たかひさ
1991年2月7日生まれ、大阪府出身。『美男高校地球防衛部LOVE!活劇!』(3/10〜13Zeppブルーシアター六本木)、ミュージカル「ふしぎ遊戯〜朱ノ章〜」(4/8〜4/17あうるすぽっと)に出演。さらに、5月〜6月の演劇集団キャラメルボックスのスプリングツアーにも出演が決まっている。
山田裕貴&前山剛久からの応援メッセージ
山田くん出演!
土曜オリジナルドラマ 連続ドラマW『荒地の恋』
1月9日スタート 毎週土曜 よる10:00〜(全5話)
原作・ねじめ正一×主演・豊川悦司で贈る、大人のラブストーリー。舞台は1970年代後半から80年代。戦前、戦中を生き抜いた世代が50代に入り、「残された時間をどのように生き、どのように死ねばよいのか」自問していた時代。「納得する人生」とはどういうものなのかを真摯に見つめ、もがきながら生きるひとりの詩人が主人公。53歳の男が許されざる恋に落ちたとき、詩人として、ひとりの人間として、情熱と「言葉」を取り戻してゆく。
前山くん出演!
舞台『ハンサム落語 第七幕』
東京公演:2月5日(金)〜14日(日)赤坂REDシアター
大阪公演:2月19日(金)〜21日(日)テイジンホール
東京凱旋公演:2月24日(水)〜28日(日)CBGKシブゲキ!!
【出演】磯貝龍虎、加藤良輔、碕 理人、土屋シオン、西山丈也、林 明寛、平野 良、前山剛久、宮下雄也(五十音順)
日本の話芸である「落語」を、2人のイケメン俳優が会話形式で展開する人気シリーズ作の第7弾。今回の演目は『千両みかん』『看板のピン』『お直し』『笠と赤い風車』(演目の順番は未定)。キャストの組み合わせにより、同じ演目でも異なる魅力が生まれるというのも見どころの一つ。さらに、俳優たちが艶やかな着物を着崩した、男性版の“花魁”をイメージさせるような衣装を身にまとい舞台を彩る。


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